【試合後コメント】霜田 正浩監督 第8節 富山戦 ※無料配信

――まずは試合の総括をお願いします。

大勢のサポーターが来てくれて、ホームのような雰囲気を作ってくれたのに、その中で結果を出せなかったことに関しては本当に悔しい思いをしています。まだまだ我々はうまくなる、強くなる途中だと思い知らされたゲームです。やりたいことがなかなかうまくいかない。風やピッチコンディションなどはありますが、それを言い訳にしないで勝ち点3を取るためにどうするかをもう少し突き詰めないといけないと思います。次はまたホームに帰ってできるので、中3日ですが、サポーターにしっかりと勝ち点3を届けたいと思っています。

――失点するまではチャンスを作っていましたが、そこから失点して暗転しました。失点するまでと失点してからの展開は、どう見ていましたか?

非常にプレッシャーもかかって、相手陣地でサッカーができて、相手にシュートを打たせませんでした。1失点目は我々がやろうとしているピルドアップが後ろ向きになって、そこにプレッシャーをかけられて拾われてのシュートでした。自分たちの自滅で失点をしてしまうとなかなか難しいと思っています。それをきっちりはがせるようになるにはまだまだ技術が足りないし、割り切って思い切り蹴るところにはまだまだ勝負強さが足りない。両方足りなかったと思います。

2失点目のPKは痛かったですが、ああいうシチュエーションもこれからはきっとあると思います。これまでは2点取られても3点取るチームを作ってきましたが、きょうは相手のやり方もはっきりしていました。3失点目は余計でしたが、まだまだ足りなかったと思います。

――直近3試合もそうですが、練習試合も含めて失点が重なっています。そこの課題がクリアされなかったのがきょうの失点の要因なのか、それともまた違った理由の失点だと捉えているのでしょうか?

全く違います。相手がうまかったから失点したのは仕方ないですが、自分たちのミスから相手にチャンスを作ってしまいました。ゴールをプレゼントしてしまったという1失点、2失点目でした。そこでゲームが壊れかけましたが、後半も相手陣地に押し込んでも、最後のクオリティがまだまだ足りない。クロスにしても、最後のラストプレーにしても、相手の守備をこじ開けるクオリティがまだまだ足りないので、もう一回やらないといけないと思っています。

――後半の早い時間に1点を返すというイメージがあったと思います。クオリティが足りないというのはもちろんあると思いますが、今後はどのように改善していきたいですか?

富山さんは球際でしっかりと戦ってきて、聞いていた通り非常に強度の高い守備をやってきました。それをはがすための仕組みや強度、クオリティをもっと持たないといけないと思っています。もちろんこれが0-0であれば、もう少しお互いにイーブンな試合になったでしょうけれど、先に1点、2点と取られてしまったので、守ってからカウンターの富山さんと、それをこじ開けられないでカウンターを受ける松本…という状況になってしまいました。なんとかそれを打開したかったですが、きょうは打開できませんでした。