【試合後コメント】第37節 琉球戦 ※無料配信
高橋 祥平（DF）
――バイタルエリアに差されるシーンもありながら、3バックが連動して守っていました。
琉球はすごくうまくて、立ち位置を取られていました。自分の後ろにいたし、宮部とかノノ（野々村）の内側にもいたし、すごく取りづらいポジションでした。どうやったらハマるかと考えていましたけど、出どころに潰しに行くというのがありました。みんなとも試合中に話しましたけど、90分間どこか見つからなくて、だからこそ出どころに行くしかないと決めてやっていました。
後半の入りはすごくよくなかったです。チームとして10分間は持たれないようにしようと思っていましたけど、相手にずっと持たれていました。自分たちが潰しきれていなかったし、誰が行くのかも分かっていなかったですけど、途中からみんなで話し合った結果、「出どころ」というところでまとまったのがよかったかなと思います。
――3トップを押し出すという選択肢もあったのでしょうか？
押し出せないです。ボランチが間にもいるし、縦にもいるし、横にもいます。中盤で4対2を作られているようなものでした。じゃあブロックを組んだからといってどうするかというところだし、どこかで行かないとズルズルと下がってしまいます。そこはよくない部分なので、改善できたらと思います。
――このサッカーで最後までやり抜くことで見えてくるものもあるのでしょうか？
相手もあることだし、自分たちのサッカーもあることなので、練習でどんどん自分たちが自信をつけていけば、自分たちのサッカーもできると思います。相手に合わせるサッカーだけではないので、この1週間でまた沼津に対して、自分たちのサッカーをどれだけ出せるかをやっていけたらと思います。
安藤 翼（FW）
――4連勝を達成しましたが、試合を振り返っていかがですか？
とにかく結果を求めて試合に入った中で、厳しい試合になりましたが、ホームで勝点3を取れたことが一番大きかったと思います。
4連勝は後からついてきたものであって、一戦一戦みんなが戦ってきた結果が反映される形となったと思います。
うれしいことですけど、プレーオフに向けてまだ次の試合もあるので、気を引き締めてまたやっていきたいと思います。
――先制点となったゴールについて振り返ってください。
まだ映像を見ていなくて、あまり覚えていないのですが、（大内）一生からボールが来て迷わず振り抜いたシュートでした。本当にギリギリだったんですが、サポーターの雰囲気だったり（サンプロ）アルウィンの雰囲気がゴールまで持っていってくれたのではないかと思っています。
――攻守の切り替えがスピーディーでしたが、チームとして意識されたことはありますか？
まずは琉球さんがしっかりとビルドアップをしてきて技術のある選手が多い中で、自分たちはしっかりブロックを敷きながら奪ってカウンターというところは狙っていました。2点とも、特に2点目はそれが出たと思います。
――リーグ戦最終節に向けての意気込みをお聞かせください。
FWとしては常に目の前の試合で得点を取ることが役割で、自分が点を取ることが勝点3に大きく関わってくると思います。今日はもっと決めるチャンスがあったので、そういう部分にもっとこだわってやっていきたいと思います。
最終節に限らずですが、ホームのアルウィンで作られるこの雰囲気は、僕らにとってもありがたいことですし、ここで戦えることは幸せなことだと思っています。サポーターのためにも勝利が必要で、自分のゴールでそれが形になったことが一番うれしいです。
佐相 壱明（DF）
――前節・岩手戦に続いて、ご自身の良さが体現できていたように思います。
ボールを持ってもっと仕掛けるシーンを作れればよかったですけど、相手が持つシーンが長くて、守備の面が求められるところでハードワークできていました。何回か裏を取られるシーンもあったので、そこは次の課題だと思います。
――背後への抜け出しや対人の強さなど、攻守に気迫が出ていました。
ウイングバックが走るポジションというのは、自分の中でも理解しています。まずベースにあるのは走ることで、それは自分の特長でもあるので、対面する選手に負けないことを意識して戦った結果です。もっと改善するところはありますけど、今日は勝ててよかったです。
――残り1試合という状況ですが、チームとしてやるべきことを徹底できるようになったのではないでしょうか？
5枚にしてはっきりしたというのがあると思います。（高橋）祥平くんとか（山本）康裕くんとかベテランも中で声をかけてくれて、締めてくれます。そこが大きいと思います。
浮き足立つことはないし、昇格争いできているのは幸せなことです。去年は相模原を満了になって行くところがなかった中で、ここで昇格争いができています。この上ない幸せなので、自分がやることを全力でやるだけだと思います。
――ホームで聴く個人チャントはいかがでしたか？
かっこいいですね。気に入っているし、上がります（笑）。みんなからも好評でうらやましがられるので、鼻が高いです。
村越 凱光（MF）
――4連勝となりましたが、振り返っての手応えはいかがですか？
連勝は結果であって、僕たちは本当に一つ一つが決勝という気持ちでしかやっていないので、その結果が4連勝につながっているのではないかと感じます。
琉球さんも（J2昇格）プレーオフの可能性がない中で、どうやってくるかは分からない状況でした。でも僕たちも前節同様、やってきたことは変わらずホームで迎え撃つだけ。いつもと変わらず守備から入ってカウンターで仕留める…という僕たちの良さが出た試合でした。
今日の勝点3は、明日試合をする相手も昨日勝ったFC大阪さんを含め、プレッシャーをかけられたのではないかと思います。
――2点目は奪って繋いで流し込む形でしたが、ファーストタッチからの意識は？
（安藤）翼くんにボールが入った時点で、僕にボールが来るだろうと思っていました。そういうシーンは普段の練習からずっと繰り返しやってきたこと。あそこに僕が走ることを翼くんは分かっていたと思いますし、流してくれるだろうというのも分かっていました。ファーストタッチは少し難しかったですけど、自分が一生懸命やってきたことを信じてしっかり止められたので、あとは流し込むだけでした。
――ボールを奪うまでのプレスが効いていたのではないでしょうか？
プレッシングのタイミングだったり、行くところ行かないところのタイミング。僕たちがずっとやってきたことが本当に、今日この試合で全て出せたと思います。PKもありましたけど、それ以外は最終ラインもしっかりやれましたし、前からプレッシングをしっかり仕掛けられたのではないかと思います。
