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【キャンプレポート】コンパクト&アグレッシブ サイド攻略を確認 ※一部無料
第2次鹿児島キャンプ第3日は5日、鹿児島県立鴨池補助競技場で午後練習を行った。午前中は降雪によるピッチコンディションを考慮して屋内での練習にとどめたが、雪かきをした午後はグラウンドに出てみっちりトレーニング。本来なら2部練習の予定が変更を余儀なくされたため、午後はその分だけ高強度の90分間となった。
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午後。雪は止んだものの、寒気が流れ込んで不安定な天候は相変わらずだった。それでもピッチは午前中にスタッフなど総出で雪かきに汗を流したため、全面に鮮やかな緑色の天然芝が戻った。ようやく本格的なトレーニング。コンディション調整のフェーズはまだ早い。
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この日の練習は攻撃におけるアタッキングサード、とりわけサイドの崩しにフォーカス。人数をかけてコンパクトなフィールドで相手より1人多い数的優位のシチュエーションを生み出す。徐々にフィールドを広くして人数を増やし、3段階目の最終セッションでは11対11で8分間×2回を行った。
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強調されたのは「パス&ゴー」の意識。早川監督からは「出したら動く、そのスペースを後ろが使う」と指示が飛ぶ。間断なく裏を取り、ボールが出てこなければすぐに戻って動き直す。アグレッシブなラインブレイクの一端が垣間見えた。
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そして最後はランメニューも。フルピッチ105mの往復とプラスアルファを45秒で出し切るハイスピードの設定とし、やり終えた選手たちは次々とピッチに倒れ込んでいた。
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早川監督と選手2人(浅川、樋口)のコメントをお届けする。
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早川 知伸監督
――午前中は思うようにトレーニングができませんでしたが、そのぶん午後に詰め込んだようなイメージでしょうか?
イメージ通りというか、ある程度の強度もテンポも分量もできたと思っています。スタッフが午前中に雪かきをしてくれたおかげで、午後はグラウンドでできてよかったです。
半面だけでも空けてくれれば…と思っていましたけど、スタッフが手際良くやってくれて全面使えることになったので、「だったらもっとやっちゃおう」と(笑)。ゲームの幅を伸ばしてやれたのはよかったです。
――サイドの崩しにも着手しましたが、人数をかけてコンパクトに攻めていく印象です。
最低でも4人はかけられるはずなので、4対4で崩していけます。ただ、本当に崩すのはサイドではなくて、いかにペナルティエリアに入っていくか。4対3だったら崩せる構造ではあると思います。局面での優位を持ちながら、最終的にはペナルティエリアに入っていくというところになります。
――パス&ゴーや動き直しも含めて、シームレスな攻撃を意識されているようにも思います。
そこがないと成立しないものです。いままでは「出して、止まって、終わって…」となっていたところで、「そうじゃない」というのは常に感じていたところです。そこは必然的に切り替えにも繋がると思うので、選手たちも意識してやってくれたのでよかったです。