【試合後コメント】第2節 沼津戦 ※無料配信

高橋 祥平(DF)

――チームとしては前半から狙ってきた形は出せたと思いますが、1-1という結果と内容の受け止めはどうですか?

まず結果がよくなかったことはサポーターに申し訳ない気持ちはあります。でも自分たちがやろうとしたサッカーに間違いはなかったと思います。先制点を取れて、あとは自分たちがどれだけ我慢できるか、どれだけ準備できるかです。

(失点シーンは)予測もできるようなものではありませんが、それ以上に俺とかがいい準備をしなければいけないと思うし、引っ張っていく中ではああいうところは失点させてはいけないと思います。

――得点したあと、後ろから見て守備の難しさや抱えている問題を感じるところはありましたか?

守備的にはそんなに崩れることもなくやれた部分はありましたが、結果として1失点してしまっているのは何かが悪いことであって、そこに関して自分たちがもっと突き詰めなければいけないので、来週から改善できればと思います。

――アウェイが続きますが、改めてどんな準備をしていきたいですか?

次は本当に勝つ気でいるし、毎週そうですが、一試合一試合勝っていければ最後の最後で喜べると思います。


菊井 悠介(MF)

――1-1の引き分けに終わりました。結果をどう受け止めていますか?

悔しいです。勝点3が取れるゲームだったと思います。

――アウェイに多くのサポーターが駆けつけましたが、声援をどのように聴いていましたか?

感極まるものもありました。僕が最初に思ったのは、去年ああいう終わり方をして、「どれくらいの人がまた応援してくれるんだろう」という不安も正直ありました。

去年の最終節以上の声援をくれたことが本当にうれしかったし、またこの人たちのために1年間頑張りたいと思えました。

そこは試合前に円陣でみんなにも話したし、「これが当たり前じゃない」というのも自分が伝える役目だと思います。

特に若い選手にもそう感じ取ってもらって、感謝をピッチで表現できればと思っていました。結果が出なかったのは悔しいです。

――キャンプから積み上げてきた攻守の切り替えは、随所に光っていました。

キャンプでやってきたことは出せたところが多かったと思います。相手はほぼチャンスがなかったけれど、相手よりも多かったチャンスを決め切れなかった。そういうところが課題として出たと思います。

――前半は特に多くのチャンスを作れていました。今後はどのように改善していきたいですか?

押し込んでいただけに、もう少し相手のペナルティエリアの前でプレーできれば、相手も少し怖かったかなというところはあります。

サイドに逃げがちになっていた部分もあるし、クロスを上げられるタイミングで上げずに崩しにいく場面もありました。

もう少しシンプルにゴール前にボールを送ることはチームとして共有したいです。最後のクオリティは一番大事になってくると思うので、そこはまたみんなでやっていきたいです。

――開幕戦特有の難しさも感じましたか?

いろんな現象が起きるかなと思っていた中で、本当にその通りでした。すごく難しいゲームになりましたけど、特にゲームがバタバタしたときはみんなで声をかけ合って、後ろに重くならないようにはできたと思います。リードしてからの戦い方はもう少しチームとして改善したいです。

――失点シーンは一瞬の隙を突かれた形でした。

僕は守備の選手ではないのでわかりませんが、相手もパスではないと思います。アンラッキーなクリアがあそこにこぼれてしまう中で、相手のFWの選手はそれに準備して走っていて、うちのディフェンスラインの選手は準備できていなかったと思います。

そこは隙と捉えることもできるし、最低限の準備をしないといけないと思います。ただ難しい失点だと思うので、アンラッキーかなとは思います。

――開幕戦を踏まえて、次節への意気込みを聞かせてください。

間違いなく自分たちのゲームだったと思うし、やりたいことは確実にできていました。これを勝点3にどう変えていくかで、やっぱり失点をゼロに抑えないといけないし、複数得点を取らないといけない。

結局サッカーは(ペナルティ)ボックスの中が勝負の世界なので、その精度を攻守に上げていければいいです。攻守において切り替えはすごくできていたと思うので、そこのクオリティにこだわってまた準備したいと思います。


佐相 壱明(DF)

――できることはしっかりやれたかと思いますが、振り返っていかがですか?

背後とか走力が僕の持ち味ですし、そこが求められていたと思うので、そこだけはやろうという気持ちで入りました。

――サイドハーフの守備のところ、コースの切り方やタイミングを考えてやっていた印象です。

前半の途中までうまくハマらなくて、(小川)大貴くんともしゃべって相手の右側に持っていこうとして、(コースの)切り方を変えた時に、相手は蹴るしかない状態に追い込めた部分もありました。そこはよかったです。

後半はどうしても出られないシーンがあって、そこで出られないと蹴られちゃって相手が前掛かりになって攻めてくるシーンもありました。

もっと試合前から相手がどう持ってくるのか、どうはめたら相手がやりづらいのかを分析して最初からできていれば違ったと思います。

――得点シーンは村越選手にマイナスのクロスを入れました。

大貴くんがスローインからいいボールをくれて、(村越)凱光しか見えなかったですけど、凱光が決めてくれて助かりました。

――これからまたチーム内競争が始まってきます。

若い選手も多いですし、みんなエネルギッシュでライバルも多いです。

そこに負けず自分の強みは何かを自分の中で整理しながら、できることを増やして、もっと得点に関わっていけたらいいと思います。


村越 凱光(MF)

――1-1の引き分けに終わりましたが、どのように捉えていますか?

負けに等しい勝点1だと思います。

――チーム第1号となる先制点を決めました。得点シーンを振り返ってください。

デザインしていたわけではないですが、スローインからのリスタートで、右サイドの2人に反応できて、うまく合わせられました。感覚とノリで打ったら枠に飛んだのでよかったです。

――得点後はゴール裏に真っ先に走っていきました。

たくさん来てくれたサポーターの皆さんの前で、貴重な今季初得点を決めることができて、うれしい感情が爆発しました。タータンを越えて走って行っちゃいました。

室内アップ場から(声援が)聞こえるだけで鳥肌が立ちましたし、最初の挨拶をする時に「今年も一年が始まったんだな」と実感しました。

皆さんの期待に応えるために、次は勝点3を取って松本に帰ってきたいです。

――次節もアウェイが続きます。意気込みを聞かせてください。

今回は負けに等しい勝点1なので、次は皆さんに納得してもらえるような試合内容、試合結果を示して松本に帰りたいと思います。