
【試合後コメント】第4節 宮崎戦 ※無料配信

大内 一生(GK)
――後半は相手に押し込まれて肝を冷やすシーンもありましたが、プレー全体を振り返っていかがですか?
この間の試合と比べると何かを大きく改善できたかと言われるとそうじゃなかったと思います。
このチームの堅さだったりとか、粘り強さが問われてる時期なのかもしれません。
2018年にJ2優勝した時も、開幕から6戦勝ちなしだったと聞いています。まだ順位どうこうを気にする時期ではないと思います。
キツい状況なりに最低限の勝点を積むのは大事で、粘り強くやれたとは思いますが、自分たちが目指しているのは勝点3。まだまだやらなければいけないことがたくさんあると思います。
――自分自身にフォーカスすると、最後のところで止めたシーンもありました。
今どうしてもいろいろな原因でこういう戦いになっているからこそ、自分が最後にチームを救うのは絶対に大事。こういう時期はこうやってチームを救えればいいと思います。
僕だけじゃなくてもみんなが多分「疲れている、うまくいってない」というのはもうわかっている中でプレーしていて、それでも粘り強くみんながやってくれたのでゼロで抑えることができました。
――間延びしたり、変な所でスペースを与えて前を向かれたりするところが、前節よりは少なく最後まで統一感を持ってやれたところは一つ言えるのかなと思います。
パス2本でゴールまで来られるようなシーンはこの間に比べると少なかったと思いますが、クロスの跳ね返りからラインを上げ切れないで相手が先にセカンドボールを拾って何回も放り込まれたりとか、なかなか後半は前に出ていけなかったと思います。
今の自分が考える改善点として、マイボールの時間をもう少し増やさないと。疲れている状況の中でずっと守備になるとそれはもっと疲れるわけで、自分たちの技術の部分なのか、立ち位置なのか。マイボールの時間を増やしていかないとこういう展開になってしまうと思います。

菊井 悠介(MF)
――難しい時間が多い試合でしたが、90分を振り返っていかがですか?
前半は自分たちがボールを持てる時間が多かったので、そこでもう少しうまく前進できて、相手の(ペナルティ)ボックス内に入っていければよかったと思います。
後半は逆に自分たちがなかなか入っていけなかったし、ボールを持てなかったです。相手に持たれて、そこから奪ってというところで、なかなか自分たちが意図した奪い方もできませんでした。
「結局何がやりたいの?」というところで、どういうプレーでゴールを奪っていくのか、どういう戦術で守っていくのか。
ピッチの中でなるべくコミュニケーションを取って、選手間でというのはありますが、なかなか難しい時間帯もあります。
そういうときに交代で入った選手だったり、3バックになったときにどうやってしていくかをハッキリさせないといけないと思いました。
――特に攻撃でバイタルエリアに入っていく中で、そこからどう攻め込むかが難しいようにも思います。
サイドでの攻撃というのは、突破するにしてもクロスを上げるにしても、もう少しクオリティは必要になってくると思います。
クロスのときに中の人数がどうかとか、入り方がどうかというところもチームとして修正しないといけないです。
シンプルにクロスを上げていくのか、サイドを攻略していくのかというところも、監督はその場の状況に応じて中でアイデアを出すことを求めていると思います。
そこは一人一人が相手を見てやらないといけないし、そういうところがまだまだ自分たちは足りないです。決して強いFWがいるわけではないし、アバウトなボールを入れてもなかなか難しいので、ゴール前でのクオリティはもう少し必要になってくると思います。
――前半には左サイドからカットインして、相手GKの逆を突いて左隅を狙ったシュートの形がありました。
あれを増やしていくこともそうだし、僕はあれを決めないといけない。そこがクオリティだと思います。
――ホーム開幕戦が信州ダービーとなりますが、意気込みはいかがですか?
絶対に負けられないし、引き分けはほぼ負けだと思っています。
勝ちに行かないといけないし、内容よりも結果が38試合の中で一番求められるゲームだと思います。
もちろんホーム開幕戦だったり、ダービーだったりということもありますが、それ以上にまだ勝てていないです。
初勝利をチーム全員で目指してやっていくことが一番大事だと思います。

杉田 隼(DF)
――加入後初先発となりました。心境と振り返りはどうですか?
クリーンシートで終われたのは自分の中でもいい部分かとは思います。もう少し攻撃の起点になるボールは出していきたいと思いました。
――相手の大きな1トップにやらせないタスクがあったと思いますが、そこに対する達成度はいかがですか?
自由にさせないところが一番だったので、そこはできたかなと思いますが、自分が競った次とかミヤくん(宮部)が競った次というところはもう少しカバーリングできたかなというのはあります。
――前半はビルドアップも含めて安定していましたが、後半はチームとしてうまくいかなくなってしまったと思います。どんな部分が難しかったですか?
入りの部分で少し面食らったところがありました。前は前に行きたい、バックは背後が怖いから少し下がってしまう。もう少しコンパクトにできていれば後半の入りももう少しスムーズに入れたというのが一つの反省点です。
あとはもう少し怖がらずにボールをもらって自分のところから進入できたら…というところです。後半はそれがあまりなかったので、怖がらずにどんどんやっていけたらもう少しチームも安定したと思います。
――まずスタメンを勝ち取りました。次への意欲はいかがですか。
今日は最低限の勝点1とクリーンシートというのはものにできましたが、引き分けでOKだとも言っていられません。プラス3を自分たちは毎週目標にしていますし、そこを持ってこないといけないと思います。
(来週は)信州ダービーですが、ダービーは気合が入ると思うので、サポーターに早く初勝利を見せられればと思います。
――横浜FC出身ですが、「ダービーマッチ」に対する思いはありますか?
ユースのダービーしか出たことはないので、自分が試合に関わるとなると初めてなので興奮しますが、そんなに興奮しすぎずに自分のプレーができればと思います。

國分 龍司(MF)
――率直に試合を振り返っていかがですか?
チームとしてチャンスらしいチャンスがなかったと思います。
そこは自分も含めて、前の選手がもっと怖い選手になっていかないと、点を取れるシーンは作れないです。もっとチャンスを作る回数が増えればと思います。
――後半は押し込まれる時間が増えました。その要因はどう考えていますか?
距離が遠かったというのがいちばんの理由だと思います。距離が遠いから裏返したりというのもあまりなかったので、割り切ってもよかったのかなと思います。
その意思疎通というのをしっかりしていければ、同じ絵を描けるのではないかと思います。
――単純にコンディションの部分も影響していたのでしょうか?
それもあるとは思いますけど、疲労とかは言い訳なので。繋がって合わせてやっていかないと、ボールを回すと言っている以上は良くなっていかないです。
――勝点1を持ち帰れることについては、どう受け止めていますか?
なんとか1点取りたかったところですけど、前に行く回数も少なかったです。自分がもっと起点になって前に進められればよかったですが、それができる回数も少なかったです。そこは振り返って次に向けてやっていきたいと思います。