【試合後コメント】天皇杯1回戦 FC大阪戦 ※無料配信

菊井 悠介(MF)

――延長戦の末に勝利しました。試合の感想をお願いします。

県選手権決勝を戦ったメンバーが試合に多く絡んだ中で、自分は途中から出る立場になって、今まで戦ってくれたメンバーのためにも結果を出したいと思っていました。120分で決着をつけられたのはよかったと思います。

――今月のリーグ戦で敗れた相手でしたが、どんなことを意識していましたか?

相手はあまりターンオーバーせずにやってきた中で、対策通りというか、ロングボールに対してしっかりセカンドボールを拾うというところ。

ビルドアップでは(アウェイだと)ピッチ状態が悪くて、なかなか自分たちが思うようなサッカーができなかったですけど、今日は(サンプロ)アルウィンで自信を持ってやろうと話していました。

うまく広げられた場面もありましたけど、なかなか堅いゲームになってしまいました。その中で我慢強く最小失点に抑えたところで、勝機が出てきたと思います。

――延長戦でご自身の決勝点が生まれました。

チームとしてあれは狙っていたし、蹴る前にGKのポジションを見て、結構前に出ているイメージでした。

ファーに蹴って直接入るか誰か触ってくれればと思っていて、蹴った瞬間に98%くらい「入った」と思いました。

――2回戦ではJ1の清水と対戦します。チャレンジする気持ちでいきますか?

ドレッシングルームでみんなが「甲府のように優勝を目指す」ということを口にしていました。

キャプテンとしてみんなのことが頼もしいし、リーグ戦も含めて勝っていければチームとして良い競争が生まれます。優勝を目指して頑張りたいと思います。


ルーカス バルガス(FW)

――ご自身としてはゴールを取りたかった試合だったと思います。

すごく取りたかったです。もう早く1点目を決めたいです。

もちろんゴールは決めたいですけど、チームが勝つことが一番大事です。チームが勝てればなんでもいいと今は思っています。

――攻守においてハードワークを欠かさず、チームの狙いを理解しながらプレーできているように見えます。

キープするとか戦うところとか、そういうベースの部分はミーティングで監督からもいつも言われています。

試合ごとに成長できているし、そこはすごくプラスだと思います。少しずつ日本のサッカー、チームのサッカーに慣れてきています。


村越 凱光(MF)

――まず3年ぶりの天皇杯、1回戦を突破しました。

リーグ戦ではFC大阪さんに負けていたので、それがこの(サンプロ)アルウィンの地で勝てたことはチームとしてすごくよかったと思います。

もちろん絶対負けたくないという気持ちはありますし、ミーティングの中で「これだけサポーターが来てくれて、絶対に負けて帰らせてはいけない」とチームで話した中でのゲームだったので、勝ててよかったと思います。

――先制点は自身のゴールでした。あの瞬間はいかがですか?

練習で常日頃から練習している形でした。前を向けた瞬間にゴールまでの道筋が見えて、そこに力強く振り切りました。気持ちのこもったシュートで、自分が思ったところに蹴れてよかったと思います。

――今日は120分、若い力も躍動したと思います。ピッチの中で感じたものはいかがでしたか?

スタメンもそうですし、途中から入ってきた若い選手を含め、「今日勝つんだぞ」という強い意志を全員が持ったと思うので、引き続きこの気持ちをリーグ戦にも繋げればいいと思います。

――今日はピッチの中で役割がはっきりしていたように感じました。コミュニケーションはいかがでしたか?

全員で守って全員で攻撃するという当たり前のことですが、その当たり前のことを全員ができたことが今日の勝利に繋がったと思います。

――次はJ1清水への挑戦権を獲得しました。

練習試合でボコボコにされたので、その借りを返せるチャンスだと思っています。またリーグ戦もありますが、準備して全員で勝ちに行きたいと思います。


チアゴ サンタナ(DF)

――今日の試合を終えてみてどうでしたか?

すごくいいプレーもできましたし結果も良かったですし、本当に努力した甲斐がありました。

集中していました。FC大阪にはリーグ戦で負けていたので、「何としてでも借りを返さないといけない」という気持ちでした。

僕だけはなくて、全選手が集中して「絶対にやり返してやる」という気持ちで臨んだ試合だったと思います。

――出場機会も限られる中で大事なチャンスだったと思います。こういう機会をどのように生かしていきたいですか?

(ポジションを)つかみ取らないといけないので、コンディションも含めて5分でも1分でも試合で全力を出すことをベースとしてやっていかないといけないと思います。それを意識しながら一個一個勝ち取っていきたいと思います。

――若手のセンターバック陣が活躍しています。チームメイトとしてはすごく心強いかなと思いますし、ライバルとしては手強いなと思いますが、どう見ていますか?

良い競争です。そういう競争があるとチームが強くなる一方なので、全くネガティブに捉えてはいないです。

――チアゴ選手への声援も大きかったと思いますが、どう感じていましたか?

自分が常に100%を意識していますが、どうしても試合で良いことだったり悪いことだったりがあります。

そういった顔が下がってしまうタイミングで自分のチャントを聞くとやっぱりモチベーションも上がりますし、身体も動くので感謝しかありません。