
【試合後コメント】第15節 福島戦 ※無料配信

馬渡 和彰(DF)
――復帰戦となりました。振り返っていかがですか?
多分8カ月ぐらい離れていたので「やっと帰って来られたな」と思います。
苦しい長い時間でしたけど、いろんな人に支えられてここまで来られたので、この場を借りてリハビリとかいろんな面で僕のサポートをしていただいていた方に感謝を伝えたいと思います。ありがとうございました。
僕がピッチに入る時は相手が4バックから5バックに変わっていたので、相手のウイングバックをどうにかして自分が上がっていくかを考えながらでした。
ただ投入された時間もラスト10分ぐらいだったので、まずは雰囲気も含めて、繋ぐ、前進していくというよりはとにかく「前へ前へ」という感じでポジションもばらばらだったので、ちょっと難しいなと思っていました。
10分あれば1〜2本ビッグチャンスが作れると思っていましたし、10分でガチャガチャ攻めるよりは、僕たちは1本2本を大事に決定機を作れたら良かったなと思っています。
――ピッチに立った時にチャントが流れました。
浦和(レッズ)から山雅に移籍する時に、「一緒に這い上がりましょう」というところでやってきて、昨年からケガでなかなかチームに貢献ができずメンタル的に難しい状況の時もありました。
それでもいろんな方面から温かい言葉とか、「応援している」という言葉とかいただいていて、いざピッチに立って、(試合終了後に)周っている時も言葉があって本当にうれしかったです。
今日は負けてしまいましたけど、残りの試合はもっと長くピッチに立って、チームの勝利に貢献し続けたいと強く思います。
やっぱり違いを見せたいです。膝のケガで離れていましたけど、膝が痛くなければ全然できると思っているし、違いを生み出せるいう自信もあります。
ゲームを落ち着かせたり、クロスだったりCKだったりという一発があるので、そういうところをもっとチームに出していけたら良いなと思っています。

菊井 悠介(MF)
――今季初の連敗となりました。試合を終えていかがですか?
自分たちのゲームだったと思うので、勝点3を取らないといけなかったと思います。勝点1も取れずに終わってしまったのは、自分たちの弱さが出たと思います。
――今週はスピーディーな攻撃を意識してきた中で、チャンスも作れていました。それでもPKの1点にとどまりましたが、どう受け止めていますか?
そこまでの守備のやり方だったりビルドアップの仕方というのは、相手もありますけど自分たちの意図した展開になったし、だからああいうゲームになったと思います。
ただやっぱりサッカーで一番重要なのはゴール前なので、そこでのクオリティで相手は勝ったと思うし、自分たちが一番足りなかった部分だと感じます。
――早川監督は守備で理想的な時間帯もあったと話していました。守備の意思統一についてはいかがでしたか?
自分と(村越)凱光が走り続けて相手にプレッシャーをかければ、出すほうも難しくなると思っていました。
その点で抑えられたのはよかったと思いますけど、自分たちが交代のカードを切ってからリズムが悪くなった印象はあります。交代も含めて守備の戦術のところはチームとしてしっかり共有しないといけなかったです。
――得点シーンについて振り返ってください。
最初に樋口にボールが入ったときに斜めに走ろうかと思いましたけど、1回首を振ったときに相手がスライドできていなかったので、ゴール前にボールが来ればシュートまでいけるかなと思っていました。
そこに一番理想的なパスが来て、一回で前を向けたこともよかったし、相手の前に入れたところでほぼ勝負はありました。
自分でシュートに行こうかと思いましたけど、相手が思ったよりも来てくれたので、それを受ければPKだと思っていました。
――PKは落ち着いて左隅に沈めました。
いろんな選択肢を持って助走に入りました。あまり決めてはいなかったですけど、助走の途中に左下に蹴ろうと決めました。
――来週半ばには天皇杯が控えています。連戦となりますが、どのように向かっていきますか?
決して悪いゲームをしているわけではないので、続けていくところは続けていって、改善しないといけないところもまだまだあると思います。
守備の部分もそうですけど、特に攻撃の部分で2点、3点とこういうゲームで取っていかないと、優勝は見えてこないと思います。攻撃のところのクオリティだったり、個の打開のところをやっていかないといけないです。

村越 凱光(MF)
――ゴール前までは行きながらも取りきれない試合になりました。振り返っていかがですか?
まだまだです。カウンターや速攻で行きたいと言っていた中で、そこまで早く仕掛けるところもなかったし、パスを受ける体勢も作れていなかったし、パスも出なかったです。
守備面では良かったです。僕らがやろうとしていた前線からのプレスはしっかりハマっていましたけど、もっともっと行けるしもっと強くみんなが全体的に前へ出てこられるのではないかと思います。
(ボールを)取った後のファーストプレーの選択も「本当にそれでいいの?もっともう1個前じゃないの?」というのをチーム全体として思うところがあり、また新しい課題が見つかりました。

田中 想来(FW)
――ご自身のところでチャンスも作れましたが、試合を振り返っていかがですか?
前半と後半に1本ずつGKと1対1がありました。シンプルに僕があの2本を決めていれば終わった試合だったと思います。
――守備は前からハマっている印象がありました。
準備してきたことがハマって、チームとして奪いどころも共有できていました。すごく良い形で奪うことも多かったので、それだけに攻撃のところで数字を出さないといけなかったです。
――チャンスを作れたという意味では手応えもあるのではないでしょうか?
ゲームに入る前から「簡単にクロスを上げることを増やしていこう」と話していました。チャンスは増えただけに、ネットを揺らすようなシーンをもっと増やさないといけないと思います。もっとペナルティエリアに進入していける回数も増やしていきたいです。
――後半にサイドをえぐる場面もありましたが、シュートという選択は決めていたのでしょうか?
(菊井)悠介くんがいるのはわかっていましたけど、あれだけ距離が近かったし、ファーに打って最悪でも悠介くんの前にこぼれてくれればというイメージでした。
――2連敗という形になりました。次は天皇杯2回戦の清水戦ですが、どのような意識で向かいますか?
連敗してしまいましたけど、天皇杯で連戦があります。チームの中での競争も高まっているので、練習でのパフォーマンスもそうですけど、ゲームに臨む準備もまた見直したいです。結果を出せるような準備をしないといけないと思います。