
【試合後コメント】早川 知伸監督 第17節 鹿児島戦 ※無料配信
――本日の試合の総括をお願いします。
ホームで引き分けという形になったことは、本当に残念です。自分たちが望んでいた勝点3を取れず、自分たちはもっともっと頑張らなければいけないと思っております。7,700人を超えるサポーターが来てくれる中で勝利を届けたかったのが一番ですが、その中で選手たちがよくファイトしてくれたと思っています。
風の影響がかなりあって前半と後半で展開が変わる中で、特に後半は守備に追われる時間が多くなりましたが、最後まで身体を張ってしっかりファイトして、正当に戦ってくれたと思っています。
ただ相手の鹿児島さんがああいうふうにやってくることは自分たちの中でも織り込み済みでファイトしている中で、やはり自分たちとしてはケガをさせたくないと思っています。特に選手たちを守りたいし、自分が守るしかないと思っています。
そこも含めて、自分たちが正当に戦うこと、鹿児島さんがバトルしてくることもわかっていながらも、このようになったところは少し選手たちがかわいそうな部分もあったところは言及させていただければと思っています。
内容はやはり後半、自分たちが風の影響でなかなかボールを前に運べなかったことは課題があるとは感じています。そこを自分たちがもう少し何をしていけばいいかをそろえていく必要があると思っています。
ただ選手たちはよく頑張ってくれたと思っています。もちろん勝点3を求めてやっているものの、全て連勝で行けるわけではなく、この引き分けはすごくポジティブに捉えています。それを続けていきたいと思っています。
――後半は風下の中で足元の攻撃を志向していたと思いますが、なかなかハーフウェーラインを超えることができずに押し込まれました。勝ち越すにあたっての攻撃のイメージはどのようなものを共有していったのでしょうか?
前半のボールの運びだったり、両サイドを使いながら入れた部分はポジティブに捉えていましたし、それを最終的にシュートまでできるところに持っていきたいとハーフタイムに伝えました。
ただ風の影響もあって後半なかなか前にボールを運べなかったり、1回サイドに持っていったとしてもそこからチェンジサイドできずにそのままボールロスト…という形になってしまいました。
途中少し落ち着いたところはありましたが、コンパクトにしてくる相手を揺さぶりながら動かしていくことがよりできるようにならなければならないところは、反省だったり課題であったと思います。
基本的な崩しでは、両サイドから優位性を作っての攻撃は狙ったところではあります。
――立ち上がりで崩れないことは最近の試合での課題でもありました。幸先よく点を取りましたが、直後に取られてしまいました。失点はアンラッキーな側面もあったかとは思いますが、立ち上がりについての評価はいかがですか?
具体的に立ち上がり何分に何をするという話はしていませんが、ここからゲームを進めていく中で、自分たちが「時間」「場所」「相手」というところをしっかり見ながら戦っていかなければならないという形で送り出しました。
まず選手たちがよく理解して、自分たちの入りを大事にしなければいけないとしっかりわかって進めてくれたと思います。得点だったり前半の出来は非常に良かったと思っています。
セットプレーの失点ではなりましたが、ここは自分たちも1本目のところで後ろから(選手が)入ってくるのももちろんわかっている部分もありました。そこでしっかりブロックしたり入っていったりしてイレギュラーにはなりました。
ある程度自分たちがやるべきことをやったけれども、アンラッキーな部分もあったと理解すればいいと捉えています。
――後半流れを作れない中で、切った交代カードは2枚でした。そこの判断はどうでしたか?
自分たちが置かれている状況。特に守備に追われている状況の中で、守備のバランスを変えることがなかなかできなかったです。人を替えてもっとアグレッシブに状況を変えることもできるかなというところもあったと思います。
ただ、現状では自分の中の判断でバランスを崩さず、そのまま最後まで持っていく、失点をせずに最悪引き分けに持っていく部分も担保しながら攻撃に行きたいと思っていました。そこの判断の中で、こちらで切ったカードはあそこまでとなりました。