【試合後コメント】早川 知伸監督 第26節 栃木C戦 ※無料配信

――本日の試合の総括をお願いします。

敗戦という形になったことが全てです。自分たちのミスももちろんそうですし、最後まで冷静にできなかったことも反省ではあると思っています。次に繋げていくしかないと思っているところです。

――先制してからの2失点のところで特にミスが目立ちました。当然個人のエラーではあるとは思うんですが、あまりにもエリアも時間帯も今まで積み上げてきたものからすると非常にそぐわないようなところがあったのではないでしょうか?

全て自分の責任だと思っています。それも選手には伝えていますけども、伝える力が足りなかったと自分は理解しています。個人の判断でミスも起きていますけれども、そこも含めて自分の責任だと思っております。

――冷静にできなかったというお話もありました。その要因はどんなところにあったでしょうか?

思っている以上に、選手たちがピッチコンディションも含めて相手のプレッシャーを感じた部分もあったのではないかと思っています。繋いで前進していくのはもちろん求めているところではあります。背後も含めてしっかり前進していくことは続けていかなければならないですが、少しはその分量の問題でもあるとは思っています。

ただ、自分たちがやろうとしたこと自体はポジティブに捉えているところもあります。ミスにはなったものの、ミスを恐れて次からは繋がない選択にはもちろんならないですし、そこは続けていくしかないなと思っています。技術のところや戦術的なところ、もちろん連係の部分をもう一つ上げていかなければならないと思います。

――2-2で折り返した後半は結果的にセットプレーの1点を返し切れなかったという言い方になると思うんですが、3失点目のセットプレーの対応はいかがだったでしょうか?

もちろん自分たちの高さも含めて対応しなければならないところでもあります。ファーストゴールでドカンと上からやられたわけではないので、そこも含めてセカンドボールの反応が相手の方が一歩も半歩も早かったと思います。

そこも含めてアラートにならなければいけないし、もっともっとそこは詰めていかなければならない部分だと思っていますし、それが順位の差でもあるというのも感じているところです。

――2-2で折り返したハーフタイムはどのような指示を出しましたか?

攻撃はポジティブに捉えていて、悪くなかったというところです。特に敵陣入った時は(林)誠道のところで起点ができてからの攻撃はすごく良かった部分だと思っています。それは続けていく部分であるというところです。

なのでハーフタイムは攻撃のところはよりサイドでフリーになる選手を生かして、もう少しサイド攻撃も含めて入っていきたいというのは伝えた部分もありました。また継続して続けるところです。

守備はクロス対応も少しままならない部分がありましたし、少しそこの整理はハーフタイムにしたところではありました。時間も含めてゲームの入り方、そしてその後の自分たちの進め方っていうところは伝えた部分ではあったと思います。

――終盤はコーチングエリアの最前列で声を張り上げているシーンも多くありました。どんな指示だったのでしょうか?

負けている状況で自分たちが前に起点を作りたいというところがあったので、前線の起点までいかに持っていけるか。なかなか起点ができなかったのが正直なところでもありますし、前に起点がある中でも足元で繋いでいく形になってしまうと、最終的には相手のゴールまでなかなか遠くなってしまうという現実もあります。

共有できていたものと認識はしていましたけれども、より確実に前に運びたいという選手たちの考えも含めてですけれども、もっともっと前に行ってほしいし、セカンドも含めて前向きに拾って押し込むことができればよかったんじゃないかと思います。

――上位との勝点差を縮められず、離されることになりました。そこに対する受け止めはいかがでしょうか?

現実問題、これで10敗目です。これは大きな敗戦になってしまったというところも現実あると思っています。3引き分けの後の敗戦にもなったので、ここからまた積み上げていかないと、上との差もだいぶ厳しくなってくるところはあります。ただそれに対して屈するだけじゃなくて、自分たちは一歩ずつでも積み上げて、上がっていかなければならないと思っています。