
【試合後コメント】早川 知伸監督 第33節 讃岐戦 ※無料配信
――本日の試合の総括をお願いします。
まずはホームゲームで(サンプロ)アルウィンが使用できない中、Uスタ(長野Uスタジアム)での開催になることにあたって、たくさんの方にご尽力いただいたことに感謝申し上げます。
その中で我々は勝利をつかむために全力で戦いましたが、敗戦という形になったこと。雨の中で4,100人を超えるサポーターが来てくれて、ホームの雰囲気を作ってくれたにもかかわらず、期待に応えることができなかったこと。すべては自分の責任だと思っています。申し訳ございませんでした。
選手たちはよく頑張ってくれましたが、やはり自分自身の詰めの甘さが最後のところに出たと思っています。それも含めて本当に申し訳ないです。
――後半アディショナルタイムに2失点して逆転されました。選手交代も含めてクローズの仕方についてはいかがでしたか?
最終的に自分たちがどういうふうに勝ちに持っていくか、クローズしていくか。采配のところが一番だと思っています。
自分の意図としては最後まで下がらず、ボールにプレッシャーをかけて、出ていくための選手交代でもあります。それも含めて選手交代して、最終的に守り切ろうというところはありました。
ただ最終的にはそこの局面だけではなくて、クロスの対応のところだったり、CKからのカウンターのリスク管理も含めて準備のところ。ボールの局面だけじゃないところの詰めの甘さというのが問題だったと思います。そこも含めて自分の責任だと思っています。
――1失点目はクロスからの失点で、上げさせてしまったこともそうですが、中でも相手がフリーとなっていました。練習から投げかけてきた中で、土壇場のところで対応しきれなかったことについてはどう捉えていますか?
すべては選手たちの冷静な判断も含めて、しっかりポジションを取って守る形を作れるかどうか。そこができていないということは、自分の伝え方、これまで積み上げたものも含めてできていないというジャッジになると思っています。それも含めて自分の責任です。
――2失点目のCKからのリスク管理は、現時点でどう振り返りますか?
局面だけの話にはならないと思うので、最終的には1対1の状況でもセカンドボールを拾って、押し込んでというところ。カウンターの準備、リスク管理の配置の中で、やるべきことをしっかりできていなかったと思っています。
(川上)航立が背後に残っている中でちぎられる形にはなりましたけど、航立だけの問題ではないです。チームとしてのオーガナイズの問題だと思っています。
――1点しか取れなかったことなのか、2点取られたことなのか。どちらに目を向けていますか?
やはり得点のところ、攻撃のところを準備してやってきた中で、セットプレーで得点が取れたものの、前半の滝のシュートだったり、得点のチャンスで取りきれなかったところはまだまだ課題があると思っています。
それ以外にもなかなかチャンスというチャンスを作れなかったのも、変わらないところではあります。2点を取れなかったことのほうが、それを目指してやっていただけに難しくなったと思っています。
――これで4連敗となりました。上を見るのも難しい立場になってきましたが、残り6試合に向けての思いを聞かせてください。
上を見て続けてやっていくところは変わらないと思っています。一戦一戦、勝利だけを信じて、勝利だけを望んで戦っていくだけです。
残り試合の会場も含めてというところはありますけど、その中で自分たちがすべてを出し切るための準備をしないといけないと思います。この4連敗を受け止めて、しっかり切り替えるしかないと思うので、次に向かっていくパワーを出せるようにしたいと思っています。
――讃岐も含めて下位チームが勝利した中で、降格ラインとの勝ち点差も詰まってきています。
当たり前ですけど、現実的には降格のほうが危機感を感じるところではあります。ただ先のことを考えるよりも、自分たちは残り6試合の中でしっかり勝点を積み重ねていくしかないと思います。自分たちのベースの部分も含めて、やってきたものに立ち返る必要があると思っています。
――監督自身も含めて、次に向かっていくための姿勢をどう作っていきたいですか?
まずはメンタル的な回復をしたいと思います。選手はロッカーに帰ってきてもずっと下を向いていますし、サポーターに挨拶して頭が上がらない選手もいっぱいいる中で、自分も同じですけどメンタルの回復をしっかりしないといけないと思います。
具体的に言えば練習しかないと思うので、まずは自分たちが戦う部分をしっかり出せるようなものを準備して、次の試合に向かっていくしかないと思っています。
自分たちはメンタルを回復して、もう一回ファイティングポーズを取らないといけないと思っています。サポーターの方からも「ファイティングポーズをずっと取り続けろよ」と言ってもらって、その通りだと感じました。
選手たちにも伝えましたけど、4連敗したからといって白旗を上げて終わるではないと伝えました。すぐに切り替えて次に進むしかないので、その部分をまずはやっていきたいと思っています。


