
【試合後コメント】第33節 讃岐戦 ※無料配信

佐相 壱明(DF)
――後半アディショナルタイムに2失点して逆転負けとなりました。結果をどう受け止めていますか?
悔しいですし、今すぐに「また頑張ります」とは言えないですけど、やるしかないと思います。
(前節)相模原戦の最初20分は押し込めて、良い形で試合に入れたので、それを継続する形でハイサイドを取りにいきました。相手も同じように蹴ってきて、なかなか押し込めなかったですけど、前半は相手にやられすぎずに耐えられたと思います。
後半はセットプレーから点を取って、勝てると思っていましたけど、そういう慢心みたいなものが相手に隙を与えたのかなと思います。
――得点のチャンスはそう多くなかったですが、攻撃面についてはいかがですか?
僕らが点を取れればもっと楽な試合になります。現状は前線で出ている中で点を取れていないので、責任を感じますけど、ここで落ち込んでも何も起きないです。僕らにはやることしかできないので、やり続けるだけだと思います。
――背後だけではなく足元への意識もありましたか?
前半に背後を取り続けて、相手もそれを警戒して引いてきました。(小川)大貴くんに内側に入ってもらって僕が張ったり、間に顔を出したりというのはありましたけど、それをもっと増やさないといけないです。
チームとして背後、背後となっている中で、足元で受けられるポジションを取りつつ、背後に蹴ったときにサポートに行けるような体の向きとかリアクションもしていかないといけないです。間に顔は出せていたと思いますけど、それが結果に結びついているわけではないので難しいです。
僕自身も間に立っていて「これいるのかな」と思ったりしました。背後に抜けたほうが後ろの選手は助かるだろうし、はっきりしますけど、間が空いていると立ちたくもなります。そこで相手から取られないポジションを早く取れれば、味方も出しやすいとは思うし、繋がってチャンスも作れると思います。そういうところも見せないと相手は対応しやすいと感じました。
――逆転されたときはベンチにいましたが、どのような気持ちで見ていましたか?
ベンチから見ていても、相手の雰囲気になっていた感じはしました。1失点目までは守りに入る感じでもなかったし、勝てると思っていましたけど、相手の執念が上回ったと感じています。

滝 裕太(MF)
――今日のゲーム、90分間を振り返っていかがですか?
敗戦してしまったので、いろんな方に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
ミチくん(林)との関係は練習から意識していましたし、そこはうまくゲームで出せたと思います。
――前半にポストを叩くシュートもありました。
決めないといけないシーンでした。あれを決めていれば流れも全然違っただろうし、すごく悔しかったです。
――今日は野々村選手の1得点に留まりました。2点目、3点目を取っていく中でどんな役割を求められていますか?
できるだけ相手のゴール前でボールをもらって仕掛けるのはこれから大事になってくると思うし、積極的にシュートを打っていくのも必要だと思っています。
――練習で磨いていきたいのはどんな部分になりますか?
相手もいる中でのスポーツなので、相手を見ながら逆をついたり、もう1人の連係だったり、そういう連係面は最後突破する面では大事だと思います。
――今日のゲームで4連敗になりました。下も近づいているこの状況はどのように捉えていますか?
下も近づいていますし、絶対にあってはならないことなので本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
すぐ試合がくるのでそれに向けて最高の準備をするだけだと思うので、また1週間しっかり自分と向かってやっていきたいと思います。
サポーターの方には苦しい思いをさせてしまっているので、サポーターの方が笑顔で帰ってもらえるような試合をして、絶対に勝って最高の週末にしたいと思います。
――今日の試合はアルウィンが使えない中でUスタでの開催になりましたが、今日の試合を迎えるにあたって選手としてはどのような気持ちで臨みましたか?
僕自身としてはまずはパルセイロの関係者の方々だったり長野市だったり、そして山雅の関係者も尽力して動いてくれたので、そういう人たちのために今日は戦おうと思って入りました。

林 誠道(FW)
――ご自身が交代した後に逆転されて、厳しい結末となりました。
いつもよりはシャドーと距離感よくプレーできたところはあると思います。(滝)裕太にワンツーしてからポストに当たったシーンもありましたけど、うまく自分が前を向けるところもなかったし、ロングボールも多い中で自分がどうやってゴール前に関われるか。そこは考えてはいますけど、なかなか難しいところもあります。
チームとしてとりあえず裏を取るというのはある中で、少しでも自分たちで考えて工夫しないと、こういう戦いは続くんじゃないかと思います。違うところにベクトルを向けるつもりもなくて、自分がなんとか1点取れればよかったし、今はそう思ってやるしかないと思っています。
――チームとして背後を意識する中で、足元とのバランスはどう感じていますか?
基本はシャドーの選手がライン間に落ちたところで、自分が背後に抜けるような感じで、ちょっとゴールから離れていくような動きではありますけど意識してやっていました。
なかなかボランチからボールが入る局面も少ないし、入ってきても(小川)大貴くんとか(山本)龍平からの横パスだったので、そこでもう少し距離感よくできたらいいのかなと思います。
言われている役割として相手を引っ張ることもありつつ、自分が落ちるときもありますけど、なかなか難しいですね。
――なかなかシュートの形に持っていけないところはありますが、どう改善していきたいですか?
もうやり続けるしかないと思っています。状況も状況だし、考えすぎるのもよくないと思います。もう一回見直してやるしかないし、今はなんとも言えないです。
やるしかないし、勝点3を取るしかないです。みんなで歯を食いしばってやるしかないと思います。

野々村 鷹人(DF)
――アディショナルタイムに2失点して逆転負けとなりました。結果をどのように受け止めていますか?
最後に守り切るのか、もう1点取りに行くのか。ハヤさん(早川監督)の指示だともう1点取りに行って、引くということはなかったと思います。
振り返るのも難しいですけど、守り切るためにどうすればよかったのか。いつもより中で話すことは多かったですけど、最後に蹴って前でキープするとか、そういう細かいところまで突き詰める声はなかったです。そこはもう少しすり合わせないといけないと思いました。
自分がいつも右に入っている中で真ん中に入って、一発で背後を取られるのが嫌だったので、いつもよりラインを下げてスペースを与えてしまう場面は多かったです。もう少し強気に前に出ていってもいいと思って、途中で(山本)康裕くんと話したりもしていました。
ただ1―0で勝っている中で、一発で背後を取られることだけは避けたいと思っていました。「今日はこれで行こう」と後ろで声をかけていましたけど、最後の1対1だったりクロスのところで負けてしまうと、ああいう形になります。もう少し改善策はあったと思うので、そこは修正していきたいです。
――山本龍平選手のCKから先制点を決めました。一連の流れを振り返ってください。
セットプレーは練習だけじゃなくて、自主トレでも(山本)龍平と安永はすごく付き合ってくれています。本番を想定してやっているからこそ、ああいう得点が生まれたと思います。
そこは一つよかったと思いますけど、チームとしてセットプレーだけに頼ってしまうと厳しいです。自分がもう1点、2点と取れるパワーをつけながらも、守備の選手として(失点)ゼロで抑える力をつけていきたいです。
――4連敗と苦しい状況ですが、勝つために何が足りないと感じていますか?
攻撃で言えばポストに当たったり、ギリギリで防がれたりしている中で、そこをどうにかこじ開ける力は一つほしいところです。守備で言えば今日は最後まで集中し続けられなかったし、もっと隙を与えないで、相手がパワーを入れているときこそ弾き返せる力がほしいと思いました。


