
【試合後コメント】早川 知伸監督 第37節 群馬戦 ※無料配信
――本日の試合の総括をお願いします。
情けない試合を見せてしまったことを、本当に申し訳なく思います。今年を象徴するような試合だと自分は思っています。
最後まで戦う姿勢を見せることを伝えた中ではあったんですけれど、それが最終的には足も止まり、頭も止まり、プレーも止まり…全てネガティブな方に出てしまったという形になっていまいました。
納得ができない部分については、選手たちにも指摘したところでもあります。結果に関しては自分の責任が全てであると思っていますし、そこに対しては何の言い訳をするつもりもありませんが、選手たちがやるべきことをしっかりとできてないことは、しっかりと伝えました。
1,500人を超えるサポーターが足を運んで応援に来てくれたにも関わらず、こういうゲームをしてしまったこと、本当に申し訳なく思っています。
――前半はしっかりと前からプレスをかけて奪いどころを明確にして戦えたようにも見えました。
前半の失点、特に警戒した形でやられてしまったところは課題ではあるんですけれど、その後は順応していろんなところを理解しながら、選手たちがしっかり連携して追い付いたところまでは非常によかったと思っています。
特に守備の連携というのは、ほぼほぼボールを奪える状況を作ってくれました。相手が再現性を持ったアプローチをしてくるので非常にやりやすい部分でもありました。そこがしっかりとできたのはポジティブに考えているところではあります。
――後半に入ってから良い状態で奪えず、プレスがハマらない形になってしまいました。
基本的に相手がすごく何かやり方を変えていたわけじゃないですけれども、少し自分たちが最終ラインも含めてスタート位置が少し低くなったのはあると思っています。
ただ、取ったボールをマイボールにできなかった方が問題でした。あとは少し長いボールも入ってくる中でセカンド(ボール)を回収できずに押し込まれる形になってしまいました。そこが少し後半になって変わった部分というか、自分たちがうまくできなかった要因の一つだと思っています。
――後半は集中力が切れたシーンも多く感じられましたし、中盤でボールが収まらなかった部分も大きかったのではないでしょうか。
中盤だけではなく前線も含めて起点ができていた前半から、(後半は)なかなか起点ができなくなったところから押し込まれたり、はがされて早い攻撃をされたり。そうした形でなかなかも前進できなかったと思います。
ハーフタイムにも、後半は少し相手の背後を突くところも含めてラインブレイクしていこうという話をしましたが、なかなかそこまでいけなかったというところも一つ押し込めなかったです。それも要因の一つだと思います。
――2点を返した部分では、安藤選手が2ゴールに絡みました。評価はいかがでしょうか。
一番前で起点になるところも含め、いいパフォーマンスを出してくれたと思っています。 本当にそこがあって自分たちも息を吹き返したとこもあったと思いますので、すごく高く評価しているところではあります。
ただ後半で少し体力も含めて難しくなってきて、カウンターのシーンで飛び出していけることがなかなかできなかったり、最終的にはラストパスのところでやりきれなかったり…というところで交代した形にはなりました。ただ、そこまではすごくいいパフォーマンスを出してくれたと思っています。
――プレーを止めてしまうようなシーンもありました。残り1試合でどのように改めさせたいでしょうか。
今言われた通り、最終的にはそのプレーを止めてしまっているのも、ジャッジに対してのところでプレーを止めているのがこのシーズンずっと続いています。伝えてやらせていたところもある中で、もうそういう習慣化になってしまったということが一番大きな問題であり、大きく責任を感じています。
そこができてないということを今も伝えましたけれども、本当にそこを続けていかないと自分たちの価値も含めてなくなってしまうと。そこはしっかりとやらせていかなければならないと思っています。そこも含めて最終戦、しっかりと人選も含めてやっていきたいと思っています。


