【試合後コメント】第10節 今治戦(1)※無料配信

菊井 悠介(MF)

――深い位置でボールを奪ってからのゴールでした。あの場面を振り返ってください。

タカくん(前)が練習中から守備が得意で強度もある選手なので、けっこう(奪いに)行ってくれるんじゃないかなと思ったんで自分もプレスバックして1対2を作りました。

1回パスを読んでカットしたんですが相手に渡ってしまいました。そこでもう一度タカくんが行ったので、自分ももう一回行こうと思ってうまく(ボールが)取れてゴールまで行けました」

――Jリーグ初ゴールについて。決めた後はサポーターの方へ向かいましたが、心境は?

ここまで長かったので勝っても心から喜べることがあまりなく、それでもサポーターの皆さんがポジティブな応援を送ってくれていたので、ゴールを決めたときは体が勝手にサポーターのほうに向かいました。

――試合全体を振り返っての印象は?

前半は悪くなかったし五分五分のゲームができていましたが、後半は少し後ろに重たくなって奪ったボールもロストしてしまうシーンがありました。5バックだったので仕方ないところもありますが、もう少し自分が前で起点になるプレーができたかなと思います。

――ゴールシーンは中に榎本選手が見えたと思いますが、自分で選択をした理由は?

ボールを奪った瞬間にGKを見たとき、ビルドアップの流れだと思いますがニアに寄っていたので自分で打とうと決めていました。


榎本 樹(FW)

――今季のリーグ戦初スタメンで胸に期していた思いと、ゴールシーンについて。

今シーズン(リーグ戦)初スタメンということで、気持ち的にもすごくいつもより「やってやるぞ」という気持ちが強く、結果を残したいという思いも強く、それがゴールに繋がったと思います。得点シーンは(小松)蓮くんの方にボールがずれて、蹴った瞬間に「抜けるな」と感じて信じて走りました。ディフェンスのミスもありましたが、そこをうまく突くことができていいゴールだったと思います。

――横山選手がU-19日本代表の遠征で不在の中、ゴールを取った意義は?

攻撃陣はみんな思っていることだと思います。「歩夢がいないから点を取れない」と言われたくないので、そのためには結果を残すことが一番。その意味ではきょうは自分と菊井くんが点を取れて、サポーターの方にも示しがついたんじゃないかなと思います。

※公式記者会見に出席した上記2人のコメント完全版は、ヤマガプレミアムにてご覧いただけます。


小松 蓮(FW)

――まずは試合を振り返っての率直な感想はいかがですか?

ここ何試合か勝てない試合が続いていたので、チームとしてはどんな形であれ勝てたことはすごくよかったと思います。

――ホームで初得点を取りたかったと思うのですが、シュートチャンスがありませんでした。ただ、その中でも自分で何か達成できたことはありますか?

常にゴールは狙っていますけれど、その中でもう少しゴールを取るためにボールを引き出す部分だったり、体を張る部分だったりというところをもう少しやらなければいけないという部分。あとはクロスを何本か上げてもらった時の入る位置とか相手との駆け引きというのをゴール前でもう少ししないとなかなか点は取れないと思うので、そういうところをもう少し見直していきたいと思います。

――後半は守備の時間が長くなりましたが、その中で前線からハイプレスで追いかけていました。

そこはチームとして中を通されないということがまず第一にありました。その中でセンターバックが両方ともいいボール、サイドチェンジのボールとか質がいいボールを蹴る選手だったので、そこはとりあえず25番のアンカーの選手(楠美圭史)にボールを触らせないようにするというところと、そこまで運ばせすぎずに少しのプレッシャーで行きながら通させないというところを意識しながらずっと出ている時間はプレーしていました。

――かなり暑かったと思うのですが、サポーターの後押しは感じてプレーはしていましたか?

それはもう毎回アウェイでもホームでもたくさんの人が来てくれるので、この応援が力にならないということはないし、むしろこの力がないと勝てなかった試合とか、負けていた試合とかも少なからずあると思うので、本当に毎回サポーターの皆さんには感謝でいっぱいです。

――次は中2日で天皇杯と週末でリーグ戦があります。意気込みをお願いします。

連戦が続く中で「総力戦」とチームでも言っているので、全試合勝てるように頑張ります。


野々村 鷹人(DF)

――この暑さの中での試合を終えて、率直な感想をお願いします。

後半から投入されて、やるべきことは無失点で終わることで、前半はああいう形で相手のミスが自分たちのミスからで1点ずつ分け合い、結果的に2-1で前半を終えて、後半名波さんに行けと言われたときに、ディフェンスの選手として無失点で終えることが一番大事なことだと思うので、本当に泥くさく、体を張るところは張って声かけるところとか、スライドとか、言われたことをしっかりやりつつ、結果的にゼロで抑えられて2-1で勝つことができたのは良かったと思います。

――後半から入る難しさもあったのではないでしょうか?

去年も後半から投入されることは結構ありましたが、やっぱりディフェンスの選手として途中から出るというのは難しいという部分もあって、最初はちょっとバタつきもあったかもしれないんですが、前の選手が積極的に走ったり、真ん中の前さんだったり、(大野)佑哉くんだったりが声をかけてくれて、やるべきことというのをしっかりやりつつ、セーフティにやっていたので、それは良かったと思います。

――選手交代もあってシステムも変えながらの戦いで、手ごたえもありますか?

相手のウイングが高い位置でサイドに張って、前の選手が落ちてという連動した動きをした中で、シモくん(下川)との声掛けがすごく大事になってきたと思うので、ボランチをうまく使いつつ、シモくんをうまく出すところと自分がスライドするところ、そのスライドした後に佑哉くんがしっかりついてきているかというのをしっかり確認しつつ近寄ることができたので、そんなに大きくバッと穴が空くこともなかったと思うので、それは後半修正できたと思います。

――ピンチもあったかと思いますが、体を張りつつ逃げ切りました。その手ごたえと、連戦に向けての意気込みを聞かせてください。

暑い中で苦しい時間帯もありましたし、そんな中でしっかりチャンスがあった中で、しっかりそれを決め切ったからこそ勝ち点3が取れたと思います。多分次の試合も難しい試合になると思いますが、こんな暑い中でも来てくれたサポーターの方々には本当に感謝しているので。その人たちにまた勝ち点3を見せられるように、熱く戦っていきたいと思います。