【試合後コメント】第12節 藤枝戦(1)※無料配信

小松 蓮(FW)

――前節・鳥取戦を受けて、シンプルにプレーして結果につなげました。振り返っていかがですか?

鳥取戦が終わって1週間、チームとしても個人としてもシンプルにプレーすること、足を振れるときは振ることをチーム全体もシンプルにできていました。ベンチからもカズくん(佐藤)やムラくん(村山)が「シンプル、シンプル」と声をかけてくれて、チームメイトの後押し、コーチ陣の声掛けの結果生まれたゴールだと思います。

――小松選手にとってプロになって(サンプロ)アルウィン初ゴールだと思います。

「アルウィンで点を取りたい」と小さいころから思い描いていましたし、それができるチャンスはこれまでにもいっぱいあって、ようやく取れたのでもちろんうれしさはあります。ただ、どちらかといえば今は「毎回得点を重ねないと」とか「もっとやらなければ」という気持ちが強いです。

――PKのシーンは、一度GKに止められたところを押し込みました。

PKは去年おととしと同じコースに蹴って止められていたので、きょうは真ん中に蹴ろうと決めていました。運良く自分の前に転がってきてくれたので、「危なかった…」と思いました。あれが決まったのと決まらなかったのとでは、きょうの試合は大きく変わっていたと思います。しっかり決め切れたのは前回の悔しさを残さずやれたからだと思いますし、ホッとしました。


大野 佑哉(DF)

――きょうの試合の守備について振り返ってください。

前半の最初は4バックで入って、相手の攻撃がどんどん人数が湧いてくるというところでなかなかハマらなくて、サイドバックの選手とコミュニケーションを取ったけど難しいということだったので、監督もすぐ3バックに変更してくれました。そこからはあまりストレスを感じることなく守備ができました。ボランチやシャドーの選手も最後に押し込まれた時に帰ってきてくれたので、センターバックとしてはすごく助かりました。

――前節6得点の藤枝を無得点に抑えて、今後のレベルアップに向けて必要なことは?

最初にハマらなかったところをまず改善する話し合いの中で、サイドバックをもう少しガマンさせることだったり、そういう工夫を試合の中でできるようになればもう少しレベルが上がると思います。3バックになってからは自分たちも手応えがあったので、そこは続けていけたらと思います。

――3バックと4バックを併用して陣形を変えることに対してもストレスがなさそうですが、手応えはどうですか?

日頃の練習から3バックも4バックも両方練習していますし、キャンプから約半年やってきていることなので、連係も一人ひとりわかってきています。スムーズにできていると思います。

※公式記者会見に出席した上記2人のコメント完全版は、ヤマガプレミアムにてご覧いただけます。


下川 陽太(MF)

――雷雨での中断もあった中での90分を振り返って。

まずは前半に先制点を取れたこと。雷雨で1回中断になって、後半に入って相手に取られるのではなくて、自分たちが先に取ったところで勝負が決まったと思います。

――前半途中で3バックに変更しましたが、柔軟に対応できましたか?

前半は4バックのときに僕のところから2回チャンスを作られてしまいました。システムの問題もあるかもしれないですが、僕が声をかけて前の住田だったり周りの選手を動かしていれば、もう少しうまく守れたと思います。システムを変えてゼロで抑えたというのはありますが、それでも4バックのときの対応が良くなかったので、自分の中での反省点だと思っています。

――攻撃面でもより良い部分を出していきたいのではないでしょうか?

きょうに関してはボールを触る回数が非常に少なくて、どちらかと言うと守備とかラインの上げ下げが多かったです。ボールを持ったときに前の選手が上がっていったり、間でタメを作ったりだとか、自分がボールを触って起点になることをもう少し意識したいです。仲間に見てもらえるように声を出したり、良いポジションを取ることも試合の中で多く出していければ良いと思います。

――雷雨の中でも待ち続けていたサポーターにメッセージを。

雷が鳴って大雨が降りしきる中、1時間以上待っていただきましたし、後半はよりパワーアップして応援いただいて感謝しています。そのおかげで勝ち点3を取ることができたので、ありがとうございました。

――次節は古巣・愛媛との対戦になりますが、思うところはありますか?

去年の愛媛戦は自分の中で良い思い出がないので、アウェイでも勝ち点3を取って松本に帰ってきたいです。


住田 将(MF)

――きょうの試合を振り返って。

複数得点かつ無失点で勝利できたことはすごくよかったです。3バックにしてから守備が安定して、崩されるシーンやピンチもそこまでなかったので、全員で声をかけながら安定した守備ができたと思います。

――きょうも含めて、システムが変わることにはすんなり順応できていますか?

毎試合3バックだったり4バックだったり、ゲームの中で変わるシーンは今までもありました。そこに対しての抵抗は全然なくて、みんなでコミュニケーションを取りながらスムーズにできていると思います。

――前節・鳥取戦はメンバー外でしたが、何か思うところもありましたか?

外れたことに関してはかなり悔しかったですし、もう一回自分の持っている力を練習から出さなければいけないと思いました。その中できょうはチャンスがもらえたので、モチベーションはすごく高かったですし、アグレッシブにプレーしようという思いが強かったです。

――90分を通して運動量が落ちなかったように思います。

最後まで切らさない、サボらない、諦めないという3つのことは常日頃から言われています。それをピッチに立っている自分たちが毎回体現しないといけないですし、今回は(ハーフタイムに)時間が空いたこともあって、そこでうまく回復できたのもあると思います。

――雷雨の中断は難しさもありましたか?

初めての経験でしたが、正直そんなに長く空くのは嫌だという感じもありました。それでもアップから気持ちを作り直して、入りのところからやろうと全員で共有して、2点目が取れたのはすごく大きかったです。

――雷雨の中でも待ち続けていたサポーターにメッセージを。

雷も雨もすごい中で、屋根のないところで雨に打たれながらも試合を待って後押ししていただいて、サポーターの皆さんには本当に感謝したいです。なんとしても勝利を届けたいという思いがあったので、それができてホッとしています。(応援が)自分たちの力になりましたし、すごく感謝しています。

――次節・愛媛戦に向けて意気込みをお願いします。

愛媛は調子を上げていて、大事な試合になると名波さんからも言われています。ここでしっかりと勝ち切って連勝するのはチームにとって大事だと思います。もう一回挑戦者の気持ちを持って、きょう出た課題を修正して、良い状態で臨めるように準備していきたいです。