【試合後コメント】第20節 鹿児島戦(1)※無料配信

菊井 悠介(FW)

――今日の試合を振り返って。

4バックで試合に入ったんですが、相手の攻撃に対応できずに2失点してしまい、前半に1点返して後半良い入りができ、同点にしたところまでは良かったんですが、そこから少しパワーがかけられず、かければよかったと後悔が残るゲームになりました。

――前節に比べると自身のテンポで試合ができていたようですが。

しっかりボールに関わりゴール前で決定的な仕事をすることが自分の役割だと思っています。ボールに関わる回数は前節より増やせましたが、ゴール前の決定的な仕事の回数は少なかったと思うので反省だと思います。

――2点先制されながらも一時追い付いた点については?

自分はプレーをしながら「絶対に追い付ける」と思っていたので焦りはありませんでしたが、次失点してしまうと厳しいと思っていたので、失点しないようにしながら1点ずつ返すイメージでいました。

――次節のアウェイ北九州戦に向けて1週間やるべきことは。

今日で九州の暑さに慣れたと思うので次節はもっと走れると思いますし、その中で失点しないこと、前半から決定的な得点の形を作れば勝ち試合が増えると思います。もう負けられない状況なので勝つだけです。

――今日の声出し応援では名前を呼ばれましたが。

自分の名前やチームの名前を聞いた時は鳥肌が立ちました。今まで以上に応援を感じましたし、最後まで走り切れたのは皆さんの声援があったからなので感謝しています。声援のおかげで勝てたと言いたかったです。次は3ポイントを持ち帰るために努力したいです。


外山 凌(MF)

――2-2に追いついてからの試合運びについて、どのような意識でいましたか?

引き分けでOKとは思っていなかったし、チャンスがあったらいくと決めていました。相手の五領(淳樹)選手も疲れていたので、出ていくことを意識していました。もっとバリエーションのある攻撃ができたはずだし、前半からもっと後半の途中のようなボールの動かし方とか相手の陣地に押し込むことができたと思います。

――これで3試合勝ちなしです。コロナ禍や移籍、出場停止など、いろいろなマイナス要因が影響しているでしょうか?

全くそうは考えていません。八戸に負けた時も傍から見た時にいつも出ている選手が出ていなかったりしたけど、僕は1ミリもそれが原因だったとは思っていません。

――外山選手が思う要因はなんでしょうか?

攻守両面でたくさんの要因があります。失点は不思議な失点はないし、攻撃もきょうは2点取れたけどそれ以前の2試合は無得点が続きました。その前も取れたとしても1点どまりだったり。ということは攻撃のバリエーションとか、相手に下がられた時にどうやってその手前を使うかとか、ビルドアップのところでもっと安定してアタッキングサードに運ぶこととかが必要です。


横山 歩夢(FW)

――久々のゴールについてはいかがでしょうか。

(第13節)愛媛戦以来決められていなかったので、ゴールを決められたというのは自分として良かったと思います。前半のうちに1点返せば勢いも出るというのはあったので、それができたのは大きかったと思います。

――同点に追いついてから、逆転に至りそうな形をなかなか作れませんでした。

チャンスが来なかったわけではないですし、逆転する1点がすごく大事なのはわかっていました。チャンスはありましたが自分自身は決められなかったので、そこは課題だと思います。もっとゴール前にパワーを持って人数をかけていったり、ラストのシュートの精度だったりが少し欠けていたと思います。湿度や暑さは仕方ない部分なので、そこは言い訳にしたくないです。

――3試合勝ちなしですが、4連勝していた頃と比べてチーム状況が良くない部分もありますか?

コロナ禍で厳しい状況というのはありましたが、それは言い訳にはしたくないです。失点の仕方が良くないのが続いてしまったと思います。

――相手のセンターバックをどう崩していくかは、どう考えていましたか?

前半から寄せが早いというのはわかっていましたし、自分についてくればルカオが空いてくるので、そういう関係性は悪くなかったと思います。対策されて点が取れない、チャンスが作れないとなるとそこまでの選手だと思うので、それを超えていけるような選手にならないといけないと思います。

――ボールホルダーやクロッサーになかなか寄せきれなかった印象もあります。

クロスに寄せきれなかったと思いますし、失い方もきょうは良くなかったと思います。そこはチームとしてもう一回見直さないといけないです。

――U-19日本代表に向けての意気込みを。

3日間チームを離れるというのは、少し申し訳ない気持ちもあります。代表として日の丸をつけるので、誇りと責任を持って戦っていきたいです。


大野 佑哉(DF)

――悔しい敗戦となりました。前半は2失点しましたが、それについてはいかがですか。

まだ全然整理できていないですが、ここ最近は守備が良くて、得点がなかなか取れないというような課題がチームでありました。守備は自信を持ってやっていたつもりですが、久々に前半で2失点して、サイドでのはめ方というか、そういう部分で少し後手になってしまいました。なかなか前半のうちに修正できなかったことで、そうなってしまったと思っています。

――後半は3バックになって、相手の攻撃を抑えて攻撃参加の回数も増えました。

前半にできていなかったサイドで守備をはめる役割がハッキリしました。久々に長い時間3バックのサイドで出られて、僕は攻撃をするのも好きなので、パスをつけて上がっていったりというのは楽しかったです。ただ結果が出なかったので、悔しい気持ちでいっぱいです。

――劣勢から追いついたという中では、次に向けての収穫もありますか?

鹿児島にシーズンダブルを食らって、そこが個人的に情けないです。そんなことでは上にいけないと思います。しっかりと反省して、ずっと勝ち続けないといけないという気持ちです。良くなった部分もありますが、結果が全ての世界なので、惜しかったとか良くなったとかは今更言っていられるような状況でもないです。良くなっている部分は続けないといけないですが、ここ3試合勝てていないので、ここから勝ち続けないといけないと強く思いました。

――声出し応援が解禁されました。力強い声があったと思いますが、いかがでしたか?

僕自身は声出し応援のある試合でピッチに立ったのが初めてで、アウェイの遠い地でも多くのサポーターが来て応援してくれたのは、アップの時から気持ちが入りましたし心強かったです。余計に勝って喜び合えなかったのが申し訳ない気持ちもあります。どこのクラブを見ても、12番目の選手として一番心強いサポーターがついてくれていると実感しました。ここからまた応援できる時もできない時も一緒に戦って、絶対にJ2に昇格しないといけないと思いました。