【試合後コメント】第24節 福島戦(1)※無料配信
小松 蓮（FW）
――5試合ぶりの先発となりました。試合を振り返っていかがでしょうか？
前回福島と戦った時は前半で交代して、色々反省することが多かったです。今回も2試合外れた中で、ピッチ外から（サンプロ）アルウィンで上から試合を見れました。いろんな角度から試合を見て、1回引いた状態で試合を見ることができて、心も体もリフレッシュしました。いつもとは違う角度で試合が見れたことが、今自分は何をしなくてはいけないのが、自分の中で整理しながら外れた期間を過ごしました。
その中できょうはチームの中での自分の役割を全うしようと、シンプルに考えてピッチに出ました。FWとして守備に関われる部分が自分の得意な部分で、プレスバックや前からのプレスはできる部分だと思います。そこがきょうはすごく守備で自分の中でいい形でボールを取れるシーンが何回かありました。そこに関してはよかったと思います。
外山 凌（MF）
――先制点の場面を振り返ってください。
右サイドでルカオ選手が持ったときに必ず単独突破をしてくれると思っていたので、信じてスプリントをかけられてよかったと思います。
――そこからはボールを握られましたが、以降の試合運びについてはいかがですか？
相手がボールを握って僕らが支配されるのは想定内でした。僕たちはボールを持って動かすサッカーを志向していないのでそれはしょうがないですが、そこからうまい形で相手に脅威を与えられるボールの奪い方やカウンターをなかなかできなかったのが悔しいし反省点です。構えながらも常にどこかで相手にナイフを突きつけるような形でブロックを敷かないと相手は簡単にビルドアップできるし、きょうもあわよくばというシーンが何回かありました。点が入らなかったから結果オーライではなく、次に向けてそういう部分もやっていかなければいけないと思います。
――相手がボールを持つ中でも裏が怖かったイメージもあります。
相手のウイングバックがチームのコンセプトというか狙いとして、駆け引きをして僕たちのウイングバックを引きつけてその裏を狙うことを徹底していました。ラフなボールとかパスがいい形でつながっていたので、相手としては狙いがハマっていたのではないかと思います。
――そうした中で4連勝ですが、受け止めはいかがですか？
見ている人がどうかはわからないけど、ピッチの中では内容よりもとにかく昇格が目標になっています。いいサッカーをして…とか、パスを何本つないで…とかはやっていません。「とにかく勝とう」「このまま（失点）ゼロで行こう」と声かけをしていて、それが結果的にはゼロにも4連勝にもつながりました。僕も常田選手も次は累積（警告）で出られませんが、必ずチームのみんながいい準備をしてやってくれると思います。僕らもその次の週に向けていいコンディションを作っていきます。
前節の愛媛戦は少しビルドアップで前進できたり、ウイングバックが高い位置でプレーできました。でもきょうはウイングバックが高い位置で仕掛けるシーンはほとんどなかったですし、いい形で相手のゴール前に押し込む形がなくてなかなか点数が入りづらかったのは事実です。その中で相手の方がゴールに迫っていた回数が多くて、それで内容が良くないということになったんだと思います。そこは突き詰めていけば、愛媛戦の前半最初のように相手を押し込めると思います。そこを捨てたわけではないですが僕たちに必要なのは結果なので、その意味では満足しています。
――ビクトル選手がPKをストップしたことについてはいかがですか？
PKストップ以外にも毎試合毎試合彼には助けられていますし、ゼロの試合が何回もありますし、練習からビクトル選手への信頼もあります。あのシーンも僕は止めてくれると信じていたので入る気がしませんでした。
佐藤 和弘（MF）
――試合を振り返っての感想はいかがですか？
個人的に試合の入りはよかったけど、奪った後に裏のルカオや（小松）蓮につなげていたらと思います。1つ山を越していたらもう少し楽な展開でした。ただ、ルカオが1点目の起点になってくれて、（外山）凌が逆サイドから飛び込んで得点になったというところは、チームとして（横山）歩夢がいない中で早い段階で先制できて自信になったと思います。
――ボールを奪った後は前選択が多かったですね。
パスを出して前掛かりになってくれた相手が多かったので、うしろのディフェンス3枚の裏を越していたらもっとひっくり返ったと思います。もっと中盤ラインから僕たちが飛び込んで厚いチャンスもできたのではないかと思うのでもったいなかったです。
――4連勝ですが、今後に向けての意気込みを聞かせてください。
（横山）歩夢がいない中で先制して勝てたのはチームとしてすごく自信になりました。次の試合は累積（警告）で出られない選手も出てくるので、総合力を試されると思います。ホームで戦えるので、たくさんのサポーターも来てくれるのでその期待にしっかり応えたいと思います。
大野 佑哉（DF）
――早い時間帯で先制点を取れました。その点も含め、90分間を振り返ってみての感想はいかがですか？
守備は（失点）ゼロの時間を長くして、先制点を取ろうというテーマでこの試合も入りました。前半の序盤のうちは前からの守備もうまくハマってボールも取れて、良かったです。
でも徐々に相手にボールを持たれて、特に僕たちの左サイドに人数をかけられてコンビネーションで崩されて…という感じでした。後ろに重たくなってきて、なかなかそこからは攻撃に出ていくのが難しい試合になりました。
ですが守備陣は、相手がポゼッションをしながら裏に出てくるというのはわかっていたので、ピンチも何回かありましたけど、声を掛け合いながら、ゼロに抑えられたのは良かったです。
きょうの試合はビクトルがPKを止めたとこでもう1回流れを相手に渡さなかったというか、あのプレーが一番ビッグプレーだと思うので、ビクトルに感謝したいですし、これからはビクトルを助けていければと思います。
――追加点が取れない試合が続いていますが、足りないと思う部分はなにですか？
毎試合のように言っていますけど、奪った後のボールの1本目や2本目を失うことが多いので、まずはボールを持っている人はどこにつけるかなどを判断を高めないといけないですし、ボールを持ってない周りの選手も隠れないでサポートしたり、「落ち着け」や「フリーだぞ」と伝わるように声をかけて、チーム全体として助けていかないといけないなと思います。
――次はホームでの鳥取戦で、累積で出場できない選手もいますがどんな思いで戦いたいですか？
誰が出ないから不安とかではないですし、誰が出ても高いパフォーマンスを発揮できるような練習を常にやっているので、試合に出る人が与えられた役割をするだけだと思います。出られない選手は絶対に悔しいので、その分を出る選手がやらないといけないですし、（外山）凌くんとトキ（常田）はチームを助けるゴールを決めてきた選手なので、今まで助けてもらった分、自分が助けるんだぞという責任感をもってプレーしたいと思います。
