【キャンプレポート】雨中のトレーニング コンパクトに強度高く ※一部無料
第1次串本キャンプ第6日は27日、午前練習を和歌山県串本町のサン・ナンタンランドで行った。翌日にトレーニングマッチを控えていることなどから、午後練習を取りやめて負荷を軽減。本降りの冷たい雨に打たれながらのトレーニングとなったが、コンパクトな中でも強度の高いメニューを消化した。
気温4度。この日も本州最南端の地は空気が冷たく、降りしきる雨が寒さに追い打ちをかけていた。施設内のクラブハウスでミーティングを終え、身を縮めながらグラウンドに姿を表す選手たち。それでもトレーニングを積まなければならない。これまで同様に、時間をじっくりかけて身体を起こしていく。
試合前日で雨のコンディションだったため、時間を短めにしてコンパクトにトレーニングを設計。その中でも強度を持たせつつ、前日までの反省を踏まえたメニューとした。両サイドで4対3を2グループ作り、突破したらクロスからシュート。ハイテンポでボールが動き、ボールを奪い合う球際のバトルもヒートアップしていた。
続いてハーフコートで9対9。ホイッスルを合図に攻守を切り替えるルールとした。ボールを動かしてから瞬時に切り替え、すかさずプレスをかけていく。攻撃側は、ハイプレスをかいくぐってボールを前進させることが求められる。高いインテンシティを保ってプレーしながら、これまでの落とし込みを確認していた。
最後はコンパクトなフィールドに7対7がひしめくゴール前の局面。密集の中で目まぐるしく攻守が入れ替わり、少しでもコースが空けばすぐにシュートが飛んでくる。ボールが止まるほど水を含んだピッチの上で、水しぶきを上げながらトレーニングに打ち込んでいた。
また、この日は安東のキャプテン就任と菊井、宮部の副キャプテン就任が発表された。いずれもキャンプ前に霜田監督から指名され、心持ち新たにシーズン開幕へ準備を進めている。翌日に控えた初のトレーニングマッチに対する意気込みとともに、霜田監督と安東、菊井、宮部の3人に話を聞いた。