【キャンプレポート】長丁場のキャンプ最終盤 この日も仕上げに余念なし ※一部無料

第2次鹿児島キャンプ第17日は24日、午前練習を鹿児島県立鴨池補助競技場で行った。この日もキャンプ仕上げのステップとして、攻守の狙うべきポイントなどを再確認。日に日に近づく開幕に向け、また一つ確かな積み上げをした。

ポールなどを使ったフィジカルメニューでウォーミングアップ。ボール回しを挟んで、再びフィジカルパート。この日はスピード系に主眼を当てた内容で、腰を落としてバックステップを踏むディフェンスの動きなどを取り入れていた。

それが生かされるのは直後のセッション。左右のサイドで1対1の状況を作り出し、クロスが入ったらゴール前での攻防が繰り広げられる。「仕組み」が前提ではあるが、個で違いを作れるかどうかも重要なファクター。ディフェンス側が好対応で食い止めたり、オフェンス側が鮮やかに抜いたりするとチームメイトから賞賛の声が湧き出ていた。

クロスに対してはどこに入るか、どこを守るかが大きなポイントとなる。対面するディフェンスを抜いた選手から良質なボールが供給されてネットを揺らすシーンもあれば、ゴール前できっちり跳ね返すシーンも。GK陣も随所に好セーブを見せるなど、順調な仕上がりぶりをうかがわせていた。

最後はハーフコートの11対12。オフェンス側は従来から落とし込んできた手法を改めて確認。特に、ボールの受け手が取るべきポジショニングを重要視した。ディフェンス側もこれまで同様に通させたくないエリアを締めながら、ボールの位置に応じてこまめにスライドしていた。

17日目にして初めて雨がぱらつく中での練習。コンパクトで強度は控えめだったが、引き締まったトレーニングとなっていた。ビクトル、住田、田中のコメントを紹介する。

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