
【試合後コメント】石﨑 信弘監督 第1節 大宮戦 ※無料配信
――まずは試合の総括をお願いします。
新しいチームになって私が来てから1カ月という短い中で、選手はよくトレーニングしてくれたのではないかと思います。天然芝でやるのも、(キャンプ地の)鹿児島でやった2週間ぐらいだったわけですが、本当に頑張ってくれたのではないかと。
ただ、失点の部分で一つはセットプレーというところと、(もう1点は)うちの右サイドの背後を崩されて取られてしまいました。前からボールを取りにいこうという意識はすごく良いと思いますが、自分たちの背後は常にケアしなければいけないと思います。かなり口酸っぱく言ったのですが背後を取られてしまいました。前からプレッシャーをかける分、自分たちの背後というところは常にケア、カバーの意識を持っていかなければいけないのではないかなと思います。
0-2から後半はメンバーを替えて、勇気を持って(プレーできていた)。前半はボールを取れていたけれど、そこからなかなか良い攻撃ができませんでした。後半は奪った後のボールをしっかりと攻撃に繋げられたというところが良かったのではないかなと思います。
大変悔しい負けですが、選手たちは本当に最後まで諦めずに戦ってくれたのではないかと思いますし、J1昇格を目指している大宮相手にこれだけできたというところは、今後もっともっとやっていけば良いチームになっていくのではないかと思います。
また1週間後、今度は清水で合宿が始まりますが、そこで良い準備をしてJ2の藤枝に向けてしっかりとトレーニングをしていきたいと思います。
――90分のゲームも練習試合もほぼできていない状態で、ある意味ぶっつけ本番の側面もあったと思いますが、最後まで足が止まらずに戦えていたように見えましたし、球際では80分以降も粘り強くやれていたと思います。そのあたりの評価はいかがですか?
そうですね。90分やったのは今日が初めてですが、ほとんどの選手が90分やったというところは自信につながっていきますし、それなりのトレーニングは積んできていますので、良かったのではないかなと思います。ただ終盤で相手が疲れた時に得点を狙うというところではまだまだ精度が低かったと思います。
――1点取ったところの形ですが、その前の時間帯からボールホルダーが前を向いた時に背後へのアクションが増えていて非常に良い形の流れから生まれたと思いますが、試行してきたものが出せたゴールだったのではないでしょうか。
ボールを持った選手がいたら相手の背後を突いていこうと。なかなか前半は相手の背後を突く動きだとか、前向きになかなか出せなかったのですが、トレーニングでやってきたところは十分意識してくれたと思います。どうしても背後に出ていくことや縦にボールを入れることは勇気が必要なプレーだと思いますが、そこをしっかりゲームの中で出してくれたのではないかと思います。
――この試合で見えた意義はいかがでしょうか。
チームが今シーズンからやろうとしている前線からの守備のところ。相手のディフェンスあるいはGKに対してしっかりとプレッシャーをかけていくというところ、それで前半も後半もボールは奪えていました。あとは課題として奪ったボールをどうシュートまで持っていくか。後半も良い形でサイドが起点になっていましたが、サイドのクロスの精度や中に入っていく入り方、タイミングはまだまだやっていかなければいけないと思います。
――初めて松本山雅のサポーターの声援を背にしてみていかがでしたか?
今日のこのスタジアムの雰囲気、大宮のホームの中でかなりのサポーターの方が入ったというところで、久々にJリーグらしい雰囲気を感じられたのではないかなと思います。後半になって勢いが出てきたのもサポーターの応援のおかげだと思います。サポーターの席に向けて攻撃をしていったところが、得点もそうですし、追い上げてきたのもサポーターの応援のおかげだと思っています。
本当に素晴らしい応援のおかげでここまでこられましたが、今日のゲームは勝てませんでしたので、次は勝ちをサポーターの皆さんにプレゼントしたいと思います。
――3バックの真ん中に金子選手を起用しました。ルーキーで思い切った起用だと思いますが、どのような期待を持って起用し、今日の試合の評価はいかがですか?
対人の強さというところで、飛んできたボールをしっかりと返すことや、カバーの意識も随分付いてきています。その部分で彼を3バックの真ん中にしました。すごく今日は頑張ってくれたと思います。ただ守るだけでなくてビルドアップはこれからもっとトレーニングしていかなければいけないと思います。
――練習試合で指摘されていた後ろに重くなる課題は改善されていたと思います。特に宮部選手はしっかりと前で潰せていたと思いますが、どのような評価でしょうか?
ただ前半に宮部のところで前にプレッシャーをかけていない場面が2シーンほどあったので、試合中に話をしました。そこから勇気を持って出ていけるようになりました。3バックの選手があそこまでプレッシャーをかけていくことは勇気が必要ですが、それが自分たちのやり方ですので、ハーフタイムに話をして後半は積極的に前に出てボールを奪うことができていたのではないかなと思います。
――後半は奪ったボールから良い攻撃に繋げられたと思いますが、前半は田中選手が守備で中盤に降りざるを得ない状況になっていたと思います。そこは監督から後半は指示があったのでしょうか
後半からシステムを変えました。前半は渋谷と深澤のダブルボランチでやっていましたが、後半はダイヤモンドにして田中をトップ下にして安永をサイドに入れました。安永のところでボールをキープできていたと思いますので、その形が功を奏したと思います。
――今日は大卒ルーキー3人の活躍もありました。チームとして明るい要素だと思いますが、いかがでしょうか?
新卒の選手を2人先発で使って途中から1人という形でしたが、先発で出られるくらいトレーニングの中で頑張ってくれていたと思います。途中から入った藤枝は得点を取りましたので、これからもっと期待できるのではないかなと思います。
――次節も格上の藤枝との対戦になりますが、これからどのような取り組みで勝利を目指しますか?
まず今日の前半の反省をして、なぜ良い攻撃ができなかったかというところです。それは僕のシステムミスがあったのかも分かりません。そこを改善して、ボールを取れるようにはなっています。攻撃のトレーニングはそこまでやっていませんが、攻撃につながる部分、フィニッシュ精度を改善できたらと思います。
藤枝がどういうシステムでどういう戦い方かは槙野監督になってから分かりませんので、そこを1週間分析して、特にここ(松本山雅)にいた背番号10の菊井選手がいますので、その辺をしっかり分析して対戦できたらと思います。


