【かりがね通信】Step by step① 二ノ宮慈洋 急成長の要因は ※一部無料

華やかなピッチにはまだ届かずとも、人知れずトレーニングに汗を流している選手たちがいる。心・技・体を磨いて、まずは公式戦初出場を目指す。今日から3日間は練習場レポート・かりがね通信に「Step by step」と副題をつけ、これまで出場機会のなかった選手をピックアップ。その成長ぶりや現在地、決意などを語ってもらう。

第1回は二ノ宮慈洋にフォーカスする。高卒センターバックとして加入して2年目。霜田監督も「到達点はまだまだだが、チームトップクラスの成長率」としてその名を挙げる。前節の沼津戦では「19人目の選手」としてウォーミングアップなどでピッチに立った。マインドの変化が行動変容を生んだうえ、戦術をスムーズに理解して大きな成長につながった模様。その言葉に耳を傾ける。


――順調にプロ2年目を過ごしているように見えますが、現状をどう自己分析していますか?

1年目はプロ初めてで、受け身でやっている自分がいました。今年はどうにかしないといけないと思って、自分から積極的にトレーニングにチャレンジしたり、トレーニングのほかにもウィークポイントに向き合ってきました。筋トレや技術練習をしたり。去年よりはいい方向に向かっていると自分でも感じています。

――特にこだわって取り組んでいることはなんですか?

特に筋トレです。去年よりも回数を増やして追い込んでいます。キャンプで(小松)蓮さんと(住田)将さん、(榎本)樹さんと一緒にやっていて、刺激を受けました。(去年は)週2〜3回だったけど、今は週に5回くらい。強度も今年の方が高いです。それだけではなく、2年目で環境に慣れたのでやりやすくなったというのもあります。食事も気を遣っていて、体重は去年から5キロくらい増えて77〜78kgになりました。

――ピッチの中で成長を感じている部分はありますか?

自分がボールを持つ前に、どうプレーをするか考えています。去年はボールを受けてから考えていたけど、今年はサッカーの見方が変わりました。霜田さんのプレーモデルを聞いてきて自分の頭の中で整理されているから、サッカーがとてもやりやすくなりました。

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