【試合後コメント】霜田 正浩監督 第8節 金沢戦 ※無料配信
――試合の総括をお願いします。
今日は何もありません。自滅でした。何もかもがうまくいきませんでした。これだけのサポーターが来てくれて、戦う姿勢を見せられなかったことにとても責任を感じています。
――今週は「ラストプレーにこだわる」というテーマでトレーニングをしてきました。その中で、攻守のラストプレーに関してはどう見ていますか?
(攻撃は)そこまで行きませんでした。守備はその前でなかなかプレッシャーをかけられず、今まで僕らがやってきたことが今日は何もできなかった。それだけです。僕らの失点はほとんどが、自分たちのパスミスやコントロールミスからのカウンターでした。今までそういう失点はあまりなかったんですけれども、今日は相手がそれを狙っているのがわかっている中で、そこにボールを入れて失ってしまう。そこでカウンターを受けてしまう…ということを繰り返してしまったと思います。
――1-4で折り返した後半は3バックで入りました。どのような狙いでしたか?
3点取るつもりでいました。守備を3枚で担保しながら、ボランチ1枚も加えた4枚でリスク管理をして、あとの7枚で攻撃に行きたかったです。それでも先に点を取られてしまったので、また前の人数を増やしました。
――エリアと状況にもよりますが、「ミスは起きるものとしてカバーする」ことが根本にあったと思います。前節そこで2失点した直後で、そうしたカバーする精神がどれだけ表現できていたのか。それと同時に、「守備のゴール前でマークを離さない」と意識づけしてきた中でやすやすとフリーの状況を作られてしまっていて、全く修正できていないように映ってしまいますが、そこについての受け止めはいかがでしょうか?
それをずっと言ってきていました。それができれば失点をしないし、できないと失点してしまう。ハッキリしているので、選手たちが一番よくわかっていると思いますが、そういうところをちゃんと修正させなければいけないと思っています。
――1失点目から一気に崩れました。経験のある選手たちが中心になって踏みとどまれるところがあればよかったのですが、逆にそうしたベテランの選手に気持ちが切れてしまうような部分も見られました。
今日は本当に、(試合への)持って行き方から全て、僕の責任です。それだけです。
――「戦う姿勢を見せられなかった」という要素も大きかったのではないかと思います。その要因はどのように見ていますか?
コンディショニングを含めて今週はいい準備ができていました。最初の入りも良かったし、最初の1点目も良かった。2点目の取られ方、あるいは2点目と3点目の間。そういうところでだんだん気持ちが後ろ向きになってしまったのかなと推測しますが、そこで踏みとどまるのが本当に強いチームだと思います。そこで踏みとどまらせられなかったことにも責任を感じています。
――さまざまな理由が複合して大差負けのゲームは起こると思いますが、もう一回ここから前を向いていくためのアプローチはどのような部分にフォーカスしていきますか?
いいゲームがずっと続いていました。失点も少なくなっているし、攻撃の形もできている。あとはチャンスを決めるだけ…というところだったと思います。そういうゲームをやりながら、僕におごりがあったのではないかなと。そこでもう一回原点に帰って戦わなければいけない。今日はそうやって頭を叩かれたゲームになってしまったので、もう一回原点に戻ります。このままズルズルと行くわけにはいきません。今日の今日では難しいと思いますが、今日これだけのサポーターにこれだけ悔しい思いをさせてしまったし、目の前でそういう熱を受けた選手たちは本当に悔しいと思います。なので、明日からどうするかを考えて練習に挑みたいと思います。
どうやって戦うかはみんなわかっているけども、自分たちのミスで相手にプレゼントしてしまうと、こういうゲームになってしまうことがわかったと思います。もう一回原点に戻って、相手のゴールに向かうアグレッシブな姿勢で、戦う姿勢でサッカーをやりたいと思います。