【試合後コメント】第21節 FC大阪戦 ※無料配信
浅川 隼人(FW)
――2-0で勝利となりました。振り返っていかがですか?
クリーンシートで終われたのはすごくよかったし、複数得点も取れたので、チームの目標に向けて良い一歩が踏み出せたと思います。
――それもご自身の2ゴールでの勝利でした。
2ゴール取れたのはうれしいですけど、他にもシュートを決め切れるチャンスはありました。そこにこだわってやっていきたいです。
――1点目は樋口選手のシュート性のボールに対して、うまく軌道を変えてのゴールでした。
一個前にクロスが上がってきて、そこに飛び込んでのこぼれ球からでした。そういうところにも足を止めずに走り続けることができて、僕らしいゴールだったと思います。
2点目に関しても(安永)玲央が競ってくれて、こぼれ球に反応するというところでした。一個シュートのタイミングを崩して、GKが倒れたところで決め切れたので、ゴール前で落ち着いて取れたと思います。
――2点目については、GKとどのような駆け引きがあったのでしょうか?
その前にGKと1対1があって、早めに打ってしまいました。次のチャンスで反省を生かして決め切れたのは大きかったです。
――チームとして前線からの守備も効いていました。
今週1週間はかなりハードに練習してきました。FC大阪はロングボールを蹴ってきたり、球際だったり1対1のデュエルの強さがあります。そこを超えるためにもしっかり練習からハードワークしてきたし、それがしっかりと試合にも出たと思います。
――今日の2ゴールで2桁得点となりました。どのように受け止めていますか?
まだまだ決め切るところを決め切れていない部分はあります。一つ目標にしていた2桁は達成できたので、次は20点以上取ることを目指して突き進んでいきたいです。
――サポーターからは「まだまだやれるんじゃないか」という期待もあるように思います。
雨の中でも5,000人を超えるサポーターが来てくださったのは、当たり前ではないです。そういう意味でも僕たちが勝って、笑って帰っていただけるのはすごくよかったと思います。僕たちはこうして勝ち続けないといけないし、次はアウェイですけどしっかり勝って、またホームでたくさんのサポーターを背にして戦って勝利をつかみ取りたいです。
安藤 翼(FW)
――前半で2点をリードして、試合を優位に進めることができました。全体的に振り返っていかがですか?
立ち上がりで押し込める時間が多くて、結果的に2点を奪うことができました。その後の戦い方が大事なポイントだったので、そこは3点目を取りに行きながら、チームとして統一してゲームを進められたと思います。
――相手がハードワークを徹底してくる中で、安藤選手が起点を作ることも重要だったと思います。
前線でターゲットマンになるというのは、チームとして自分に求められていることだと思います。自分が起点を作ればチャンスになることもわかっていたし、そこは持ち味の出しどころだと思っていました。そこがうまく何回か出たので、よかったと思います。
――前半はチームとして相手の背後を突くシーンも多く見られました。そこは狙い通りだったのでしょうか?
相手の2トップとサイドハーフは結構前がかりに来ていたし、全体的に相手の目線は前にありました。その背後をうまく突いていくのは、チームのプランとしてもありました。何度か裏をうまく突けて、流れを呼び込めたと思います。
――先ほども話していましたが、2点リードで迎えた後半の戦い方もポイントでした。第18節・相模原戦の経験を踏まえて、手応えはいかがですか?
「もし1点取られたとしても慌てずに行こう」というのはチームとして決めていました。その中で3点目を取りに行きながらもあまりリスクは冒さず、守備のところは粘り強く。そこは相模原戦などの反省を生かせた展開になったと思います。
――複数得点かつ無失点での勝利でしたが、その意義はどう捉えていますか?
前節に悔しい負け方をして、ここで勝たないといけないという思いで戦っていました。ただ毎回それをやらないといけません。ここで勝っても次に負けたら意味がないので、本当に次が大事になってきます。気を引き締めてやっていきたいです。
米原 秀亮(MF)
――相手はロングボールを主体としてくるチームでした。それを踏まえての出来栄えはいかがですか?
思っている以上に繋いできたところはありましたけど、「回させている」というポジティブな感覚でやれていました。アタッキングサードで何もやらせなかったのは事実なので、守備のところは持たれる時間帯もありましたけど、そんなにネガティブではなかったと思います。
――ロングボールを想定して準備してきたと思いますが、それもうまく作用したと言えるのでしょうか?
セカンドボールは拾えていたし、手数をかけずに攻め切るところで自分たちの形も出ていました。相手が前から来たいところをひっくり返して、チャンスもできていました。内容的にはよかったと思います。
――相手がプレッシングに来る中で、それを最初からひっくり返すことは意図していたのでしょうか?
15分はそれをやろうとチームとして統一していました。後半もこれだけ蒸し暑い中で、なかなかボールを繋げなくなって(第18節)相模原戦のような失敗はしたくありませんでした。そこで繋ぎながらも前を選択するというのは、11人で同じ絵を描けていました。それは無失点に繋がった要因だと思うし、同じような失敗をしなかったのは大きいです。
――守備では味方同士でカバーし合うような距離感が取れていました。
4―3―3になってからある程度試合を重ねている中で、誰がサイドバックに出るとかが明確になっている分、自分たちの役割がはっきりしてきたと思います。今日に関しては相手が蹴ってくることを想定すると、一人が競った後のカバーというのは、後ろの4人とアンカーでしっかりカバーし合おうと話していました。それがうまくできたと思います。
野々村 鷹人(DF)
――久々のサンプロ アルウィンでの試合でした。振り返っていかがですか?
この声援は当たり前じゃないし、ファン・サポーターと一緒に勝ちたい気持ちがあります。その中でも勝てたことはすごくよかったです。
――今日は無失点で終えることができました。
ディフェンダーの選手としては(失点)ゼロで抑えられたのが一番うれしいです。ピンチもあったので、そこをしっかり修正して次の北九州戦に向かうことが大事だと思います。
――チャンスらしいチャンスを作らせなかった印象もありますが、どこが修正点だと感じていますか?
最後のキワのところで身体を張る部分はありました。自分たちのミスを突かれて失点していたら、流れは違っていたと思います。そういうミスをなくしつつ、どうやったらなくせるかということもピッチの中で話せていました。それが次に繋がればと思います。
――ファウルで取り消しとなりましたが、ネットを揺らすシーンもありました。
そこは一つの武器として持っています。結果的にファウルという形になりましたけど、ピンチを救えるように、得点を取れるようにしていきたいです。
――今後に向けても、ご自身の競り合いの強さが必要になってくると思います。
ボールを弾くところは自分の長所でもあります。「上げてこいよ」というくらいの気持ちで構えているし、そこには何の不安もありません。しっかりと弾きつつ、セカンドボールを拾えるポジションを取ることも共有できれば、もっといいチームになると思います。そこは引き続きやっていきたいです。