【試合後コメント】第23節 福島戦 ※無料配信

大内 一生(GK)

――まずは今日の試合の総括をお願いします。

物足りなさがあります。前回は引き分けて、その勝点1を生かすためにも今日の試合は何がなんでも勝たないといなかったです。前期に福島に負けていることもあったので、そのリベンジを果たしたいという強い気持ちで入りましたけど、終わってみれば引き分けでした。物足りなさを感じています。

――物足りなさというのは、具体的にはどんなところがあるのでしょうか?

何失点しようと勝点3を目指して試合に入っていますけど、相手より多く点を取ることができなかった。そういう部分です。

――追加点を取ることができなかったですが、最後方から見ていてどんな課題を感じましたか?

後半戦の少し前からですけど、守備においてはすごく成長していると思います。もちろん1点やられてしまいましたけど、前期と比べればよくなっている部分はあります。

ただ、今日に関しては守備でエネルギーを使いすぎて、攻撃に出ていけなかったです。自分たちがボールを持ったときをもう少し大事にしていかないといけません。

――守備に関しては、失点の前後で何か修正した部分はありますか?

特に変えた部分はないです。相手はすごく個の高い選手がたくさんいますけど、最後にやらせなければいいと思っていました。全員が体を張るところは張って、1失点したのは修正しないといけないところですけど、それで自信を失うことはないです。

何度も言っていますけど、攻撃的なスタイルを持っているチームなので、いかに攻撃で違いを作っていくかがポイントになります。そこはもう一度見つめ直さないといけません。

――これで中断期間を迎えますが、再開後に向けて意気込みをお願いします。

次節の相模原もアウェイで悔しい負け方をしている相手です。今日負けなかったのはポジティブかもしれないですけど、勝点1では何も満足できません。勝ちが必要なので、少し時間が空く中でまたしっかり準備して、ホームに来てくれるサポーターの前で勝点3を取りたいと思います。


山口 一真(MF)

――3試合ぶりの出場となりました。

(時間が)短かったので、もう少し長く出たかったです。見ての通り、攻撃はできていないと思います。出たらどんどんシュートを狙っていきたいし、もっと攻めていかないといけないと思っています。今は正直、セットプレーでしか点を取れる雰囲気がしないです。やっぱり引き分けではダメだと思うし、勝たないといけない。それだけです。


安藤 翼(FW)

――今日の試合を振り返ってください。

入りは良かったんですけど、結果として1-1。前半は特に相手にボールを持たれてしまって、終了間際に失点してしまいました。後半に守備の形を変えてからはボールを持つ時間もあったんですけども、自分たちが主体的にボールを動かす時間は少なく、「動かさせられている」感覚が多かったです。もっともっと自分たちでボールを持ってビルドアップして、ゴールに迫っていく形が必要でした。

――その中で、立ち上がりにご自身のゴールが生まれました。

チームとして立ち上がりから押し込めていました。いい形でキク(菊井)から素晴らしいボールが来たので、僕は押し込むだけでした。それが先制に繋がったことは良かったです。

――前半の守備がハマらなかった要因はどんな部分でしょうか?

どうボールを奪いにいくか。相手も確かにボールの動かし方がうまかったので、自分たちがどこでボールを取りに行くかをチームとして決めてはいたものの、それを相手も変えてくるようなところがありました。自分たちが奪えず主導権を握られて、苦しい展開になって失点してしまったと思います。

――後半はどのように変えたのでしょうか?

立ち位置をすぐに変えて、誰がボールにいくかをハッキリさせたことで、奪いどころがハッキリしました。その分だけ相手も多分、後半は思い通りのサッカーができなかっただろうと思います。自分たちもセットプレーが多かったですけど、攻撃のチャンスも作れてはいました。でも流れの中でどうチャンスを作っていくかは今日のゲームで浮き彫りになったと思います。

少し(次節まで)空くので、まずそこで修正したいです。でも負けなかったというところはポジティブに捉えてやっていきたいです。

――中断期間が明けた後、どのように貢献していきたいですか?

個人的にはやはりゴールとアシストが必要です。今日の試合も2点目を取っていれば流れは変わったし、自分自身ももっと攻撃の部分で違いを出していかないといけないと、前期を通して感じています。試合に出ているだけでは意味がないと思っているので、ゲームの中で何ができるかを自分にも問いかけて、もっとクオリティを上げていきたいです。


野々村 鷹人(DF)

――試合を振り返っての印象はいかがですか?

(福島が)近くでボールを回してくるチームだというのはわかっていました。うまくハマらなくても最後に身体を張ったりとかやろうとしたことはできたんですけど、隙を与えてしまいました。

失点して追いつかれてからもっとギアを上げていかないといけないのに、なかなか押し込まれて守る展開が多かったと思います。

――相手を封じるための守備はどのようなことを意識していたのでしょうか?

右サイドバック樋口の前、森晃太選手のポジションがなかなか捕まえにくかったです。だから(ハーフタイムに)シモさん(霜田監督)が後半に向けて「守備は4-3-3のままで」と指示をしていたんですけど、自分は「ツバくん(安藤)をはっきり(低い位置まで)落としてもいいですか」というのをシモさんとすり合わせて、「そのパターンでも全然いいよ」と納得してくれたので、そこのコミュニケーションはしっかり取れていました。

後半は森選手も内側に入るのではなく外に張るシーンが多くなったので、樋口も捕まえやすかったと思います。走らせることはあったけれど、怖い場面は前より減ったのではないかと思います。あとは奪った後の攻撃で出ていく場面でもう少しクオリティ高く、スプリントをかけて押していくことが大事だったんじゃないかと思います。

――失点の場面は、少し膨らむような形で塩浜選手が入ってきました。どう対応しようとしていましたか?

クロスに対して(山本)龍平もある程度寄せていたんですが、当たってリフレクションのような形で宮部の頭を越えてヘディングされてしまいました。当たっていなかったら本来は宮部が普通に反応できたかもしれないですが、自分の右手にもマークがいたので、自分はちょっと行けなかったです。

それが起きる現象の前のところも振り返ってみたらうまくいってない時間だったので、もう少し何とかできる方法があったのではないかと思います。