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【キャンプレポート】オフ明けて「実戦モード」 雨に負けず2部練習 ※一部無料
第2次鹿児島キャンプ第10日は12日、鹿児島県立鴨池補助競技場で午前と午後の2部練習を行った。開幕まで2週間を切り、この日からは週末の実戦を想定したルーティンに突入。オフ明けの初日は2部練習で戦術の浸透などを図った。
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鹿児島に来て10日目。この日も天候に恵まれず、午前午後とも雨中のトレーニングとなった。選手たちはずぶ濡れになりながらも、フィジカルメニューから順に身体を起こしていく。
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主に午前はプログレッション、午後はディフェンスを確認。前日に鹿児島戦のフィードバックをしていたことも手伝ってか、特に攻撃はスムーズに前進できるシーンも増えた。「立ち位置だったりは去年と似ている部分もあるのでイメージしやすい」と2年目の前田は話す。
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守備は中盤2人と最終ライン2人で連係しながら守る訓練。25m×25mで4対5とし、中を通させずにコンパクトさを保ちながら守る意識付けを図った。シーズン中も繰り返すことで細部まで徹底的に浸透させていきたい考え。
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最終セッションではペナルティエリア幅のハーフコートで3対3とし、攻守の切り替えもセットにした設定。こうした取り組みの一つ一つが積み重なり、最終的にはリーグ戦の大きな結果につながっていく。
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インテンシティを確保する一方、1回のトレーニング時間はコンパクト。この日は午前が今までで最長に近い85分、午後は悪天候もあり60分となっていた。
早川監督と選手2人(浅川、前田)のコメントを紹介する。
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早川 知伸監督
――今日から試合を念頭に置いたルーティーンになりました。
年間を通じてオフ明けのところからトレーニングを重ねて、午前、午後と大事にやっていこうと思っています。そこに選手たちがどう順応していくかになるので、「やっていくよ」と宣言しながら進めていく形になります。
(オフ明けの2部練習はシーズンを通じて)基本的にはやっていく予定です。ただ時間とかも工夫できることはするので、分量も含めて集中できるようにやっていこうと思っています。
――明日は非公開練習となります。
基本は紅白戦で、午後は指名した選手だけでもう少しできると思っているので、そんな形でやっていく予定でいます。
――若手を中心に、足りない部分を補っていく形になるのでしょうか?
指名トレーニングという形です。去年までは希望みたいな形でしたけど、希望ではなくて指名。(長山)一也(コーチ)がメインになって見てもらう形で、基本的にはテクニカルなところとか、個人にフォーカスしたところをやっていきます。
いろいろ話をしながら共有できるところもあるし、一也も鍛えることに長けているコーチなので、お願いして助かるところはあります。
まだまだ足りないところや抜けている部分は多いし、そこをやってもらえないと(試合に)絡めないのが現実ではあります。
チャンスをつかんで、試合経験の中でガッと伸びる選手もいますけど、ベースがないのに「試合に出たからいい」ではないと思います。そのベースを鍛えるのはクラブとしても必要なので、大事にしたいです。
――午後は守備のスライドの部分や、背中で消しながら守るセッションもありました。そこはまだまだ習慣化しないといけないところでしょうか?
一番はしゃべれないというか、「何をどうするか」がまだ具体的になっていません。自分の意志は何なのか、どう伝えられるのか。誰が右、誰が左、どう連係して守るかがまだまだ必要です。
時間も区切ってコントロールしていますけど、その時間内に頑張り続けてひたすら愚直にできるかどうか。やっぱり疲れてふと抜けてしまったりするので、集中力を保てる時間を長くしていくことが大事だと思います。