【試合後コメント】第30節 福島戦 ※無料配信

高橋 祥平(DF)

――試合を振り返っての受け止めはいかがですか?

不甲斐ない結果だと思っています。

――失点シーンは自陣で奪われてからでした。山雅がやりたいことを先にやられてしまった印象がありますがどのように受け止めていますか?

言われたように、こっちのやりたいことを相手にやられたと思うし、自分らが失点場面だけで言うと取られ方も悪かったですが、みんなでカバーし合うこともできていませんでした。本当にまた安い失点をしてしまったと思います。

――300人というサポーターに温かい言葉もかけていただきました。

松本のサポーターは本当に温かくて、自分たちにポジティブなことを言ってくれているにも関わらず、結果を出せないところは自分たちの力不足だと思います。

サポーターも「切り替えてやっていこう」と言ってくれたので、来週から切り替えて次の試合にまた向かっていきたいと思います。

――残りの9試合よりもJ2昇格プレーオフ圏内との勝点差の方が上回ってしまいましたが、どのように受け止めていますか?

本当に厳しい状況ですが、やるしかないです。チャンスがある限りやり続けたいと思います。

――ボールの奪い所が定められていない印象もありましたが、後ろから見ていていかがでしたか?

奪い所が難しくて、前の強度とかプレスがハマっていたかと言えばハマってはいなかったし、後ろも後ろで取れてはいないので、そこはチームで合わせるべきだと思っています。

――次節に向けて、どのように戦っていきますか?

悔しいですが、前を向いて、次の試合で勝つための準備をするだけです。次の試合、勝ちたいと思います。


馬渡 和彰(DF)

――1点を追う状況で途中から入って右サイドでクオリティも発揮していました。自分のプレーを振り返っていかがですか?

追いかける展開だったので、「もう行くしかない」というところで、多少リスクをかけながらのポジションニングだったり、できるだけバックパスをしないで「前に前に」というのは心掛けていました。

全体的に見ていて仕掛けやクロスは少なくて、中に人がいるのに上げられずにバックパスで結局後ろまで行ってしまうのが見受けられたので、あまり得意ではないですが仕掛けてクロスをガンガン上げていこうかと。

そういう姿勢を見せるとチームとしても勢いづくと思うので、直接僕がアシストではなくてもチームに勢いをもたらしてそれが同点ゴール、逆転ゴールまでつながればいいと思っていました。

クロスも得点になってもおかしくない軌道の良いクロスが何本かありました。僕はあれを上げ続けるしかないので、中が決めるかどうかは僕がどうこうできる問題ではないので、相手の嫌なボールを上げ続けること。それは今後の試合もやっていきたいと思います。

――煮え切らない試合が続いて残りが9試合になりました。これまでの戦いぶりで感じているものを踏まえながらどのようにアプローチしていきたいですか?

前半がもったいない試合がこれまで結構続いています。前半でリードできていたらいいですが、後半45分の勝負みたいな試合はすごくもったいないと思っています。

しっかり分析もしているし、その中でピッチ内でうまくいっていること、いかないことを整理しながら発信してやらなければいけないですが、前半はいつ失点してもおかしくないシーンが結構ありました。相手が最後まで崩してくれて、そこで何とか対応できるけど、シュートを打たれたら嫌なシーンは結構作られていました。前半からちゃんとゲームに入るところは早急に修正が必要かなと思います。

あとは分析している中で「こうしたい」というものを1週間練習してきて、ピッチの上ではそううまくいかないこともあります。

そういう時に崩れずに誰かを中心に、特に真ん中のライン、ディフェンスラインだったら(高橋)祥平だったり、ボランチだったら(山本)康裕くんだったり、そういう経験のある選手を中心にまとまって戦えば大崩れはないと思います。

最後の最後でやられなければいいとか、そういうメンタルでやりつつ自分たちの流れにどう持っていくか。推進力だったり勢いとか、ダイナミックなプレーとかをチームとして出していけば前半ももっとクオリティの高いゲームができると思います。

うまくいかない中で全部が後手後手になってしまっているので、ハーフタイムで修正はかけますが、修正がかからないまま先に失点しまうのはもったいないです。

コンディションも良くなってきたので、僕がピッチに戻れば、もちろん強度の部分は若手に負ける部分もあるかもしれないですが、賢く、出すべきときに強度を出すというところでうまくやれたらいいと思います。

まだ可能性が残っている以上は勝たなければいけないし、応援してくれる人のためにもやらなければいけません。見ている人が感動するような、心を動かすような、それを毎試合目指してやる。それはいち選手として、プロとしてしっかりやらなければいけないと思います。


前田 陸王(MF)

――急遽の出場となりました。振り返っていかがですか?

勝てなかった悔しさが残る、勝ちきれなかった自分の力のなさに、もう一回、一からやり直したいと思います。

――ああいう場面は想定しなかったと思いますが、入る瞬間にはどういったメッセージがありましたか?

本当に急だったので、明確に「これをやってくれ」というのはありませんでした。

ただ守備から入る中で、守備のかけ方だったりはもう少し改善できる部分はあったと思います。

――攻撃面でもなかなか決定機を作れませんでしたが、その要因はどう受け止めていますか?

前半は立ち位置もそうですし、ヒグ(樋口)との縦の関係だったり、前の3枚の関係だったりはもっと改善できる部分はあったと思います。

後半はフォーメーションも変わって少しボールも受けられるようになって、少しは修正できたと思いますが、それを前半からやりたかったです。

もっとシュートのシーンを作っていきたいですし、もっとゴールに向かったプレーを増やしていきたいです。

――負傷した選手が出てきて、新たに攻撃の選手たちがステップアップしなければいけない状況になってきていると思います。

凱光(村越)の良さ、悠介くん(菊井)の良さ、自分が持っているものは全く別だと思っています。

あの人たちのようにやるのは全く考えていなくて、自分の良さを出してあの人たちがチームを勝たせていたので、僕も必ず勝たせられるようなプレーを何回も何回もやりたいと思います。

本当に、勝ちという結果を自分がもたらしたいと思います。


田中 想来(FW)

――ビルドアップの入口となる2センターバックを2トップで塞ぎながら攻撃でも起点になっていましたが、どんなところを意識して入りましたか?

とにかく近くにいることは意識しています。今日もありましたが、ああやって近くにいればどっちかが潰れた後にもいるし、競り合いで勝てなかったり収められなかったりしてもセカンドボールを拾える場面も多いです。

割と近くでできて、関係性を作れているプレーも多かったです。それだけにどうにか2人の関係性でゴールまで、シュートまで行ける場面を増やしたいというのはあります。

――蹴っても相手のサイズが大きいので難しい状況ではありました。

勝てなくても下にいるし、1トップだとどうしても2シャドーがビルドアップに関わりに行っていないような場面が多いですが、2トップならミチくん(林)が競って、勝てなくてもその下で僕が拾う、それで前進してサイドに行く場面も多かったです。勝てないことに対してストレスは溜めていないです。

――結果としては最後までこじ開けられない感じでしたが、どんな課題がありますか?

やはりシュートまで行けないのが一番の課題だと思います。

今日も記録を見たら4本となっていたので、崩し切るのではなくて強引に前を向いてシュートを打ったり、ミドルシュートも含めてもっとゴールに対して向かっていくプレーを増やさないと前でリズムもできません。

守備に終われるような時間が多くなってしまうことも間違いないので、もっとシュートに行けるような試合運びをやっていきたいです。