
【報道対応】小澤 修一社長(2025.10.24)※無料配信
お集まりいただいて本当にありがとうございます。
クラブとしては本当に今、苦しい難局を迎えていますが、何とかみなさんの力をお借りして乗り越えていきたいと思っています。
先程発表させていただきましたが、10月12日に開催予定だった宮崎戦が11月5日の19時半、山梨県のヴァンフォーレ甲府さんのホームスタジアムで開催させていただくことが決まりました。ヴァンフォーレ甲府さん並びに山梨県スポーツ協会のみなさん、対戦相手の宮崎さん、それからJリーグ関係各所、いろんな方に協力をいただいて今回の運びになりました。
我々としてはやはりホームスタジアムで試合ができないのは非常に痛いところではありますが、何とか開催に向けてたくさんの方と協力しながら準備をしていきたいと思っております。
そして今朝、松本建設事務所様にお伺いして、直接現状をお伺いしてきました。昨日行われた検討会の結果において、11月中の試合開催を現時点で判断することはできませんでした。鉄骨部材落下の原因は金属疲労による破断と推定されるということで、非常に稀なケースだとお伺いしています。
検査にかなり時間を要していることも説明いただきましたし、今後については支保工(しほこう)という重さを支えるものを建設しながら復旧工事をしていただく形になるとお伺いしました。
ただこの支保工を設置するにも、その重さを支える構造計算の調査が必要になり、それにも時間を要するということで、なかなか簡単には利用再開できないと捉えております。
バックスタンドを封鎖、もしくは無観客試合の開催ができるのではないかということも質問しましたが、応急対策工事を施さないと照明を支える部材がピッチに落下する可能性も考えられるということで、それも難しいということをお聞きしています。
その中で11月の早い段階では今後のことを判断していかなければいけないと改めて思っていますので、そこまでは引き続きサンプロ アルウィンでの試合開催を念頭に調整、検討していただきますが、もし難しかった場合は代替会場での試合開催候補地も並行して当たっていますので、そちらに切り替えていくような形になるかと思っています。
今週末、パルセイロさんに長野Uスタジアムをお借りするのですが、もちろん5日の開催も調整させていただいておりました。ただ他の試合の日程など、我々だけの都合でこれは決められるものではないので、今回の5日に関しては長野Uスタジアムではなくヴァンフォーレ甲府さんのホームスタジアムをお借りする判断になりました。
あとはJリーグからの指導というのもありまして、なるべく早く試合を開催してほしいということで、そこの要素も今回の決断には含まれています。
――サンプロ アルウィンでの開催を念頭に、という言葉がありましたが、午前中の県との話し合いの中で話した感触はいかがでしょうか?
我々としては「いつ再開できるか」というところを念頭に会話をしてきているので、その延長上という形ではありますが、実際にご説明いただいた中ではかなり複雑な工程を踏まなければいけないということです。
あと検査結果に時間を要することもご説明いただいたので、現時点では少し難しい可能性の方が高いのかなとは思っています。ただ松本建設事務所様もかなりスピーディに色々動いていただいているので、そういった意味では可能性を信じてお待ちするというのが今のクラブのスタンスです。
――クラブとしてもサポーターとしても拠り所であるアルウィンが使えていない現状を社長としてどのように捉えていますか?
我々の活動の根幹がやはりあのスタジアムでの熱気、またそれをどうやって地域に還元していくかというところでもあります。そういった地元で盛り上がりを作れる機会が損失してしまうのはクラブとしては大きく影響が出ていると捉えています。
――ホーム松本の地で試合ができていない状況で、トップチームへの影響はどのように捉えていますか?
もちろんホームアドバンテージというものがなかなか生かし切ることができない現状、そして今の戦績も含めて非常に厳しい局面を迎えていると捉えています。
ただここは現場のスタッフとも話をしていますが、やはり自分たちで変えられるもの、変えられないものがあります。今、自分たちのできることにしっかり矢印を向けて一個一個乗り越えていくしかないという話をさせていただいています。
――具体的なアプローチ、中から動かせるものというのは今考えられているものはいかがですか?
現状で言うと県外での試合開催の際にどうやって移動するかとか、その試合に向けてどうやって調整していくかというのは非常に重要な要素になると思っています。そこはトップチーム強化本部の皆さんと相談しながら動いているところになります。
――こと移動においてはサポーターの皆さんの負担にもなり得る部分かと思います。サポーター、ファンの皆さんへの思いはいかがですか?
アルウィンでの試合が開催できないことは申し訳なく思っています。日頃から応援していただいている皆さん、あそこに週末集まることを楽しみにしていただいていると思うので、そういった皆さんには本当に申し訳ない思いでいっぱいです。
――一連のアクシデントを通じて、クラブとして会社として生じてしまっている、見込まれている損失の部分はいかがでしょうか?またそこの補償に関して、県との話し合いも行っているのでしょうか?
実際には今後の試合を開催する場所や日程によって大きく損失の金額は変わってくると思っています。もちろんアルウィンでできないことに対する損失は我々も算出していますが、そこに関しては今後様々な方たちと相談していく要素があるのかなと思います。
――現状2試合、ホームで開催できていないゲームがありますが、この2試合で生じてしまっている損害というのは現時点ではどのぐらいの額、規模でしょうか?
算定はしているものの実際にはやってみないとわからない部分が多いです。というのは今週末26日、そして11月5日の試合に何人いらっしゃっていただけるのかとか、そういったところによって損失額は大きく変わってくると思います。
今後開催される試合にたくさんの方が来ていただければ損失額も減っていく計算になっています。そういった意味では皆さんに、少し遠方にはなりますが、ぜひ足を運んでいただきたいと思っています。
――昨日の検討会では補填するかどうかも踏まえてクラブと話していきたいという長野県の回答もありました。そういった部分で今後話し合いの方向性はいかがですか?
もちろん損失が出た部分に関しては何らかの補填をしなければ、我々としては今年、黒字に向けて何とか着地を見込んでいた部分が大きく赤字に切り替わっていく可能性があります。その部分に関しては補填の有無、もしくは我々の自助努力で回収できるもの、いろんな可能性を模索しながら少しでも黒字に近づけるような、そんなイメージで今は社員一同取り組んでいるところであります。
――昇格の可能性が残っていて、ホームでは試合ができない。そんな中で昇格するには社長自身は何が必要だと考えていますか?
もちろん昇格の可能性がまだあるので、そこは全く諦めていません。ただやはり目の前の一つ一つを勝っていくしかないと思っているので、今は週末の讃岐戦でまずは安心安全に試合が開催できること、あとはそこに勝利という結果がついてくるように、現場とクラブ両輪で今は試合に向けて準備をしているところです。
――ホームでできないからこそ、サポーターの後押しというのもいつも以上に必要になりますか?
アルウィンの熱気、あの環境というのはなかなか他で表現するのは難しいと思ってはいますが、長野Uスタジアムも素晴らしいスタジアムですし、そこでホームゲームを開催させていただけることに感謝しています。当日はたくさんの緑のユニフォームを着た皆さんに集まっていただき、選手たちの背中を押していただければありがたいです。
――損害と補填の話もありましたが、場合によっては県への損害賠償請求を考えてらっしゃいますか?
そこは現時点ではクラブの中でもどうやって動いていくかというのは話し合っている部分なので、現時点でお話できることはないかなと思います。
さきほどお伝えしたように、補填だけではなくてやはり自助努力で回収することも視野に入れなければいけないので、あらゆる可能性を模索していかなければならないと思っています。
――Uスタで速やかに開催できるのは大きな出来事ではありますが、その受け止めを改めて聞かせてください。
リリースにも出させていただいたのですが、実際にアルウィンの事案発表の翌日にパルセイロさんから、「もし何かあれば相談に乗るので言ってください」ということを言っていただいたので、我々としては非常にうれしい驚きではありました。
スポーツの素晴らしさというか、苦しいときは支え合うような、スポーツとかJリーグとか、そういった組織の素晴らしさを感じた一面もありました。
――宮崎戦の代替地が小瀬になりました。発表までに時間がかかった印象もありましたがその経緯やこのタイミングになった理由を聞かせてください。
やはりアルウィンで開催したいというのが一番の思いであって、ギリギリまで待ちたいというのが自分たちの意見としてありました。代替試合も後にすればするほどアルウィンでできる可能性があるかもしれないという望みがあったので、ギリギリまで交渉が続いていたからです。ですが、最終節の翌週にはプレーオフが組まれており、リーグ全体のレギュレーションに影響を及ぼすことはできないということで、Jリーグにもサポートいただいた上で決定に至りました。
――19時ではなく「19時半」というのは、何か当日に何かがあってその後から設営を始めるという形なのでしょうか?
(午後)3時までは元々の利用団体がいらっしゃいますので、それが終わってから準備することになります。さらにサポーターが松本や首都圏など各地から移動することも考えて時間設定も考慮しました。
――佐久や飯田などJリーグの開催基準に満たないスタジアムも検討はされたという話ですが、今後も考えにくいという捉え方でよろしいですか?
基本的なルールとしてはJリーグの開催基準を満たしているスタジアムでやらなくてはならないし、我々としてもやはりスポーツの、Jリーグの価値というのは試合環境にあると思っています。できるだけJリーグの開催基準が満たされるスタジアムでやりたいというのはあります。
ただどうにもならない場合ももちろんあるので、そこはJリーグも特例として認めていただける可能性はあるのかなと思っています。
――当然両睨みでアルウィンが使える、使えない両パターンを分けながら検討中ではあると思いますが、現状、FC大阪戦、北九州戦に関しての検討段階はおっしゃられる範囲でどれぐらい進んでいますか?
代替地は当然用意しなければいけないので、あらゆる可能性をあたっています。それは県内外を問わずです。
――いつ頃アナウンスできるような見通しになりますか?
特に最終戦のところはJリーグ全体のスケジュールにも関わるところなので、そんなに伸ばせないと思っています。11月の早いタイミングで意思決定をしていかなければいけないと思っています。我々としてはできればギリギリまで待ちたい思いはありますが、ただ待てば(アルウィンが利用できる)可能性が高まるかどうかというところも現状でいうとまだわからないという先方の見解もあります。
――県としては応急処置をして安全確認ができたらバックスタンドを除く3方とフィールドが使えると説明を受けたと思いますが、それがどのぐらいになるかに関しての見込み、見通しについては説明がなかったという認識でよろしいですか?
具体的な期間についてはなかったです。ただ支保工を作るにしても下のスタンド部分の中が空洞になっていたりするので、その荷重に耐えきれる構造なのかをまず調査しなければいけないそうです。ここにかなりの時間を要すると説明をいただいているので、なかなかそんな簡単にはいかないかなというのがあります。
あとは我々のクラブの問題になりますが、来年(シーズンが開幕する)2月以降にスタジアムが本当に使えるかどうか、ここも一つ検討材料としては入れなければいけません。支保工を建てることは間違いなくやらなければいけないと思うのですが、それをやることで開催が難しくなってくるのであれば、我々としてはまた考えなければいけないと思っているので、状況を見守りながら判断していくしかないと思っています。
――現実的に使えないであろう可能性が高い中で早めの判断をしていないのはなぜだろうという疑問が出てきてしまうところではあります。
重複になってしまいますが、アルウィンで開催したいというのが一番の思いで、それは活動の根源であるというところと、あとは損失の問題です。代替試合を別の場所でやればやるほど損失の額は増えていく可能性が高いので、そういったところはクラブの経営上の判断でもあるかなと思っています。
――残り2つのホームゲームに関しては、基本的に日はずらさずに場所だけ検討するという考えですか?
基本はそうしてほしいというのがJリーグの要望ではあると思います。ただどうにもならない状況があれば日程もそうですし会場もそうですし、そこは臨機応変に判断いただけるとは思っています。
最終節だけは日程をずらすのは難しいと言われています。当日に開催できる会場、アルウィン以外でとなると、県内も難しいのは間違いないので、どこか近隣の県のスタジアムをお借りしてやるしかないという状況にはなってしまいます。
――運営のところで、スタジアムが空いていれば試合がすぐできると思いがちですが、実際にはそこをホームスタジアムにしているクラブがあり、運営ノウハウがあって初めて短期間での準備や運用ができるというハードルの高さがあると思いますが、その辺はおっしゃられる範囲でいかがですか?
実際に、いろんな会場で試合をするにあたって、クラブのスタッフの負担というのはかなり大きいです。運営のマニュアルだったり会場の例えば避難経路の確認だったり、所轄警察などに提出しなければいけない書類もあります。
申請前までに出さなければいけないのですが、それも全部すっ飛ばして、近々でやらなければいけないということで、かなりスクランブル態勢ではあります。しかも今週末は慣れない長野Uスタジアムで開催して、アウェイ(鹿児島)に行って小瀬(山梨)でやってまたアウェイ(高知)に行くという極めてハードな日程になっています。
できること、できないことを少し整理しながら、お客様に我慢してもらう場面も少し増えてきてしまうのかなとは思います。例えばイベント事を開催できないとか飲食の関係ですとか。安心安全だけは担保しなければいけませんが、開催地のホームチームであるAC長野パルセイロさん、ヴァンフォーレ甲府さんに協力いただきながらそこは最低限やった上で現状できることを少しでもやっていく作業になると思っています。
――今回のUスタの場合はシーパスの指定席を再割り当てされたと思いますが、それは小瀬でもその後でも基本的には同じようにしたいという考え方ではありますか?
基本難しいのではないかと思っています。チケットの振替というのは想像以上に大変な作業なので、そこを例えばシーパスを返金して全部チケット買っていただくとか、いろんな可能性を今洗い出して模索はしています。とりいそぎ小瀬での試合では、長野Uスタジアムと勝手が違うのと、準備期間の関係もあり、指定席の割り振りは(やりたいですが)できないです。
――補填という話もありつつ、自助努力という話もありました。できる自助努力というのはどんなことがありますか?
やはり集客だと思っています。もちろん運営の効率化によって運営費を減らすところもそうですし、あとはUスタや小瀬に何人来ていただけるか。単純にチケットがたくさん売れればそのまま売上になっていくので、そこの部分はクラブとして皆さんに協力いただきながら今やらなければいけないところかなと思っています。
――損失の話がありましたが、来季以降のどういったところに影響が出てきますか?
最後の数字が出てきてみないとわからないとは思っています。ただやはり近年赤字の中で今年はクラブとしては何とか黒字を達成しようということで、会社の中でも意思統一して頑張ってきたところはあるので、それが最後の最後でこういう状況になってしまっているのは非常に残念というか、悔しい思いでいっぱいではいます。なるべくこのピンチをチャンスにする…じゃないですが、何とか乗り越えていきたいと思っています。
――今シーズンの赤字はライセンスには関わらないという認識で合っていますか?
シーズン移行の関係で一旦クラブライセンスのところはクリアにされるのですが、ライセンスがあろうがなかろうが実際にクラブ経営にとっては(特に今年は)黒字であることが重要でした。
――早川監督は与えられたものでやるしかない、というようにおっしゃっていました。現場と会社でどういったところができて、できないところになってきますか?
そこも実際にはクラブの財政の中でやっていかなければいけないので、潤沢にあれば(長野開催でも)前泊して試合をしてというのも可能性としてあると思いますが、現状ではシーズンの最初から強化本部に予算を預ける中で現場と相談しながら判断をしてきてもらっています。
今年でいうと練習が終わったあとに食事を提供する回数を増やしたりしていますし、お金を絞るところと使うところは見極めなければならないと思っているので、現場の移動とかに関してはできるだけ身体に負担がない形で、というふうに考えております。
――今期はサンプロ アルウィンの使用停止がなければ黒字で着地しそうだったのでしょうか?
見込みとしてはその可能性が高い状況でした。
――サンプロ アルウィンではない場所で運営する際に、負担が大きくなるのはどこになりますか?
実際には機会損失が一番大きいと思っています。アルウィンであれば8000〜9000人入る予定だったものが例えば4000〜5000人になってしまった場合のマイナス4000人というところ。チケット、グッズ、飲食の売り上げに直結します。あとはシーズンパスを使える試合もありますが、実際にはアルウィンだったら来れるけど、こっちだったら来れないよ、という方に対しては返金も検討が必要だと考えております。
返金しなければいけないとなると、シーズンパスは単純に1試合あたり1000万円ぐらいになると算出しております。それが何試合になるかで損失額は大きく変わってくると思います。
実際にはアルウィンでやっても他会場でやってもかかるものはかかるので、そこがどのぐらい差異が出るかはやってみないとわからない部分はあります。アルウィンの運営費は金額感はわかりますが、Uスタでやったらこれぐらい、小瀬でやったらこれぐらい、という細かなものはまだ測り切れていません。(バナーの掲出など)パートナー企業様とのコミュニケーションが必要になってくる可能性もあります。
――スタジアムの故障で試合が中止になったりするのはJリーグの記録を拝見する限りそういうことは今までない、初めてと思われる事態でJリーグ側からどういう指導とかがありましたか?
実際にはクラブに対しての指導で言うと、試合開催をいつまでにやってください、というところでしかないです。なぜかというと、スタジアムが使えないのは我々の問題ではないので。一方、空いているスタジアム候補を一緒に探していただくなどのお力添えもいただいております。
――今回のサンプロ アルウィンが使えないことに対する、選手への影響で懸念していることがあれば教えてください。
やはりホームでできないことの影響はかなり大きいのではないかと思っています。それは移動、身体の負担のところもそうですが、やはりメンタル的な部分、慣れ親しんだホームスタジアムで試合ができないことの影響力が大きいのではないかと思っています。
ただやってみないとわからないですし、この状況をできるだけポジティブに受け止めていくしかないと思っています。逆にモチベーションが上がる環境になる可能性もありますし、サポーターの方が想像以上にたくさん来ていただける可能性ももちろんあると思っています。
――今回のことを受けて、サンプロ アルウィンが何らかの形で今後また使えない事象が起きたときの対応策はマニュアル化されたりしますか?
マニュアル化はどうかはわかりませんが、他のスタジアムでの運営経験を積めるというのはクラブにとっては非常に大きな財産になると思っています。例えば何かの理由でまたアルウィンが使えなくなったときにUスタだったり小瀬だったり、違う会場で試合ができる、ノウハウが溜まるということは間違いなくあると思っています。
今回も実際には2018年に小瀬でやらせていただいたことがあって、その時の経験とかマニュアルみたいなものが残っているので、それをうまく転用しながら最小限の労力で試合開催ができるというところも含めて進めているところです。
スタジアム問題だけではなく、いろんな問題が毎年起こるので、それに対してクラブとしては対応していくことでだんだんノウハウが溜まっていくと思っています。
――パートナー企業などの反応はいかがだったでしょうか?
今回で言うと、実際には我々の過失ではないので、逆に言うとご心配いただくというか、露出の担保のところとか招待チケットのこととか、都度連絡はさせていただいていますが、「大変な状況だと思いますが頑張ってください」という声の方が圧倒的に多いです。
――支援に繋がりそうな部分はありますか?
今のところはまだ見えていないです。そこは先程の自助努力の部分に含まれると思っていますが、困ったときに助けていただける関係性をパートナー企業のみなさんとは構築していきたいと常々思ってますし、あらゆる可能性を模索する必要はあると思っています。
――サポーターから直接届くような声はありましたか?
相模原戦のときも結構いろんな方とお話しましたが、仕方ないというか「大変な状況になってしまっていますね」という心配の声の方が今は多いですね。
――Uスタはその後も使う可能性はありますか?
実際にはできるスタジアムは限られているので、Uスタはもちろん県内のスタジアムの第1候補にはなってきますが、当然それは当たり前のことではなく、讃岐戦同様、パルセイロさんのスケジュールやスタジアムの状況、その他の県内サッカーの状況、対戦チームの移動、協議の公平性など、我々の都合だけでなく様々な方と確認作業を重ねながらにはなってきます。
冒頭と重ねてにはなりますが、クラブとしては本当に苦しい、難しい局面を迎えています。ただ、このピンチをチャンスにかえられるように、皆さんとともにこの乗り越えて必ずや成長に繋げていきたいと思っています。まずは26日の讃岐戦、長野に沢山の方にご来場いただき勝利を掴めるようにしっかりと関係各所と連携しながら準備を進めていきたいと思います。


