【試合後コメント】早川 知伸監督 第31節 宮崎戦 ※無料配信

――本日の試合の総括をお願いします。

まず最初に甲府のグラウンドで代替試合をさせていただくにあたって、ヴァンフォーレ甲府さんのスタッフ、そしてボランティアの方々が非常にサポートしてくれました。松本山雅のボランティアも含めて、多くの方々に尽力していただいたことを感謝申し上げます。

今日も平日のナイターに1,500人を超えるサポーターが来てくれたにもかかわらず、勝てなかったことを本当に申し訳なく思います。次の高知戦が週末にあるので、そこに向けて顔を上げてやっていくしかないと思っています。

挨拶に回ったときにも、サポーターの方から「まだまだ諦めるな」「顔を上げろ」と言われて、本当にその通りだと感じました。自分たちもそのつもりで、次に向けてやっていくだけです。

――前節をもって昇格の可能性がなくなった中で、中2日でのホームゲームでした。難しいシチュエーションながら、前半からボールを繋ぐところは繋ぎながら、ある程度狙いは体現できていたのではないでしょうか?

自分たちが目標にしていた昇格がなくなった後の試合で、ここからどうやっていくか。本当に勝つところにフォーカスして伝えたところはあります。

選手たちも口々に「勝つために」というところで、全力を尽くしてくれたと思います。そこは出せた部分、しっかりできた部分もあって、特になかなか出場ができなかったスタートのメンバーのところ。(田中)想来にしても(松村)厳にしても大橋にしても、アグレッシブにやってくれました。

ただ、結果的にあのようになってしまったので、まだまだ甘さはあると思っています。

――後半は相手がやり方を修正してくることも予想された中で、パフォーマンスをどうご覧になりましたか?

前半はある程度守備のところが整理できて、しっかりミドルブロックを組みながらできた部分はあります。ただそれだけじゃなくて、攻撃して点を取っていかないといけない。相手も変えてくる中でありますけど、もっとサイドを使いながら攻撃していきたいところはありました。

後半は逆にサイドをなかなか使えずに前進できなかった。相手をブレイクできなかったところに課題を感じました。

――同点に追いついた直後に失点しました。時間帯もそうですが、橋本啓吾選手に分かっていてもやられてしまったところも含めて、なかなか成長を示せていない部分もあると思います。

一言で言うつもりはないですけど、「甘さ」という部分にすべてが集約されていると思っています。

サイドの対応で簡単にクロスを上げさせてしまうところにフォーカスしたいし、そこは常々厳しく言ってきたつもりですけど、言っただけではできていないところが現実としてあります。

クロスのところは相手の高さもあるし、橋本選手というターゲットがあるのも分かっているものの、ゾーン(ディフェンス)の中での守備になります。そこからいかに相手よりも先に触る、自由にさせないようにできるか。フリーで飛ばれてしまったところに問題はあると思っています。

たらればの話をするつもりはないですけど、もっと厳しくできる部分はあったと思います。その甘さをしっかり伝えていかないといけないし、直していきたいと思っています。