【キャンプレポート】攻守の連係を確認 強度高く追い込む ※一部無料

鹿児島キャンプ第2日は28日、鹿児島県立鴨池補助競技場で午前と午後の2部練習を行った。好天に恵まれた中、連係を確認しながら高強度のトレーニング。選手たちから「2日目の疲労度ではない」と声も上がるほどにみっちりと追い込んだ。

午前中は守備にフォーカスした練習メニューに取り組んだ。身体を温めたあとにフィジテクを挟み、GKを入れたゴール前で1対1、続いて2対2のトレーニング。石﨑監督が課題と挙げたチャレンジ&カバーの徹底を図った。

松本でのトレーニングから通例となっているが、対する守備側は守って終わりではなく、ボールを奪ってからドリブルでライン突破するまで終わらないのが石﨑流だ。「奪っても休めない。象徴的な練習ばかり」と佐相も苦笑い。攻守の切り替えに対する意識もきっちり植え付け続ける。

その後はほぼフルサイズのピッチで10対10を行い、主に守備側の連係を確認した。「いつ」「誰が」「どこに行くのか」。監督を含めたスタッフだけではなく、ピッチ内の選手同士でも活発に声を掛け合った。

午後はボールを使ったアップから始まり、ボール回しでコンパクトに身体を温める。それからはバレットを使って攻撃での崩し方を確認。ディフェンスラインから裏への抜け出しやポケット進入からのクロス、そしてシュートまで一連の流れを繰り返し行った。

その後は午前と同じ10対10で、今度は攻撃面。より実戦的に連係を確認した。

午前は90分、午後は75分と連日のハードスケジュール。それでも大卒1年目の金子は「大学時代も天然芝でできるのは公式戦ぐらいだったので、今はすごくうれしい気持ち」と笑顔を見せた。

連日の2部練習となったキャンプ第2日。石﨑監督と選手2人(佐相、金子)のコメントをお届けする。


石﨑 信弘監督

――午前中は守備の確認を行いました。

1対1はボールに対してのアプローチと、粘り強さと、ボールを奪うところ。2対2になるとチャレンジとカバーが入ります。ボールをはたかれた後の対応の仕方がまずかったところを改善したくて、2対2を入れました。

だいたい1対1、2対2は指名選手トレーニングなどで週に1回は必ずやります。

――クロス対応やカバー以外の部分についてはいかがですか?

だいぶ前にプレッシャーにかけられるようになりましたが、今日の午後のトレーニングの中で、せっかく追い込んでいるのにまだまだボールを奪いに行っていません。だからパスでかわされてしまうシーンがあります。チャンスと思ったときにはボールを奪う、奪いに行く、奪い切るという意識はもっと必要です。

――午後は攻撃面に着手しました。

松本でもクサビを入れなければ相手陣地に入れない、縦を意識する練習は少しやりました。

今日は背後に飛び出す形。特にサイドチェンジのところで中盤やディフェンスラインの選手がボールを受けて、前を向いた瞬間にアクションを起こせばチャンスになります。ですが、そこでまだ下がってもらおうとしている選手がいます。

前を向いたときに背後に飛び出すとか、あるいは3人目の動きではないですが、預けて落としたタイミングで背後に飛び出すのを意識させるシュートトレーニングでした。

――前からの守備が良くなっている分、攻撃にやりづらさも出てきているのでしょうか?

守備がぬるければ攻撃のトレーニングにはなりません。まずは守備を厳しくすれば、それだけプレッシャーを受けた中での攻撃になります。そこでどう突破していくか…という一つのポイントがあります。

まずはボールを受けたときにディフェンスラインの選手が狭い方、狭い方に持っていきます。なんで狭い方に持っていくんだろうなと…。相手がこっち側にたくさん来ているのだから逆が空いているのに、それでも相手が狙っているところにわざわざ出すから、「違うでしょう」と。「身体の向きを変えれば広いほうに持っていける」という話をしながらやっています。

どうしても狭い方や後ろです。視野とか意識の問題もあるので、そこを改善していかないといけません。ボールを受けたら、開いて、動かして、「パイーン」(最前線の選手の足元を狙う浮き球)を入れていく。それは昨日もやっていましたが、どうしても浸透していなくて探すことが多いです。

前を選択するのが一番いいと思いますが、それは「ボールを動かしながら考えなさい」と言っています。止めてから考えているとプレッシャーを受けるので、パッと見てダメだと思ったら動かす。動かすということは相手のディフェンスは必ずポジションを変えないといけません。それでまた受ければ相手もポジションが変わっているし、角度も変わっているから見る方向も違います。そういう話はしていますが、動かし方はまだまだだと思います。

――今日も2部練習で追い込みましたが、しっかりとやれている手応えはありますか?

選手たちはよく頑張っているとは思いますが、まだまだやらないといけないことがたくさんあります。1回やっただけで改善できるほど立派な選手はいないので、何回もしつこくやっていかないといけません。

口で言ってできるレベルではないので、身体で覚えさせないといけません。若い選手も多く、そこまでのベースに行っていない選手もいるので、そこから始めていかないといけません。

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