
【キャンプレポート】負けない 自分にも、目の前の相手にも ※一部無料
御殿場キャンプ9日目の7日、チームは時之栖スポーツセンターで午前と午後の2部練習をした。キャンプ前半は悪天候などの影響で予定していた練習を回避する日があったため、2日続けての2部練習は初めて。強度の高いトレーニングの積み重ねによって選手たちの疲労度は増しているが、午後の戦術練習は今キャンプで一番とも言える活気に満ちた内容。疲れを凌駕し始めた選手たちによって、チームは一回りも二回りも大きくなろうとしている。

午前は宿舎に近い人工芝グラウンドでフィジカルトレーニング。GK陣は天然芝グラウンドに移動して技術練習に臨んだ。


フィジカルトレーニングは、キャンプ3日目に取り組んだメニューと同じ。


じっくりと体幹を鍛えた後に3人ずつのグループに分かれ、重りを抱えたり持ち上げたりする9種類の筋力トレーニングに臨んだ。目を見開いて歯を食いしばる選手もいれば、目を閉じてじっと耐える選手も。


午前最後のメニューは、約80mの直線を15秒で走るダッシュを計24本。走力と精神力を磨いた。


午後は全員で天然芝グラウンドに移動。当たり前のように“フィジテク”に取り組み、その後は1対1で1分間、攻防を繰り返す対人練習に臨んだ。


攻撃側はマークを振り切ってシュートまで。守備側は奪ったボールを前に運んでライン突破するまで。乳酸がたまった両脚を懸命に動かして自分自身に打ち勝ち、目の前の相手にやられまいと必死に食い下がった。


最後は、ピッチを広げて8対8に2人のGKを加えた実戦形式の練習。7月4日のトレーニングマッチで出た課題を共有したこともあり、相手ボールに対してプレッシャーを要求する声や圧力をかける方向を指示するコーチングが飛び交い、夕闇が迫って暗くなり始めたグラウンドは一気に熱を帯びた。


「みんな声が出ていて、それもポジティブな声ばかりだった」と石﨑信弘監督。日々の鍛錬や積み重ねの成果が実感できる内容に深くうなずいていた。



練習を終えた選手3人(GKキムジュンヒョン、DF高野遼、FW田中想来)の声を紹介する。

GK キム ジュンヒョン
――全体練習への合流が遅れましたが、コンディションはいかがですか?
先週は少し体調が悪かったですが、昨日から全体練習をしていて、今日は昨日よりも良い感じだと思います。
――出遅れたことへの焦りはないですか?
ないですね。昨日と今日は100%ではなかったですが、70%、80%でできています。
――加入して3シーズン目を迎えました。どのように成長を感じていますか?
去年は(大内)一生くんがいて、今年はトミさん(富澤雅也)がいて、良い選手と一緒に練習できています。
試合には出らていませんが、いつも練習の中に学びがあります。
――成長するために大切にしていることはありますか?
たくさんあります。足元のパスとかトラップ、キック。あとは、考えながらサッカーをしなければいけないと思っています。
――他の選手に負けていないと感じるストロングポイントは何ですか?
セービングです。シュートを止めるところは自信があります。
――このキャンプをどんな時間にしていきたいですか?
まずはコンディションを100%にしたいです。今シーズン、試合に出られるチャンスがあれば、(松本山雅での)3年間で学んだことを全部グラウンドに注ぎたいと思います。その自信はあります。


