【試合後コメント】石﨑 信弘監督 プレシーズンマッチ 甲府戦 ※無料配信

――本日の試合の総括をお願いします。

まず、新しい選手が9人入ってきた中で、今日の先発で6名を使いました。そういう中で、かなりいい部分が出たんじゃないかなと思います。残りの3名はけがなどがあったんですけど、本当に新しく入ってきた選手がいい仕事をしてくれたと思います。

あと1週間で天皇杯(の長野県予選を兼ねた長野県選手権)の決勝があるという中で、いい形で今日のゲームができました。あと1週間しっかりトレーニングして、天皇杯の決勝、それからリーグ戦の開幕を迎えたいと思います。

――新加入選手のどのようなところが特に良かったのでしょうか?

山雅のやり方は、今回が初めてだったと思うんですよね。練習時間が短い中で、チームがやろうとしていることをしっかりと出してくれたんじゃないかなと。その中で結果も出たんじゃないかと思います。

――始動日から仕込んできたものは、今日の試合でどの程度発揮できたと考えていますか?

80%ぐらいは、攻撃の面もディフェンスの面も出たんじゃないかと思います。

ディフェンスの面から言うと、前線からのディフェンス、そこで取れなかったときの第2段階、第3段階という形(の守備)。前半に2本ぐらい決定的な形を作られてしまったんですけど、それはまだまだトレーニングの中で改善できるところだと思います。攻撃のところも、相手の背後を突いていくところが積極的に出ていたと思いますし、コンビネーションでいい形が出ていたんじゃないかと思います。

――攻撃面では点も取れました。評価はいかがでしょう?

いろんな形で点が取れたのがよかったです。中央突破もあったし、サイドからもありました。そこは本当にいい形でできたんじゃないかなと思います。

――クリーンシートを達成しました。守備での手応えは?

前半に2本危ないシーンがあったところは改善点だと思いますし、後半は相手のシュートを1本に抑えたところは評価できるんじゃないかなと思います。

――開幕前の2週間、完成度を高めるために何に取り組みますか?

まずは今日のゲームの反省を明日しっかりして、それに向けてさらに精度を上げていきたいと思います。特に今日の3本目(のトレーニングマッチ)。1点は取れたんですが、チャンスがありながらなかなか点を取り切れていないところは改善点に挙がるんじゃないかと思います。

――8月2日の長野県選手権決勝はAC長野パルセイロと対戦します。意気込みをお願いします。

天皇杯は上位リーグのチームと対戦できるすごく大事な大会だと思っていますし、そのためにもまずは出場することが大事。なんとしてでも長野に勝って、天皇杯出場を決めたいと思います。

――1点目は樋口選手がボールを奪い返した形から、2点目はセットプレーからでした。やろうとしたことが結果につながったという意味で、大きな前進だったのでは?

自分たちの特徴である高い位置でボールを奪い返してのゴールと、もう1つはセットプレーで取れたところはよかったんじゃないかなと思います。

――甲府にはハーフシーズンで2度負けていました。(サンプロ)アルウィンで勝つことも4月以来ありませんでした。ダブルで弾みのつく内容だったのでは?

ゲーム内容は、(百年構想リーグの)2試合も結構いい部分があったと思います。ただやっぱり結果が出ていないと、なかなか評価につながらない。そういう中で勝って失点もゼロというところは、J2相手によかったんじゃないかなと思いますし、選手もやってきていることが正しいと理解できるんじゃないかと思います。

――飲水タイムのところで、金子光汰選手に声をかけていましたか?

中盤の3人のバランスが悪くて攻め込まれるシーンがありました。特にGKの小林が止めたシーンなんかは、真ん中を突かれてシュートを打たれているんですよね。

もう1つはクロスのところで蓑田と宮部の間に入られた。クロス対応と中を突かれないこと。金子光汰があまりにも早く動いていたり、もう1人の金子、翔太が中に絞りすぎたりという場面があったので、そこらへんの改善点を話しました。そこからはずいぶん安定して、バランスよく守れていたんじゃないかと思います。

――今日は村上陽斗選手が先発でした。起用の意図を教えてください。

(村上)陽斗はいわきFCから入ってきました。いわきは同じシステムでやっているんですよね。多分ちょっと仕事の部分は違うと思うんですけど、同じシステムでやっているという部分と、攻守にわたって仕事の内容への理解が早いというところで、今日は彼を先発で使いました。

――後半は前の選手を2枚入れて、システムを変えたように見えましたが。

システム上、中盤はいつもダイヤモンドにしているんですけど、前の3人をいっぺんに使おうとするとダイヤモンドの形ができないんですよね。自分たちで言うシャドー(インサイドハーフ)の仕事ができる選手が誰もいない。点を取りに行く形として、1トップ・2シャドーという形を今日は試しました。

――その形がオプションになっていけば…という狙いでしょうか。

今日の内容は全く評価できないですけど。3人がお互いを見て動くことがなかなかできない3人なので、もっとお互いを見て、スペースを作って…という形になってくれば、その3人(の同時起用)も使うことがあるのかなと思っています。

――澤崎選手はトップ下で起用されました。

今週1週間、今日のメンバーを試しながらやってきました。彼は技術があるので、ボールを前でしっかり収められる。田口裕也と同級生で、合宿のときもいつも2人一緒にいたんですよね。トップ下で試したらどうかなという形で今日試したんですけど、2人ともいい部分がかなり出ました。澤崎が前にいることでボールが落ち着く。そこに村上、金子翔太がうまく絡んで、前の4枚の絡みが今日はすごく面白かったんじゃないかと思います。

――今後も前での起用は想定されますか?

今日の結果を見れば、そこでの起用というのもあるんじゃないかなと思います。

――金子翔太選手と高野遼選手はJ1の経験もあるベテランです。期待するところは?

システム上、サイドにウイングバックの選手を置いている中で、これまでクロスが少なかったんですよね。高野遼は個人で突破してクロスを上げられる。クロスを上げられればCKも取れます。(金子)翔太はシュートの技術が高いですし、戦術理解力も高い。トップ下がいいのかシャドーがいいのか。まだトップ下では試していないですけど、いろんなバリエーションができてくるんじゃないかなと思います。

今回はいつも左で使っている樋口を右で使ったんですが、彼も積極的に仕掛けて、クロスから田口が外した決定的なシーンを作っていた。本当に良かったんじゃないかなと思います。

特に今回のベテランの選手はまじめですし、チームにいい影響を与えてくれるんじゃないかなと思いました。