【試合後コメント】第36節 群馬戦(1)※無料配信

安東 輝 (MF)

――8試合ぶりの先発復帰と90分を終えて、今の心境は。

今年はケガが重なって個人的にはいろいろな人にお世話になりました。メディカルスタッフをはじめ、コーチングスタッフ、チームメイトのみんなも僕が苦しいときに声をかけてくれたのでリハビリを頑張ることができました。そういう人たちのためにプレーをして今日は絶対勝ちたいと思って試合に臨みました。試合を終えて、僕の力もそうですしチームとしても力不足を感じました。

――個人にフォーカスしてもブランクところを差し引いてもボールを前に付けること、守備の強度も高くできていたようだが。

正直に言えば自分のなかでは、まだ怖いところがあるのですが、そういうことを忘れて試合に集中して臨もうと思っていました。もっとやれることがあったかなと思いますが、久しぶりの割にはそういった集中力もあってすんなり(ゲームに)入れたかなと思います。まだまだできるかなと思います。

――残りの6試合で這い上がるために必要なことは。

1日でチームが良くなることは無いと思うので今からやれることを各々が積み重ねてチーム力にしていく作業が足りないかなと思います。もちろん一人ひとりはチームのことを考えていますが、それを一つにして積み上げていくことを全員でコミュニケーションを取ってやっていかないと時間が無いので手遅れになる前に1日1日を大切にして全員で良いものを作り上げる雰囲気と自覚を持つべきだと思います。


宮部大己(MF)

――久々の出場にあたっての思いと自身のパフォーマンスについて。

久しぶりの出場で、もちろんコンディション的には厳しくなるだろうと思っていましたが、そうも言っていられない状況だったので死に物狂いでやろうと決めていて、結果は0-1ということで本当に悔しいです。

――前半のPKになる前のシーンで斜めのボールに対する対応を振り返って。

ボールを奪われた後だったので、自分のところでリスク管理として選手を把握していれば起点を作られることはなかったです。(表原)玄太くんと僕の間のところで前半スルーパスを出されて危ないシーンがありました。高い位置ではありましたが自分の責任だと思いますし、コミュニケーションを取って起点を作らせないようにロングボールを潰せる準備をしていれば失点にならなかったと思います。

――一瞬の隙を見せるか見せないかで勝負が分かれ、ここまで来てしまった。残り6試合で劇的に変えることは難しいかもしれないが、どんな思いでこれからの試合に臨むか。

強い気持ちを持つしかないと思います。

――後半前かかりになってからの自身のパフォーマンスについては。

前半と違い、後ろでテンポがでてきたのでボールを持つときに余裕ができたことと、自分の前のスペースが空いていたので運びながら剥がせるシーンが出てきたのが良かったと思います。そこで得点に繋がらなかったのは最後の質だったり、動かして数的優位を作るためにもっとハードワークをしなければいけないと思いました。

※会見に出席した上記2人のコメント完全版は、ヤマガプレミアムにてご覧いただけます。


圍謙太朗 (GK)

――キャプテンマークを巻いて試合に臨みましたが。

結果は終わってみないと分からないですし、自分達にできることは良い結果を持って帰るための最善の準備をすることだと、選手たちに伝えていました。だからこそアップも100%を出すためにやろうと言って、自分も含めて全員が頑張っていたと思います。試合の入りは良かったですが、そこから少し経った時間帯で良い奪い方をしたのにすぐに奪われる場面が散見されたので、もう少し繋げれば相手の脅威になったと思います。

――失点後は全体的に重さが見られましたが。

今のチームは崩れやすいですし、自分もそれを分かった上で臨んでいます。その中で、まずは下を向かせないことと、この状況をどれだけみんなに楽しませられるか。切羽詰まって上手くいくことはないと思います。追い込まれた状況で失点して、もっと追い込まれて、それでも楽しみながら勝ちに向けて何が必要かを理解してやることが大切だと思っていました。そのためになるべく良い声をかけるようにしていました。

――交代を重ねるとともに良い攻撃も見られましたが。

後半はずっと自分たちがボールを回していたと思いますが、最後のクオリティのところでクロスが何本キャッチされて、何本引っ掛かって、何本タッチラインを割ったか。そこの精度はもっと上げる必要があると思います。

――次節・町田戦に向けてやるべきことは。

やらなければいけないことは、プロになってからずっとやっているつもりです。みんなもそのはずなので、連戦の中で勝つ可能性を広げるためにコンディションを作ることが第一優先だと思います。体だけでなく心の準備も必要だと思いますし、もしそれが上手くいっていない選手がいれば、手を引っ張ってやらせるくらいの気持ちでやっていきたいです。


セルジーニョ(MF)

――まずは試合を振り返って。

ベストを出すこととチームを助けることを心かげて試合に臨みましたが、まだそれができていない選手もいると思います。その中でも自分のやるべきことは果たしたつもりですが、チームが勝てなかったことは残念です。コンディションはまだ途中段階ではありますが、そんなことは言っていられないので、体を犠牲にしてでもチームを助けたいという気持ちでいっぱいです。

――途中出場ながら、起点を作るシーンは多く見られましたが。

ボールを流れて受けたりするのは途中出場の選手がやるべきことだと思いますし、僕や河合はコミュニケーションが取れていて、それを常に意識しながらやっています。
ただ、もっと全員がやる意識を持たなければいけないと思います。

――次節・町田戦に向けての意気込みは。

さらに厳しい試合になるか思うので、今日以上に強い気持ちを持って臨まないと勝てないはずです。自分たちがどれくらい良い準備ができるかは分からないですが、気持ちの部分は落としてはいけないと思います。

――アウェイにもかかわらず多くのサポーターが駆けつけていたが、サポーターに向けてメッセージを。

まさかこんなに来ていただけるとは思っていなかったですし、そんなサポーターの方々の期待に応えなければいけないと思っています。今は悔しいというよりも、申し訳ない、情けないという気持ちが非常に大きいです。このような状況ではありますが、希望がある限り最後まで戦い続けるので、応援よろしくお願いいたします。