【試合後コメント】名波 浩監督 第5節 宮崎戦 ※無料配信

――まずは試合の総括を。

ホームで勝てなかったので、なんともいえないゲームでした。「自分たちが(勝ち点)3ポイントを逃した」とは言い難いゲームで、セカンドボールを拾えないし、奪った後の質があれだけ悪かったら、ずっとサンドバッグ状態になるなと。後ろは我慢強く(ラインを)下げるなという中でも、(宮崎が)前に人数を揃えてきたので、だいぶ後ろに重くなりました。

最終的に(大野)佑哉の背後に何回かチャレンジされて、そのジャブが徐々に効いてきて、ラインを上げられないような状況になって、(前)貴之が足をつる少し前がターニングポイントだったと思います。あそこでシステム変更も含めて、動こうかというチャンスもあったので、そこを逃してしまったのは自分の責任でもあります。選手たちには「(勝ち点)1をもぎとったと勘違いはするな、ゼロで当然のゲームだった」というふうに言いました。次節は岐阜なので、また難しいゲームが続きますが、前向きにやっていきたいです。ケガやコロナから戻ってくる選手もいるので、戦力は徐々に充実してくると思っています。

――セカンドボールを拾えなかった要因は?

暑さもありましたし、ピッチの中でドライなところとスリッピーなところの見極め。そこも少なからず影響しましたし、セカンドボールや球際、対人は今季はだいぶ行けていると思いますし、失点の前も2人が重なってスライディングしました。戦う意志は十分に感じますが、結果的に相手にこぼれているという意味では、浅いとか甘いとか、そういうところに繋がると思います。こういうゲームを1-0でしのごうと思うのであれば、もっとそこをやり切らなければいけない。昨日の川崎-柏を見ていても、川崎の最後はそういうゲームになっていました。我々はそこで踏ん張れずに複数失点してしまう。これもだいぶ問題があると思います。

――終盤に榎本選手とパウリーニョ選手を投入しましたが、どのようなプランを描いていましたか?

鹿児島にしても宮崎にしても、この九州の2クラブはボールを握るのがうまいですし、前にテクニックのある選手がいて、タメを作った後にサイドというのを徹底しています。サイドで少し時間をかけてくれたので楽なシーンはありましたが、危険なエリアにボールが入った手数という意味では、我々よりも圧倒的に多かった。我々の単発感のあるカウンターも、立ち上がりは小気味良かったですが、それも継続せず。(横山)歩夢自身はよく動いていましたし、ボールの収まりも良かったですが、その前段階でクオリティーが低かったです。ボールの質もそうですし、選ぶエリアも、もっと言えばファーストタッチのメッセージ性というのもあまりなかったと思います。それがアディショナルタイムも含めた80分くらい、ずっとそういうゲームになってしまいました。「2-0にしておけば」というチャンスもなかったくらいに思っているので、勝ち点1でよかったというよりも、まだ5試合目でよかったというゲームだと思います。

――改めてシーズンを勝ち抜く上でイメージされていることは?

去年と違って、非常に強い口調で選手たちに接しています。気付いた選手はそこから課題を持って変化を起こそうとしてくれますし、ゲームコンディション、自分のパフォーマンスが良くないと思えば、自発的に動き出すと思います。そういうものを大切にしながら、点が取れているからよしとせずに、やはり守備のところ。ゼロで終わったゲームがずっとないので、失い方や球際、対人、セカンドボールも含めて、もう少し分析しなければいけないです。個人的にはまだ人うんぬんではないと思っているので、チャレンジするタイミングやスライド、縦ズレの時のコミュニケーションなど、そういったもので自分たちで取れないのであれば、帰陣の時間を作る守備もできると思います。

――5試合を終えての勝ち点10については。

無敗で岐阜戦を迎えられたら一番よかったですが、前向きに捉えればアウェイで勝ち点をMAX稼げたのはよかったです。ただ、ホームの2試合で1ポイントというのはどうかと思います。