【試合後コメント】県選手権決勝 長野戦(1)※無料配信

村山 智彦(GK)

――今シーズン初出場でした。試合に出ている出ていないに関わらず、日々積み重ねている準備が試合に出たと思いますが、ご自身の受け止めは?

逆にこの試合で自分がしっかりプレーで表現できなければ、(チームに)いる価値がないと思っていました。もちろんチームもリーグ戦で2試合連続完封していて、失点しないことはこだわりを持っているところ。個人としても、大会が変わっても継続していかなければいけなかったです。自分に課せられた使命ではないですが、ここでやらないと存在意義を証明できないと、勝手に自分で自分を追い込みながらきょうを迎えました。

――チーム内の競争は以前に比べると増しているのでしょうか?

あまり個人名を出すのもあれですが、吉田将也選手はこの1カ月ほど状態が良かったです。名波監督が求めていることは何かを自分なりにしっかり理解しながら、自分の良さを出せるようになった選手の一人だと思います。そういった選手を名波監督は見ているし、ピッチに立たせてくれます。その結果があると他のメンバーにも相乗効果というか、いい雰囲気ができて、競争力も去年よりも上がっていると思います。


田中 想来(FW)

――ゴールシーンを振り返ってください。

試合に入る前から、「ファーストプレーは思い切ってやろう」ということを自分の中で決めていました。動きの質も、ファーストタッチも、シュートも、自分が思う通り完璧なプレーだったと思うので、良かったです。

――ピッチに入って最初にボールを触ったのが、GKからのハイボールを競ったプレーだったと思います。それに競り勝ったことでうまく試合に入れた側面はありますか?

うまく競り勝つことができて、ファーストプレーでマイボールにすることができたのは自分の中で大きかったです。

――ゴールを決めた瞬間に頭をよぎったこと、祝福を浴びた気持ちはいかがですか?

やはりデビューということだったので、両親が支えてくれたというのが一番大きくて、ゴールを決めた瞬間は両親の顔が浮かびました。サポーターの皆さんもすごく自分のゴールを喜んでくれて、気持ちが良かったです。

※公式記者会見に出席した上記2人のコメント完全版は、ヤマガプレミアムにてご覧いただけます。


安田 理大(DF)

――信州ダービーを戦っての感想は。

松本山雅のサポーターの皆さんは、ホームでもアウェイでも多くの方が来てくれて、毎週ホームのような良い雰囲気をつくってくれます。きょうに関しては11年ぶりの信州ダービーということで、そこまで歴史を深く知っているわけではないですが、自分で調べたり人から聞いたりして、絶対に負けられないと試合前から感じていました。それ以上に普段試合出ていないメンバーが出て、難しいゲームになると予想していましたが、予想以上に難しくなりました。それでも内容よりも勝ちをサポーターに見せたかったので、それができたのはよかったです。

――勝因となったポイントを挙げるとすれば?

試合はいろいろな要素があって勝ち負けが決まると思いますが、きょうに関しては内容は置いておいて、出ているメンバーがすごく気持ちが入っていました。そういうところの差が出たと感じますし、(サンプロ)アルウィンで戦えてサポーターの後押しがあったからこそ、ああいうゴールが生まれたと思います。そのおかげで最後まで走り切ることができたので、感謝したいです。

――この勝利がリーグ戦に生きてくる部分もあるのでは?

もちろんダービーで勝つと勢いがつきますし、普段出ていないメンバーで試合に勝って、また競争が生まれると思います。次はアウェイに乗り込むにあたって、相手は絶対負けられないという気持ちで、2連敗だけは避けようと燃えてくるはずです。ただ、僕たちもアウェイとはいえ絶対に負けられないですし、ダービーは勝つしかないので、勝ち点3だけを求めて戦えるように準備していきます。

――改めてファン・サポーターに向けてメッセージを。

いつも熱い応援をありがとうございます。来週は絶対に勝って帰ってこられるように、死にもの狂いで準備をして戦います。皆さんも一緒に戦ってほしいです。


佐藤 和弘(MF)

――信州ダービーを戦っての感想は。

両サポーターにたくさん来ていただいて、最高の雰囲気で試合ができたことは選手として幸せです。その中でホームで勝てたことは、松本としては盛り上がることなのでよかったです。来週もリーグ戦でダービーがあるので、良い形で向かえると思います。

――勝因となったポイントを挙げるとすれば?

苦しい中でもゼロでずっと耐えて、チャンスで(田中)想来が決めてくれました。何歳だろうがピッチに立てばみんな平等なので、その中でユース育ちの選手が結果を残してくれたのが一番です。想来に感謝したいと思います。

――この勝利がリーグ戦に生きてくる部分もあるのでは?

ダービーの球際というのは、天皇杯だろうが関係なく、両チームとも激しくやっていて楽しかったです。その中でもリーグも含めて無失点で抑えられているのは、僕たちの自信になっています。ゼロの時間をもっと長くして行きたいと思います。

――リーグ戦でのダービーに向けて意気込みを。

長野県が2試合連続で盛り上がるダービーなので、アウェイにはなりますが、松本からサポーターが僕たちの背中を押してくれると思っています。僕たちはしっかりとその気持ちに応えて、連勝して松本が盛り上がるようにやっていきたいです。