【試合後コメント】第25節 鳥取戦(1)※無料配信

下川 陽太(MF)

――先制点のアシストのイメージを教えてください。

GKがあまり出てこないというスカウティングだったので、初めにもらったときは内側に運んでシュートを打とうと思いましたが、もう少しシンプルなほうがいいのではないかと思ってGKとDFの間に落とすようなボールを入れたら、うまく(小松)蓮が抜けてきて触ってくれました。理想通りと言えば理想通りだったと思います。

――久々に左サイドで出場して、結果を残しました。

自分にとっては最低限必要なアシストでした。内側に入ったときのボールの引き出し方だったり、サイドで1個遅かったり、球離れを早くして周りを使ってもう1回もらうというような流れをもう少し意識してもよかったと思います。

――ケガ人や出場停止の選手がいる中で勝てたことは大きいのでは?

きょうの勝ちは総合力という意味でも大事な1勝だと思います。常田選手と外山選手がいつも左サイドを支えてくれているので、その2人が抜けて負けたり引き分けで終わるのでは、チームとしてまだ総合力が足りないし情けないことだと思っていました。きょうはそれ以外のみんなで勝ち点3を取れたことが大きな収穫だったと思います。


ルカオ(FW)

――得点シーンを振り返って。

信じて最後まで走り抜いた甲斐がありました。GKがミスすると信じていたので、その思い通りになってゴールに繋がったと思います。

――2トップで点を取ることはあまりなかったですが、そういった意味でも大きいのでは?

名波さんも僕と(小松)蓮に良い関係性とか良い距離感とか、そういうことをすごく要求しています。それを常に意識しながら練習しているのが2点に繋がった要因だと思います。

――アクシデントによる失点もありましたが、追加点を取れていたことで勝利できました。

きょうの出来事はプラスでしかないので、次に繋げていきたいですし、負けは許されないので残り試合で勝ち点27を取りたいと思います。

――今季2点目の喜びはいかがですか?

さらに自信に繋がりますし、ここからどんどん量産できればと思います。とはいえ、まずはチームのために戦うことを意識しています。

――守備面でもハードワークが光っていました。

松本山雅のエンブレムをつけている限り、山雅のために命をかけるというか、自分の100%以上の力を出したいと思っています。スライディングするところはスライディングして、プレスバックするところはプレスバックして、守備の部分でもどんどん貢献していきたいです。


菊井 悠介(FW)

――5連勝を飾れたことについて、受け止めはいかがですか?

5連勝しようということで今週が始まって、毎日のように5連勝と言われてきました。J1、J2、J3というカテゴリーは関係なく5連勝は難しいと思いますし、それを達成するためにきょうまでいい準備ができたので、結果がついてきたと思います。(2点目は)ラッキーなゴールでしたが、1週間の準備の賜物だと思います。

――ご自身のプレーを振り返って。

1点目は自分がイメージしていたようにいかなかったですが、(小松)蓮くんとシモくん(下川)のホットラインで決めてくれました。2点目はラッキーでしたが、今週は裕司さん(宮原裕司コーチ)と「下のスルーパスではなくて上のスルーパスを通そう」というのを練習していたので、イメージがあったからこそ出せたボールでした。

――浮き球のスルーパスを狙っていた理由は?

滞空時間の長さもありますし、見えているところは悪くないとずっと言われていました。裕司さんはよくゴルフクラブに例えていますが、ドライバーでもダメだしパターでもダメだし、アイアンを1から何番までか使い分けるというふうに言われたので、そのイメージが勝手に残っていました。あの場面も下のパスがどうだったかはわからないですが、一瞬で上と判断したので、練習していたからこそだと思います。

――残り9試合に向けて意気込みを。

自分もサポーターと同じ気持ちですし、残り9試合で(勝ち点)27は難しいですが、やれる自信はあります。また強い山雅を取り戻すには、27というのは達成しないといけないと思います。


大野 佑哉(DF)

――まずは試合を振り返っていかがですか?

残りの試合は内容より結果が絶対に大事なので、勝てたことが本当に良かったと思います。サポーターの方も「残り10試合で勝ち点30を掴もう」という横断幕を掲げてくれて、僕たちも同じ気持ちで戦っていますし、サポーターとともにその目標を達成して上にいきたいです。

――鳥取は攻撃力があるチームでしたが、試合が始まってみてからの印象を教えてください。

僕もそうですし、(中山)陸が右に入ったり、ノノ(野々村)が左に入ったり、普段やっているポジションではない選手が多くいました。コミュニケーションのところは中ですごく取るように心がけていましたし、ハシくん(橋内)が真ん中に入ったことでコミュニケーションの質がいつもの試合より高かったと思います。攻撃が売りのチームとは聞いていましたが、あまり決定機も与えなかったですし、そこはよかったと思います。

――後半に橋内選手が交代して、いつもの中央に戻りました。

やはり(橋内は)隣にいると心強いというか、すごく安心してプレーできるので、自分もそういう選手にならないといけないと一緒に出て改めて思いました。コーチングのところでだいぶ助けられたので、僕も同じようにサイドの選手だったり前の選手に安心感を与えられるようなコーチングを心がけようと思いました。

――6連勝に向けて意気込みをお願いします。

上のチームの試合がどうなっているかはわからないですが、残り9勝すれば絶対に上がれると思います。そこを目指してやっていくだけです。