【キャンプレポート】頭と身体をフル回転 調整度外視で追い込む ※一部無料
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第1次串本キャンプ第10日は31日、午前と午後の2部練習を和歌山県串本町のサン・ナンタンランドで行った。JFL鈴鹿ポイントゲッターズとのトレーニングマッチを翌日に控えているものの、頭も身体もフル回転させるタフなメニュー。最後はシャトルランでハードな一日を締めくくった。
午前中は、霜田監督が落とし込んできた「仕組み」でボールを運ぶ具体的な方法論を再確認した。属人的になりすぎないスタイル構築を一つのターゲットとしており、チーム全体として仕組みでボールを前に運ばせる。
そこには必ずしも、針の糸を通すようなスーパーなパスは必要ない。求められるのは、状況に応じて能動的にギャップを生み出すことだ。数的優位のエリアをつくる。オフザボールの選手が動いて相手をつり出す、あるいはピン留めする。チェスのようにギャップを探しながら前へ運んでいた。
午後も日没までみっちりトレーニングに打ち込んだ。メニューの一つは、約70m×15mと極端に縦長のフィールドを設定した中での7対7。横幅が狭い中でどう能動的に動かすか。選手たちは四苦八苦しながら取り組んだが、タイミングを合わせて鋭く刺し込むシーンも。スローインの練習も兼ねられていた。
その後に広いエリアでのボールトレーニングを終えると、フィールドプレーヤーはピッチの端へ移動。タフな一日の最後に、片道20mのシャトルランだ。2往復で1回とし、短いインターバルで3本。それを2セット行い、合計12往復を走破した。声を出して励まし合いながら、必死に脚を動かしていた。
2月1日には今季3試合目のトレーニングマッチ。どのような狙いを持って臨むのか、この日のトレーニングの狙いや成果はどうか。霜田監督と選手3人に話を聞いた。