
【試合後コメント】早川 知伸監督 第23節 琉球戦 ※無料配信
――本日の試合の総括をお願いします。
まずスタジアムに11,000人を超える大勢のサポーターが来てくれる中で、勝ちという結果が出せなかったことは本当に残念に思っています。追いかける展開になりましたけども、皆さんのサポートの声とともにパワーをもらって、最後に追い付けた形になったと思っています。内容的にはまだまだ改善すべきところはあるので、その部分を修正して次に臨んでいきたいと思っています。
――改善すべき部分は攻守ともどもたくさんあるとは思いますけれども、優先順位を付けていく中でも中断期間の中で取り組んできたこととも少なからずリンクするのかなと思うんですが、その辺りおっしゃられる範囲でいかがでしょうか?
一つはやはり守備のところ。「手堅く守備をしていこう」と言っている中で最初に失点してしまったこと、特にクロスの対応からというところではあるんですけれど、アンラッキーな部分もあるのかもしれませんが、そもそもクロスを上げさせないとかゴール前のマークをしっかりつくとかはね返すとか、やるべきことにしっかりともう一度フォーカスしなければならないと思っています。
ただ失点のところだけではなくて、やはり中断期間でしっかりと自分たちが守備をして1対1のバトルも含めてやっていく中で、なかなか前半からうまく相手に寄せることができなかったことは少し反省点でもあります。
攻撃はしっかりボールを前に運んでいけないことで、前半は特にちぐはぐな攻撃になってしまいました。
――前半の攻撃は停滞していました。前に運べなかった要因は現状ではどうご覧になりますか?
全体のところで言うとパスの選択肢が少なく、ボールを持っている選手の選択肢が一つしかないところで、琉球さんのプレスにハマってしまったりとか、すぐバックパスにされてしまってパスが長くなってしまって、それが相手の守備のスイッチになってしまって…といった形で、なかなか前進できなかったり。蹴っても孤立していたので、その距離を縮めるとか関わったりとかは、よりやっていかなければならないと思っています。
――後半に入って林選手を入れて2トップにしました。追いかける展開でもありましたが、そういったものは選手にメッセージとして伝えておりましたでしょうか?
当たり前ですけれど負けている状況でもあったし、2トップの方がより相手にとって嫌な部分も出せるし、自分たちが前向きにできる部分が絶対に出てくるというところで、林誠道を送り込みました。それがポジティブに働いた部分として得点があったと思っています。
今日やっている中で最終的には(田中)想来と誠道の関係というところでは、繋がれた部分ももちろんありましたし、クロスに対しても入っていける人数が増えることがあったとは思っています。
その部分では最低限はもちろんできたと思いますし、それを続けていければより相手の脅威になってくるところもあると思っています。
――ビハインドから追い付いたという展開に関してはポジティブに評価できる部分もあるのではないでしょうか?
そこはすごく良かったと思っています。当たり前ですけども、自分たちが勝つためにやっている中で、気持ちもプレーの中で出してくれた部分はあったと思っています。
ただそれを最初から出さなきゃいけないですし、出していたもののなかなかそれを表現できなかったというところにもなってくるのかもしれませんけれど、やはりそれはポジティブに捉えているところでもあります。
勝点0と勝点1は全然違うと思いますし、この勝点1、3というのを積み重ねていきたい。それが残りの15試合に関わってくるところではあるので、続けていきたいと思っております。
――大内選手が好セーブを連発していました。そこに対する評価はいかがでしょうか?
当たり前ですけども、常々ゴールをしっかりと守ってくれてる選手でもあります。そこには本当に絶対の信頼を持って送り込んでいるところでもあります。
それプラスやはり練習からそうですけれども、本当にいい声を出してポジティブに進めていくことができているので、そうしたプレーはやはり必然だと思っています。そういう部分が今日のピッチでの素晴らしいパフォーマンスに繋がったと思っています。