
【試合後コメント】第38節 北九州戦 ※無料配信

大内 一生(GK)
――試合を振り返ってください。
相手は90分間ずっと、精神的なプレッシャーがある中で、多分相手の方が自分たちのやりたいことができていなかったと思います。
ただ立ち上がりで失点した部分、そこは相手がどうやってくるか、プレッシャーの掛け方とかをつかむのに時間はかかるかもしれませんが、その1本でやられているシーンがこの間の群馬戦も含めてありました。
そこは今シーズンあまりにも多かった部分ではあります。結果は出なかったですが、今シーズンみんな手を抜いていたわけではないですし、最終的に勝ち切れたことに関して、最後少しだけ報われたかなと思います。
――自身としては全試合フル出場となりました。
個人的には試合に出続けられることはうれしいですが、やはり心残りはあります。
ハヤさん(早川監督)も自分に副キャプテンという役割を任せてくれて、全試合に出場させてくれましたが、結果で恩返しできなかったことは心残りです。
全力でやってはきましたが、結果がやはり欲しかったです。
――選手として来季以降どうステップアップしていきたいですか?
来年のことはまだわからないですが、毎年毎年、そのシーズンを上回るパフォーマンスをしなければいけません。それで自分の価値が上がっていくものだと思っています。そこはプロとして常に結果を求め続けながら自分の成長とチームの成長に繋げていけたらと思います。
――今日みたいなゲームができる試合もあれば、そうではない試合もありました。その振れ幅が大きかったのが今年の成績に繋がっていると思いますが、要因としてはどのような整理をしていますか?
サッカーは相手があってのスポーツです。
今日ももちろん自分たちは良いゲームができたと思いますが、もしかしたらそれは相手がやりたいことができなかったから自分たちがやりたいことができた可能性もありますし、そこはわからないです。
僕は常々言っていますが、いろんな部分に対する基準を求めて、本当の意味でそこがチームに浸透していなかったと思います。一人一人「もっとやろうよ」とかいう声掛けは誰でもできます。
こういう取材とかで後からこういうことは誰でも言えるわけで、本当にやらなければいけない時に、一人一人がどれだけ思いが強かったのか。どこかで他人に任せたり、「これぐらいでいいや」という選手はやはりいたと思います。 それがこの間の群馬戦を物語っていると思いますし、そこが原因だと思います。

菊井 悠介(MF)
――久しぶりのゲームになりましたが、コンディショニングを含めて準備の部分ではどんなことを意識しながら今日のゲームに臨みましたか?
診断された時に6〜8週と伝えられてカレンダーを見たら8週だと間に合わないということで、トレーナー、ドクター、監督、強化の方、いろんな人に無理を言って「最後の試合に出たい」と話しました。
そこに関わってくれた全ての人に、自分の元気にプレーしている姿を見せられて良かったと思いますし、それが勝利に貢献できたことはより良かったと思います。
状態自体は正直、50〜60%ぐらいの自分の感覚でしたが、それでも監督が信頼して使ってくれること、それに応えたい気持ちで最後はプレーしました。
――今日の勝利は今シーズン初の逆転勝利でしたが、その辺りはキャプテンとしていかがですか?
もっと逆転勝利したかったのが本音ですし、最後になってしまったことはまだまだこのチームの伸びしろだと思います。
――決勝点は自身が関わっての得点となりましたが、プレーの評価はどのように受け止めていますか?
交代するまでのプレーはもう少しボールに関わってみなさんを楽しませるようなプレーが出せればなとは思いました。ただ最後、ああやって2点目のところで起点になれて、最後仕事ができて良かったと思います。
――シーズン最終戦はアルウィンではなく東京の地での開催でした。多くの松本のサポーターが駆けつけてくれて、久しぶりに菊井選手のチャントも流れました。このスタジアムの雰囲気はいかがでしたか?
アルウィンで最後プレーしたかったというのが本音ですが、それでもホームの雰囲気を作ってくれたし、自分たちもすごくホーム感がありました。
みなさんの声援で足が動いた場面も今日はあったのですごく感謝しています。
試合前からたくさん、何回も自分のチャントを歌ってくれていたので、なんとかみなさんに期待されている分応えたいという思いでゲームに入りました。
――昨日、早川監督の退任発表があって今日のゲームでした。その辺りで何か意識することはありましたか?
ハヤさん(早川監督)と2人でJ3のシャーレを掲げることを目標にやってきました。ハヤさんはいつも「負けたら自分の責任だ」と言っていましたが、僕も同じように自分の責任だと思っていました。
ハヤさんだけのせいするのは絶対に嫌だったので、何とか最後、プレーオフに絡んで昇格を目指しましたが、それがかなわなかったことはハヤさんにすごく申し訳ないと昨日話しました。
今日最後、何とか勝って終われればと思っていたので、最後勝って良かったと思います。
――今年1年を通じて、早川監督の目指してきたサッカーをプレイヤーのみなさんとしてはどのくらい体現できたでしょうか?
シーズン前から「主体性」ということを強く僕たちに要求してきました。そういう意味で、ゲームの中で主体性を持って自分たちがどれぐらいできていたかと言われると半分も満たないと思います。
ハヤさんが思っていたようなゲーム内容になったゲームはほとんどないと思っています。
――そこがなかなか落とし込めなかったのはどんな理由があると分析されていますか?
いろんな要因があると思います。
最後社長が挨拶でも言っていましたが、サッカーにおいてベースになる部分、戦術が先走ってそういう大事なところをおろそかにしているゲームがあったと思います。
ただ、そこがあれば今日みたいなゲームができることも最後に出た選手はわかったと思うので、またこれを今後のサッカー人生に生かしていきたいと思います。
――今年一年は菊井選手にとってどんな一年でしたか?
去年、富山で人生で久しぶりに悔し涙を流して、これ以上の思いをしたくないという思いでこのクラブに残ることを決めてから、今日まで個人的にできることは全部やったかなと思っています。
みなさんに昇格すると約束した日から1日も手を抜いた日はなかったですが、まだまだ自分の力が足りないとこの1年間で痛感しました。
ただ、キャプテンとしてなかなか結果が出ていない時にも関わらず、本当にたくさんの人が僕たちに声援をくれました。また改めてこの1年で山雅のファン、サポーターはすごいなと思わされました。みなさんがいて、このクラブなんだと改めて実感できる年になりました。

杉田 隼(DF)
――今年1年間、試合でプレーをして、感じたこと、成長したと思うところを聞かせてください。
自分の特徴であるビルドアップは通用しましたし、要所要所の守備も自分の長所で通用しましたが、シーズンを通して試合に使っていただいている中で、コンディションだったり疲労回復というところ、90分間通して走り続ける身体というのを連戦でも発揮していくのはまだまだ課題だと思います。
――今日の試合に関してはシーズンを通して見られた立ち上がりでの失点から、初の逆転勝利という展開になりました。振り返っていかがですか?
年間を通して入りの失点が多い中で、そこはシーズンの課題であった中で払拭できなかったことは自分たちの責任でもあります。
そこから選手で話し合ってやり方を変えてできたので、そこの修正力、シーズンを通して修正できたところは良かったです。
――今年は松本で1年間生活をして、多くのお客さんの前でプレーをしたことに関してメッセージをいただけますか?
ホームのアルウィンで開催ができない中で、どんなホームであっても素晴らしい雰囲気を作っていただきました。年間を通して本当に素晴らしい応援をありがとうございました。
その中でなかなか結果で恩返しできなかったのは申し訳ない部分ではありますが、最後に勝利で終われたのは皆さんの応援があってだと思います。
皆さんの応援があっての松本山雅だと思います。サポーターの皆さんだったり松本山雅というクラブはJ3にいるチームではないと思っているので、もっともっと上を目指して、皆さんも引き続き応援よろしくお願いします。

村越 凱光(MF)
――失点した時はチームの中でどんな話し合いをしましたか?
話すというか、開始5〜6分くらいで失点した中で、もうやることは一つ。やっぱり「何としてでもこの試合に勝ってハヤさんに勝利を届けて試合を終わる」という、ただその気持ちだけが僕たちの心を動かし、そしてサポーターの後押しのおかげで逆転勝利できたと思っています。
――同点ゴールはどんな判断だったのでしょうか?
あまり覚えてないんですけれど、前線でツバくん(安藤)が起点になってくれて、GKがちょくちょく前に出ているのはわかっていたので、その一瞬の隙を逃さずしっかり相手GKの立ち位置を見られた中で、完璧なファーストタッチを置けて、あとは気持ち良く足を振るだけでした。
正直入るかはわからなかったんですけど、結果としてあの位置からでもしっかりゴールを見て足を振れたというのは自分の中でまた成長できてるところかなと思います。
――今シーズンはロングシュートが以前にもありました。「隙を逃さない」というのは大切にしている部分ではないでしょうか?
「常にゴールを見てプレーする」ということです。どの位置にいても角度がなくても、ファウルで止まった瞬間だったり相手が戻るのが一瞬遅れたりと隙を見せた瞬間には、僕は常にゴールを狙っているので、そこは常に自分がサッカーをしている中で意識しているところではあります。
――今季を振り返って、2020年から在籍している立場としてどんな振り返りになりますか?
まずこの結果になってしまったということは、監督やキャプテンの菊井選手だけの問題ではなく、やはり選手一人一人の問題だと僕は個人的には思っています。
「一日一日の練習を真剣に情熱を持ってやっていたか」と言われたら、多分やっていない選手の方がほとんどで、やっている選手とやっていない選手の温度感だったり、価値観のズレとか…そういうところ含めて僕が見てきた山雅の中で、今年はかなり酷かったんじゃないかと僕は思います。
なので、気付いた時に言えなかった自分の責任でもありますし、それをキャプテンにだけ任せた選手だったりにももちろん問題があると思います。
嫌われてもいい、そういう勇気を持った選手がやっぱ何人も増えていければ強い集団にはなると思っています。そこはまた、もし来季もいればしっかり山雅に浸透させていきたいと思います。
――松本という街についてはどのように受け止めていますか?
生まれた地でもなければ、そこまで思い出がある街かと言われたら、確かにそうではないんですけれど、僕にとっては本当に大好きな街であり、愛しているクラブ。このクラブはこの順位にいてはいけないし、J3にいてもいけないと思います。
なので、また松本山雅のエンブレムを背負って戦うことがあれば、今年以上のパフォーマンスだったり、戦う闘争心というものを、「背中で」というよりも「発言」もしながら示していきたいと思います。
――今年一年は自分自身にとってどんな一年でしたか?
開幕戦は僕のゴールで始まり、(最終節に)僕のゴールでは終われなかったんですけど、しっかり最終節で決めることができて、本当に少しでも山雅の力になれたんじゃないかと思ってはいます。ただ、結果として何も達成できなかった。
昇格という目標を遂行できなかったことに対しては、本当に情けない気持ちしかないです。 また来季があれば「OneSoul」、この気持ちを持って戦いたいと思います。


