【キャンプレポート】重要なリスクヘッジ 「仕組み」で抜本的解決を ※一部無料

第2次鹿児島キャンプ第7日は14日、午前と午後の2部練習を鹿児島県立鴨池補助競技場で行った。前日のオフを挟んで、リフレッシュして再始動。これまでのトレーニングマッチなどを踏まえ、あぶり出された課題に対する抜本的な解決を図った。

13日のオフは午前中に知覧特攻会館へ。従来はルーキーや希望者など一部が行く形としていたが、今季はチーム全員で訪れた。年齢やキャリアに関係なく全員がその場で何を見て、何を感じたか。受け止めはさまざまだとしても、経験を共有することを重んじた。もちろん、一体感を醸成していく意味合いもあるという。

身体を休めつつ全員で貴重な経験をしてリスタート。じっくりとウオーミングアップに時間をかけ、身体を起こしていく。当然だが、可能な限りケガは避けたい。そのためにささやかでも違和感を覚えたら早めに申告し、早く復帰することが推奨されている。それに則して別メニューだった選手も続々と全体練習に復帰してきた。

午前中は、アタッキングサードにボールを運んでからの崩しを改めて共有。相手を動かしてギャップを生み出し、タイミング良くボールを流し込む。もちろん、落とし込んできたコンセプトに沿ったもの。狙ったエリアを攻略し、クロスからシュートを放っていく。成功もあれば失敗もあるが、トライを続けなければ進歩はない。

午後はカウンター対応のトレーニング。プレシーズンマッチ神戸戦などで見られたように、アグレッシブに戦えばリスクが表裏一体となる。もちろんシュートで終わるのが理想だが、そうでない可能性も考慮するのは当然。センターバックが対応しながら味方が戻る時間を稼ぐ。GKとも連携しながら防ぐ。2対2などの数的同数を中心に、人数を変えながらどう守るかを確認していた。

最終セッションは趣向を変えたオーガナイズとした。縦フルサイズ横14mの変形フィールドで12対12、それ以外の広大なフィールドでは8対8。ゴールは各チーム2つ。縦長のエリアで細かく繋いで前進したり、広いスペースに展開してダイナミックに攻めたり。楽しみの要素もありながら、判断と動作を間断なく迫られるトレーニングとなっていた。

オフを挟んだチームの現状や、選手の受け止めはどうか。霜田監督のほか、選手3人に話を聞いた。

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