【キャンプレポート】負荷をコントロール 組み合わせ試行の段階に ※一部無料
第2次鹿児島キャンプ第8日は15日、午前練習を鹿児島県立鴨池補助競技場で行った。この日は前日の2部練習から一転し、強度をコントロールしたトレーニング。セットプレーの確認やポジションごとにテーマを決めたメニューなどで軽めに汗を流した。
この日も鹿児島は晴天に恵まれ、絶好のトレーニング日和。メインはセットプレーだ。これまでと同様にCK、FKなど各エリアから入れて攻守両面を確認した。セットプレー「でも」点を取れるチーム作りを目指しており、高さを生かして得点を狙っていく。守備は各自が役割をきっちり遂行することが求められる。
最後はFW、 MF、 DFと3組に分けてそれぞれにトレーニング。坪井コーチが担当するFWは3人で連係しながらゴールを目指す最終局面を再現する。霜田監督がついたMFは、主にボランチの対角パス。DFは早川コーチが担当し、自陣深くでの守備などを確認していた。
全体練習が終わった後は、各自が自主トレーニングに打ち込む。それぞれの課題と向き合いながら、スキルアップのために積み重ねを続けていく。霜田監督は選手たちのそうした姿勢について、以前から「うまくなりたいという思いの強さが伝わってくる」と言及。この日も選手たちの自主トレを穏やかな表情で見守っていた。
チーム内でもさまざまな選手たちがコミュニケーションを取りながら、スタイルに沿った中でのすり合わせが進む。そこで役割を担うのが、ベテランの選手たち。チーム最年長の渡邉をはじめ村山、橋内、篠原らは串本キャンプから離脱なくフルで消化しており、充実ぶりがうかがえる。
積極的に話しかけたり、時には厳しく指摘したりと、スタイルの浸透に一役買う。渡邉は決して多弁ではないものの、動きの質の高さなどは若手ストライカーの大きな模範に。最年少の田中が積極的にアドバイスを求めるなど、関係性が構築され始めている。さらに喜山も全体練習に戻り、存在感を発揮してくれそうだ。
霜田監督と選手2人のコメントを紹介する。