【試合後コメント】第8節 富山戦 ※無料配信

パウリーニョ(MF)

――失点してから流れが悪くなった印象がありました。失点前と失点後を振り返っていかがですか?

入りは姿勢も含めてすごくよかったです。その勢いで先制点を決めることをもう少し意識しないといけないし、そうすれば相手にとっては難しい試合になると思います。そこは自分たちがいま乗り越えないといけない壁。いい入りはほとんどの試合でできていて、いいシーンもたくさんあります。そこで先制点を決めないといけません。

――第6節・北九州戦から練習試合も含めて複数失点が続いています。きょうもその流れがあったのか、それとは別の問題があったのでしょうか?

先制点を決められるのはいま言った通りで、悪いことです。ただ、それが練習試合も含めて繋がっているかと言えば、きょうは別かなと思っています。なぜかと言えば30分までは自分たちのペースだったので、それは今までとは違います。自分たちが気をつけないといけないのは、相手が一つか二つのチャンスをものにしていること。自分も含めて守備の選手がもっと気を張るべきなのか、寄せるべきなのか。試合を見て確認しないといけない部分はありますけど、チャンスはチームとして生かさないといけません。

――これで連敗となりましたが、次節までの中3日で何を変えていきたいですか?

少ない時間で改善するところははっきりすると思います。そこに向けて取り組むしかないし、ポジティブに考えるべきです。霜田さんも含めてすごくいい仕事をしてきていて、雰囲気もすごくいいし、内容もすごくいいからこそ本当に残念です。あともう少しでアクセルを踏めるところまでは来ていると感じますけど、細かい部分を詰めないといけないと思います。


菊井 悠介(MF)

――まずは試合を振り返っていかがですか?

完敗です。1失点目は相手のスーパーシュートが入ってしまって、チームとしても切り替えてはいましたけど、2失点目のPKを取られてしまいました。前半は内容で言えばほぼパーフェクトだったし、ここに来ているお客さん全員が山雅のゲームだと実感していたと思います。それは自分たちも肌で実感していました。そんな中で勝負どころで2失点を食らったのが課題だと思います。

ただ、すべてがすべて悲観する内容ではないし、すぐに試合が来るのが幸いだと思います。また取り返せるチャンスが水曜に来るので、次はホームで勝てるように準備したいです。

――失点に至ってしまった要因というのはどう考えていますか?

1失点目は自分たちのビルドアップのミスからなので、そこは修正するところはあると思います。細かい話をするなら、あの時間帯は後ろと前の距離感が遠くなってしまっていたと感じました。結果的に長いパスを狙われてショートカウンターで決められたので、そこの距離感というのは90分間を通して保つ必要があると感じました。

2失点目は映像を見ていないのでわからないですけど、VARがあるリーグではないので、切り替えてやるしかありません。次のFC大阪戦で修正してやりたいと思います。

――セットプレーの本数も多くありました。得点を取るにあたって、次節に向けて改善できる部分があれば教えてください。

相手ゴール手前30mからのスピードアップというところでは、今日の試合もスピードを上げて一気にゴールまで入っていくという形がなかなかできませんでした。ワンタッチのパスが少なかったり、ビルドアップのときにうまく前進できなかったというのがすべてだと思います。そこは明日からまた練習でコミュニケーションを取ってやらないといけません。

サポーターの方も試合後に言ってくれましたけど、新しいことにチャレンジしていますし、去年の山雅からは考えられないサッカーをしています。新しいことをするときは0から1にするのが一番難しいと思うので、いまは2連敗という形で大きな壁にぶち当たっているように感じていますけど、そこはネガティブにならずにいたいです。

サポーターの皆さんもそれをわかってくれて、試合後のあの声援を聞いて、FC大阪戦で勝ち点3を取るという気持ちに全員がなれたと思います。きょうのことはしっかりと反省して、修正するところは修正して、次こそはサポーターの方々に勝ち点3を届けられるように中3日で練習したいです。

――ホーム初勝利がかかったFC大阪戦に向けて、意気込みをお願いします。

勝てていない分、期待を自分たちも感じていますし、それなりのプレッシャーも感じています。シモさん(霜田監督)から「ホームで勝てないとプロではない」という話もよくされているので、僕たちはリーグは開幕していますけど、プロのサッカー選手になれていないというのが現状です。早くホームで勝って、プロのサッカー選手として皆さんに勝ち点3を届けられるように準備したいと思います。


小松 蓮(FW)

――序盤はチャンスを作れていましたが、失点前後から流れが変わったように感じました。中でやっていていかがでしたか?

入りは狙い通りのキックオフの流れから、いい形で入れました。相手も僕たちがプレッシャーに来るのをわかっていて前に蹴るだけだったので、それを回収してずっと攻めることができている印象はありました。

――決定的な形を作りきれていなかったのは、相手の強度の問題なのか、自分たちのクオリティなのか。

映像を見ないとわからないところもありますけど、やっていて若干サイドばかりになって、手詰まり感がありました。もう少し中に刺すボールがあってもよかったのかなと。いい形で(榎本)樹がペナルティエリア脇を取れているシーンもありましたけど、相手の守備も必死になって戻って、そこからCKにつながっていました。CKはこちらには高さもありますし、狙っているところでもあるので、取らないといけないところだと思います。

――2点ビハインドの後半も攻めきれなかった印象がありましたが、どう感じましたか?

先制点を相手が取った段階で、相手の思うツボというか…。相手がどう攻撃してくるかについては、球際とか強度の部分にクローズアップして戦っている感じがありました。先制点を取られたことが大きくて、相手の心理状態からすると「あとはしっかり守れば問題ない、いつも通りやればいい」というマインドセットになって、僕らは少し焦って精度を欠く悪循環になっていました。

後半も0-2だったので全く問題ないと思っていましたけど、なかなかあと一歩のところまで行っても、そのあとの一歩が遠かったというか、シュートまでいけない。そこをどうしようかというのは、自分の中でいろいろとあります。中にいてもイメージがしづらかったというか、描けなかった。あとは自分のところでファウルを取ってもらえないところもありましたけど、ああいうところはもう少し頑張らないといけないと思います。

――2連敗となりましたが、どう立て直していきたいですか?

2連敗すると、僕らのようなもともと上にいたクラブが下がっていっている…とみんな思うでしょうし、チームの中でも思っている人がいるかもしれません。まだ8節が終わっただけですけど、そう言って38節が終わった後に何もなかったとなってしまうと、それもよくないことです。

きょうの負けは内容は反省しないといけませんが、負けたことに関してはあまり気にしなくてもいいと思います。次に(サンプロ)アルウィンで勝つことがマストだし、ホームの皆さんの応援が絶対に力になります。そこで僕らも気負いすぎず、目の前の相手と戦うところだけにフォーカスすれば、間違い無く勝てると思います。


榎本 樹(FW)

――前半から右サイドでペナルティエリアの脇をよく突いていました。

相手がどんなチームでも、あそこを取ることでチャンスになるというのは言われています。そこは取りに行っていました。

――失点後に流れが悪くなった印象がありましたが、いかがでしたか?

前半は入りがよくて、自分たちのペースだったし、相手もだいぶ困っていたと思います。流れは完全にこちらにありましたが、相手のスーパーゴールがあって、1失点目から2失点目までも早かったので、メンタルにきてしまったと思います。

――前半の終わりからロングスローも使い始めましたが、展開を見ての判断だったのですか?

もともと高い位置でスローインを取ったらやろうという話をしていて、たまたま2失点した後にああなりました。あれは作戦の一つでした。

――後半も相手のブロックを崩しきれなかったですが、何が足りなかったと感じますか?

2点取られて前半を終わってしまって、前半の流れがいいときに点を決められれば一番よかったですけど、富山もすごいいい守備で、ゴール前で身体を張ってきました。後半は相手もブロックを作っていましたし、いい守備からのいいカウンターも目立っていました。前半のあの2点が悔やまれる試合になったと思います。

――守備では複数失点が続いていて、攻撃ではきょうは無得点に終わりました。攻守の課題にどう向き合っていきたいですか?

やることを変えてはいけないし、すぐに試合は来ます。しっかりと試合を振り返って、反省すべき点は反省して、次のFC大阪戦でファンの方たちに示せればと思います。