【試合後コメント】早川 知伸監督 第18節 栃木SC戦 ※無料配信

――本日の試合の総括をお願いします。

完敗だと思っています。全ての責任は自分にありますし、1500人を超える多くのサポーターが来てくれたのに期待に応えられなかったことは本当に申し訳なく思っています。

選手にも伝えましたし、まだまだ自分たちの甘さを含めて、やるべきことはあると思っています。

――形は違いますが、セットプレーからの失点、並びを変えた直後の3点目も痛かったと思いますが、現状での受け止めと改善策があれば教えていただけますか?

まずは自分たちが守備における原則の中で、あれだけサイドに入られて、数的不利の状況ではありますが、相手のセンターバックが上がってきたりも含めてサイドで優位を作られて簡単にクロスを上げられてしまうシーンが多くあったと思っています。

自分たちがサイドでボールを取り切らなければいけないというところで、サイドの守備の問題はあると思っています。それに伴ってセットプレー、CKも増えていってしまいますし、結果的にはセットプレーでまた失点してしまったところは課題があると思っています。そこを改善していかなければならないと思っています。

選手たちも十分そこも理解している中で失点してしまったところには大きな問題があると思っています。そこはしっかりと改善していかなければと思っています。

3点目に関してはメンバーを代えたり、自分たちが点を取りにいきたい、勝ちにいかなければいけないといったところも持ちながら出て行ったシーンではあるので、そこに対しては自分のシステム的な交代のタイミングを含めた責任だと思っています。

――早めの時間帯で村越選手から滝選手に変えるゲームが何試合か続いていますが、今日に関してはどんな理由がありましたか?

まず一番シャドーの選手に求めているところで、あの場所でしっかり起点作りを含めてボールを引き出してほしいと思っています。

前半で村越が何度も起点になってボールを引き出せたシーンはありましたが、そこからなかなか前に進めなかったところを滝もそこでボールを引き出すことができるし、そこからもう一歩ラインブレイクして越えていくところを求めて入ってもらいました。

そこは滝と村越の特徴の違いがあるところなので、そこも含めて入れたところでした。効果が非常に出たわけではなかったと結果的には思っていますが、そこの狙いはあったのが交代の意図ではあります。

――1―3になってからサイドバックを樋口選手の方に馬渡選手を入れましたが、そこの狙いはいかがでしたか?

負けている状況ではありますし、両サイドからのクロスが特徴の2人なので、そこの攻撃的なところを出したいので交代しました。クロスまでは行けませんでした。

――トータルで見ると自分たちで能動的にチャンスを作るシーンがなかったように感じました。攻撃の狙いと評価は改めていかがですか?

前半の立ち上がりの得点シーンまでいくところは味方を越えていく、オーバーラップしてアンダーラップして数的優位を作って越えて行ったシーンは多々あったと思いますし、それによってチャンスは生まれていったと思っています。

その頻度を増やしていかなければならない。それをするためにも人をかける、敵陣に入るというところに持っていくために、しっかりと後ろからボールを運んでいく、セカンドも含めて前に人をかけていく状況を作らないとなかなか難しいと思っています。

ビルドアップだったり前進していくところで人をかけすぎて後ろに重くなって、最終的には越えていけない、相手の5枚を崩せない形になっていたと思っています。そこは引き続き課題になってきます。

――セットプレーからの失点で先に触られたのはボールがよかったという判断になりますか?もしくは対応の部分の問題でしたか?

両方あるとは思っていますが、自分たちが守備における原則の中で、相手よりも先にクロスのところは触る。もちろんセットプレーも含めて相手よりも先に触ることがまず原則にあるところで、その優先順位は高い位置にあります。

それができていないことに対しては大きな問題だと思っています。それが個人のポジショニング、チームとして組織として作っていく全体のオーガナイズを含めた問題と、両方にフォーカスしてそこの課題は改善しなければならないと思います。