【試合後コメント】第18節 栃木SC戦 ※無料配信


菊井 悠介(MF)

――うまくいった時間帯もあったと思いますが、全体を通しての振り返りはいかがですか?

個々の問題が大きいと思います。チーム戦術どうこうの前に、一人一人がピッチに立つ上で最低限やらないといけないプレーはあります。アマチュアではないので、お金をもらってサッカーをしていて、ホームのような雰囲気を作ってくださっている以上、やってはいけないものはやってはいけないです。

僕がキャプテンじゃなかったらもっと言えただろうし、士気を高められるところもありましたけど、バランスもありました。そこで言って試合中にガクッとメンタルが落ちると困るし、瀬戸際だったと思います。

若いからという理由で今日のようなゲームをしていいかと言ったら、そうではないです。チームとして、もっと言えば個人として、一人一人がこの負けをどう自分のせいだと思えるか。僕は負けたときは特に「自分がこういうプレーができれば」とフォーカスして、ここまでのサッカー人生をやってきました。

今日負けてサポーターのところに行って、ロッカーに戻ってきて、バスで出るまでの一連の選手たちの表情を見ていると、大丈夫かなと思う部分は多々あります。来週から自分も立ち振る舞いは変えていきたいし、サポーターも言っていましたけど、このままだと昇格と優勝は夢のまた夢の話です。

チーム戦術がどうというよりも、ミスのあるスポーツの中で、どういうミスをしてはいけないのか。目の前の1対1で勝てるかもそうだし、それがなくては普段練習でやっていることも出せないです。サッカーの本質的なところに立ち返る必要があると、90分が終わったときにすごく感じました。

――やってはいけないことというのは、主にゴール前の守備ということになってくるのでしょうか?

それもそうだし、言い方は悪いですけど中学生でもできるようなプレーがミスになったり。せっかく前にフリーの選手がいるのに、後ろに下げるという消極的なプレー。そんなことを山雅がJ2とかJ1に昇格していたときにやっていたかと言えば、絶対にやっていないと思います。

練習の中から一人一人が自分に矢印を向けて、厳しい物差しでやっていくしかないと思います。それを他人にどうこうと言い始めると、チームとしてバラバラになると思うので、本当に一人一人がやるしかない。その物差しをみんなが高いところに持っていければ、自然とチーム全体の内容もよくなってくると思います。負けるにしても、今日のような負け方じゃなくて、違うものが得られると思います。


浅川 隼人(FW)

――途中出場となりました。具体的にどんなタスクを与えられてのプレーになりましたか?

2トップになって前で(田中)想来とうまく形を作って前進していきながらゴールを取るところは要求されていた部分ではあります。

4ー4ー2にしたことによって、一人一人の守備範囲が開いてしまって、そこで相手の狙い通りクロスから失点してしまいました。

さらに前に行かないといけなくなってしまって、すごくオープンな展開になってしまいました。まだ時間が少しあったので、落ち着いてプレーしたかったところではありました。

――マークの確認が3枚から4枚にすることによって少し遅れた部分はありましたか?

遅れたというよりも人で守れていた部分、一人一人の守備の意識、それは後ろのラインだけではなくて、全員の部分です。フォーメーションが変わることによって与えられるタスク、やらなければいけないプレーはまた変わってきます。

そういった意味では4ー4ー2にしてより攻撃的にと全員がなった中で、守備の部分で難しくなってしまったのかと思ってます。

――自分自身としてもチームとしても難しい局面が続いてますが、前半戦ラストの次節に向けてはいかがですか?

やっぱり今日もこれだけのサポーターが来ていただいて、ホームのような雰囲気を作っていただいたサポーターに何を返せるかっていうとやっぱり勝つしかないし、昇格するしかないです。

そう考えるとなかなか勝ち点も積み上げられなくて、サポーターの方の信頼を失っている部分もあると思います。

残り半分のシーズン、自分たちの目標に向けてもう一度ゼロから自分たちのやらなければいけないことを見つめ直します。まずは前半戦ラストのホームで勝って、そこからしっかり勝ち点を積み上げられるように明日の練習で修正もしていきたいと思ってます。


大橋 尚志(MF)

――結果的には大差になってしまいましたが、ビルドアップや前進するところではやりたいことをある程度できたと見えました。やっている中ではどうでしたか?

こういうスコアになってしまったので、そこに目が行きがちです。振り返って見てみないとわからないですが、自分たちも相手の1列目2列目を越えるのはうまくいっていました。

ただ、そこからあと4分の1の相手コートでの崩しだったり、もっとチームとして合わせられるところだったり。個人的にも1列目2列目を越えた分、そこをやっていかないといけないと思います。

――ボランチも中盤でワンタッチを使って剥がしていく対応が普段よりも多かったような印象があります。人についてくると踏まえてああいうやり方をしましたか?

相手を見ながらワンタッチを使ったりして、相手もなかなかそれで来れなくなったりする時間帯もありました。

後ろに重いときに蹴ったりしても、自分たちもセカンドを拾えない場面は結構あったと思います。そこを今後、どう合わせていけるかは大事だと思います。

――次が前半戦ラストゲームになります。これ以上は負けられないぐらいになってしまっていますが、それを踏まえて意気込みをお願いします。

どの試合も1試合1試合負けちゃいけないですし、次もホームなのでより勝たないといけません。

今日みたいな試合を2度と見せないように、練習からやっていきたいです。


二ノ宮 慈洋(DF)

――クロスからの失点が多くありましたが、どのように振り返りますか?

まずはクロスを上げられることが多かったし、相手の質も高かったです。そこで先に触られると厳しいし、クロス対応のところでうまく抑えられればよかったです。ゴールを消しながら守備ができたらいいのかな…と思います。

――3失点という結果についてはいかがですか?

栃木SCはあまり点が取れていないイメージがありましたけど、そういう相手に3点を取られて、内容も結果もどちらも悔しいです。