【試合後コメント】第9節 FC大阪戦 ※無料配信

安東 輝(MF)

――久々の出場でしたが、どんな思いで入りましたか?

ケガをして8週間くらいかかると言われて、だいたいこのあたりの試合を想像してリハビリに取り組んできました。たくさんの方が僕のリハビリを手伝ってくれたので、そういう人のためにではないですが、いつもと違ったモチベーションを持って試合に入りました。

――キャプテンに任命された中での離脱は、もどかしい気持ちもありましたか?

もどかしいというか、「チームのために何をやればいいか」を日々考えながら過ごしてきたつもりです。チームメイトのみんなが頑張っているのを見て、僕もみんなを助けたいと思いながら過ごしていたので、それをきょうはぶつけようと思ってプレーしました。

――チームは2連敗中でしたが、ピッチに入ることでどんな役割を果たせると思っていましたか?

新しいエネルギーのようなものはチームに必要かなと感じていました。自分たちの思うようなプレーができない悪い流れの中でも、勝利への執着心を見せなければいけないので、そういうきっかけになればと思ってプレーしました。

――ホーム初勝利となりましたが、振り返っていかがですか?

褒められた内容ではないですけど、勝てたことにはホッとしていますし、何よりもスタジアムが一体となっているのをプレーしながら感じていました。その声援に応えられるように、これからももっといいサッカーをして、いい結果を皆さんに見てもらえるようにしないといけないと思えた試合でした。

――攻めあぐねている印象もありましたが、さらに得点を奪うために必要なことは何でしょうか?

自分たちでも難しい展開になっているのは感じていました。風下で、相手がロングボールを多用してくるチームで、少し受ける形にはなりましたけど、まずは自分たちがいまは自分たちの流れではないというのを受け入れて、しっかり耐えていればチャンスは絶対にあると意思統一していました。押し込まれましたけど、チームとしてネガティブな雰囲気にならなかったのが、あの1点に繋がったと思います。

――これから信州ダービー2連戦が待っています。意気込みを聞かせてください。

先ほど内容があまり良くなかったけど…ということを言いましたけど、次のゲームも内容どうこうより結果が求められる試合だと思います。きょう以上にそういうパワーをチーム全体から発して、絶対に勝ちたいと思います。


橋内 優也(DF)

――終盤の途中出場で右サイドバックに入りましたが、どんな意識を持っていましたか?

僕があの時間に入るということは、ゲームをクローズするということは昨年からそうだし、自分のやるべきことは理解して入ったつもりです。ただポジションが違うだけで、1-0で終わらせるというのに変わりはありませんでした。僕がそんなに大きく発信しなくても、ギアだったり強度だったり、身体を投げ出すというのは意識してくれると思っていました。

――いままであれば「守り切る」という選択肢は少なかったと思いますが、きょうは勝ち切るということを選ばれたと思います。

きょうがどうこうというよりも、自分たちは「優勝する」という目標を持っている中で、3連敗は許されないと思います。ホームでも勝っていなかったし、なんとかこの流れをここで断ち切りたいと思ってゲームを進めたと思います。もしきょう勝てないとなると、リーグでは1カ月も勝ちがない状態になります。県選手権決勝も大事ですけど、リーグは大事なので、気持ちをリセットして進めるのはいいことだと思います。

次はどうなるかわからないですけど、コンディションどうこうでチャンスをもらう選手もいるかもしれないし、どれがベストチームなのかはわかりません。チャンスをもらった選手がしっかりやらないといけないし、僕自身はサイドバックであってもゲームにたくさん出たいし、チームに貢献したい。与えられたタスクのところで自分ができることをたくさん出していって、一歩ずつ階段を上がっていかないといけないと思っています。


菊井 悠介(MF)

――ホーム初勝利となりましたが、いまの気持ちを聞かせてください。

ホッとしています。アルウィンから帰るお客さんたちが喜んで帰っているのを想像するだけでうれしいです。

――ここにたどり着くまでの苦しみはどう感じていましたか?

キャプテンマークを巻いていることはあまり気にしないでおこうと思いましたけど、さすがにこれだけ勝てないと「自分のせいなのかな」と思ったり、ネガティブになってしまっていました。きょうは結果という形でそれが晴らせて安堵の気持ちです。

――得点シーンを振り返ってください。

抜け出したときに結構時間があったので、ドリブルしながらいろいろ整理していました。相手がどこにいて、どのスピードで…というのを頭の中でイメージしていました。そのイメージ通りにドリブルがいけましたし、相手の動きも見えていましたし、GKの動きも最後まで見えていたので、ドリブル中にイメージしたことが結果に繋がってよかったです。

――サポーターに向けてガッツポーズをしていましたが、どんな気持ちでしたか?

あのときはまだ終わっていないし15分くらいあるので、「力を貸してください」という気持ちで煽りました。サポーターの皆さんも喜んでくれましたし、その後も歓声をくれました。

――試合を締めるゲームプランというのは、どう共有していましたか?

ハシくん(橋内)と(喜山)康平くんが出てくるまでは、もう1点取りにいこうという前へのプレーもチームとして意識していました。あの2人が出てきてからは1-0で勝つというチームとしてのゲームの終わらせ方がハッキリしていたので、やりやすかったです。ただ得点を取るまでの70分くらいは決していい内容だったとは思えないので、そこは県選手権決勝の(長野)パルセイロ戦で修正して、内容も結果も、という部分にこだわっていきたいです。

――ここから信州ダービー2連戦になります。意気込みを聞かせてください。

試合終了のホイッスルが鳴った瞬間は今年一番うれしかったし、サポーターの方たちが喜んでくれると思うと本当にうれしかったです。またこの光景を(サンプロ)アルウィンで何度も見たいと思いました。パルセイロとの2連戦は勝って黙らせるしかないと思うので、勝つことだけにチームとしてフォーカスして、勝って皆さんに来週を気持ちよく迎えてもらえるように、中3日で準備したいです。


藤谷 壮(DF)

――きょうは先発となりましたが、試合を振り返っていかがですか?

相手がボールを蹴ってきて、なかなか自分たちが落ち着いて回せる場面が少なかったと思います。セカンドボールの回収からの繋ぎのところで繋げない場面が多かったので、そこはもう少し改善する部分があると思います。

――そもそも相手に蹴らせたくないということがある中で、蹴らせてしまった場合は押し込まれて下がってしまう、間延びしてしまうというリスクがあると思います。その解決は難しいところもありますか?

そこは結構難しいところではあると思いますけど、相手からしたら追い風でもあったので、僕らの処理が小さくなって拾われて…ということもありました。4バックはセンターバックが競ってくれた後のカバーを徹底することと、ボランチ、サイドハーフの選手は跳ね返した後のボールの予測をもっとアラートにしないと拾えなかったかなという印象があります。

――ホーム初勝利を収められたことについてはいかがですか?

たくさんの方が来てくれましたし、皆さんと喜び合えたのはすごくうれしかったです。またあの雰囲気を味わいたいと思いました。

――信州ダービー2連戦に向けてはいかがですか?

負けられない戦いというのは聞いていますし、勝たなければいけないと思っています。勝ちにこだわってやりたいです。