【試合後コメント】霜田 正浩監督 第10節 長野戦 ※無料配信

――まずは試合の総括をお願いします。

とても大勢のサポーターが背中を押してくれたので、逆のスコアで終わりたかったのが正直な気持ちです。なかなか僕らの意図したサッカーができず、相手の土俵で戦ってしまった90分だと思っています。セットプレーもそうだし、ロングボールのセカンドボールの拾い合いもそう。試合に始まる前に想定していた部分が、そのまま現象として出てしまいました。選手たちはよくやってくれましたが、全ての責任は僕にあると思っています。相手がこういうふうにするとわかっていながら、それを止められなかった。セットプレーでやられてしまった。全ては監督の責任です。選手たちは本当に最後まで頑張ってくれたし、なかなかやっていないパワープレーもやりました。最後に1点取れたのは綺麗な形ではないですが、次に繋がる1点だと思います。これが2-0で終わるのと2-1で終わるのでは全然違います。

きょうは本当に悔しいです。この間もPKで負けたので、2週連続で同じ相手、それも長野に負けたというのは非常に悔しい。僕ら以上にサポーターにも悔しい思いをさせてしまったので、この信頼を取り戻すには僕らがピッチで勝たないといけないと思っています。

――やりたいことがやれなかったというよりも、前半はやらなかったという印象がありました。そこはどう評価していますか?

頭ではわかっていると思います。やらなければいけないこと、僕らの仕組み。そういうものはずっと積み上げてきたものがあるので、頭ではわかっていますが、こういう熱量の高いゲームになったときに、普段通りに自分たちがやっていることをできるかできないかが本当の力だと思っています。本当の力になるまで、まだまだ、もっともっと練習しないといけない。落とし込みをしないといけないと思っています。

――信州ダービーで2連敗して、そのダメージが残る可能性もあると思います。リーグ戦は2週間空きますが、どう過ごしていきたいですか?

僕らがやるべきことを続けるだけだと思います。やるべきことができなければ、こうやってこういうサッカーにやられてしまうのがサッカーです。そういう相手にでも勝てるような力をつけないといけないし、リーグ戦はまだ先が長いので、きょうはみんな下を向いていると思いますが、明日以降はもう一度「僕らの本来の目的は何か」というところを思い出して戦っていかないといけません。