【試合後コメント】第12節 相模原戦 ※無料配信

宮部 大己(DF)

――キャプテンマークを巻いて勝利をつかみました。いまの気持ちを聞かせてください。

勝てたことには安心していますけど、最後にバタついて失点してしまいました。5-3で終わったことには、最後の選手たちの雰囲気を見てもわかると思いますけど、あまり喜んでいないというか…。次に向けての準備がすでに始まっている自覚はありますけど、とりあえず勝って連敗を抜けたことにはホッとしています。

――5得点と3失点。後者のほうが大きいと感じていますか?

ここ最近は失点が多かったので、きょうは自分が久しぶりに試合に出る中で、無失点を目標にしてやってきました。3失点というのは重たい事実なので、受け止めないといけないと思います。

――3失点はしましたが、守備の手応えを感じる部分もありましたか?

まずはサイドの対応で、1対1のところでカットインされてやられてしまっていたので、そこでの対応を今週1週間取り組んでやられなかったのはよかったです。ただ、自分たちのミスからの失点があったので、そこで簡単にサイドに切るだとか、自分たちの判断のクオリティを上げられる部分はたくさんあると思います。そこはもう一回見直さないといけません。

――ご自身のところではほとんどやられるシーンがありませんでした。

そこは自分が武器にしているところだし、きょうのマッチアップの相手(若林龍)が法政大学の後輩で、何回もマッチアップして居残り練習もやっていました。タイプというのはわかっていたので、しゃべってはいないですけど、対峙した中で楽しさがあったと終わった後に話しました。すごく楽しい時間ではありました。

――今季はまだ連勝がありません。ご自身にとってもチームにとっても重要な戦いが続きますが、今後に向けてはいかがですか?

試合に向けてやることはもちろんですけど、一日一日の練習を大切にしながら、積み重ねが大事だと思います。明日から切り替えて、3失点したという事実を受け止めながらやっていきたいです。


パウリーニョ(MF)

――連敗を止めることができましたが、振り返っていかがですか?

全体的にはすごくよかったし、ゲームコントロールもできていたと思います。最初の1分くらいはヒヤッとする場面もありましたけど、全体的には悪くなかったです。みんな思っていることですけど、3失点はいらないゴールです。5-0まではしっかり自分たちがゲームコントロールしていて、少し改善点がまた見えたと感じました。

――5-0になってからのゲームコントロールについてはどうでしょうか?

正直に言うと、絶対に起きてはいけないような3失点です。その起きてはいけないような3失点が起きてしまったので、未来に繋げるしかないと思います。ああいうふうに勝っているときに、ああいう時間帯で相手に隙を与えてはいけません。締めるなら締めるでもっと徹底しないといけないと思いますし、もし5点入っていなければ…と考えると怖いです。

――ご自身の今季ホームでの初ゴールもありました。前線の4人だけでなくボランチも点が取れれば、相手の守備を迷わせる上で非常に有効です。チームとして大きな成果ではないでしょうか?

こうやってサポーターの前でゴールが決められたのはうれしいし、自分もゴールを皆さんにも家族にも要求されています(笑)。決められてホッとしています。前線の選手だけではなくて、全員がゴールを決めるということは監督も言っています。ボランチが決められたことはチームとしてよかったと思います。


滝 裕太(MF)

――率直にいまの心境を教えてください。

いままで苦しい思いをしてきて、その中でゴールが取れて素直にうれしいです。自分が持っているものを全て出して、後悔だけはしないようにと思っていました。今回は左サイドだったので、自分が左に入ったら仕掛けようとはずっと思っていました。そういう良い形が少なからず出せたのでよかったです。

――2点目をアシストしたクロスを振り返ってください。

まずはGKとDFの間に速いボールを入れようと思っていました。思ったより相手がそこを消していたので、2列目の部分がすごく空いていて、そこにうまく流し込めました。

――ご自身のゴールも振り返ってください。

ファーストタッチがうまくいったので、あの勢いのままゴール前にいけて、最後は落ち着いて流し込めました。

――試合に絡めない時間も多かった中で、きょうはどんな気持ちがありましたか?

やってやろうという気持ちが強かったし、ケガなく終えられたのは本当に良かったです。

――チーム状況が悪かった中で、どんなことを変えたいと思っていましたか?

もったいない試合が多かったので、前半と後半の入りを意識していました。今回はチームとしてうまくできていたと思います。試合の終わらせ方というのも優勝争いをするためには大事になってくるので、そこをチーム一丸となって徹底して、最終的に1位になれればいいと思います。


村越 凱光(MF)

――得点シーンを振り返っていかがですか?

(渡邉)千真さんが触ると思ったので、たぶん入ったかなと思いましたが、万が一こぼれたきたときのために詰めていました。結果的にあそこにいて正解だったと思います。

――チャンスもたくさん作れていましたが、ここ数試合と比べても良い手応えがあったのでは?

自分たちがやりたいサッカーをやっている中で、意図した点の取り方ができました。みんなですり合わせてきた甲斐があったと思います。

――守備でも気迫が見られました。

自分なりにがむしゃらに相手を追いかけて、奪えるなら奪うという泥くさい守備から、誰かがボールを奪ってくれればと思っていました。強い意志を持って守備をしました。