【キャンプレポート】キャンプ1週間 新加入2選手が感じる手応えは ※一部無料
第1次串本キャンプ第7日の21日、和歌山県串本町で午前練習があった。前日にトレーニングマッチを行ったためこの日はもともと1部練習のスケジュール。朝まで降り続いた雨の影響でグラウンドが水浸しになっていたことから、宿泊しているホテル内の一角を借りてフィジカルトレーニングに取り組んだ。
時間は60分。ストレッチで身体をほぐした後、9種類のステーションを順番に回るサーキットトレーニングに打ち込んだ。前日に実戦を消化したことから下半身に刺激を入れることは避け、上半身にフォーカスしてパワー系のメニューとした。負荷を高めた手法の腕立て伏せやベントオーバーローイングなど。選手たちは時おり笑顔ものぞかせながら、目の前のトレーニングに取り組んでいた。
午後にはミーティングを実施。前日のトレーニングマッチで出た課題などを洗い出して共有した。それらを基に、残りの串本キャンプを過ごしていく。22日は再び2部練習の予定だという。
松本では人工芝で慎重にトレーニングを続けていたが、串本から本格的に戦術の落とし込みも含めてスタートしている。キャンプインから1週間。ここまでの手応えなどはどうか、今季のキャンプをどのように感じているか。新たに加わった高井和馬と山本康裕の2選手に話を聞いた。
FW 高井 和馬
――キャンプが1週間経過しました。疲労感や充実感はどうですか?
シモさん(霜田監督)のサッカーの根本的な部分は変わっていないので、「懐かしい」「シモさんだな」という感じでいます。2020年以来なので4年ぶりですが、全然そんな感じがしなくて。ずっとやっていた感じがします(笑)。山口時代からキャンプ立ち上げは走るイメージがあったので、あんまり驚きはしていないです。山口時代から地味な走るメニューはあって、坂道ダッシュとかもしていました。
――じゃあ、走るメニューは嫌いじゃないですか?
いや、めちゃめちゃ嫌いです(笑)。
――チームメイトと接する時間を重ねて、松本山雅の魅力や意外な部分など見えてきたことはありますか?
最初は、若い選手が多いのに練習が始まってから「みんな静かだな」と思っていました。若い選手が練習で全然ワチャワチャしていなかったんです。でもだんだんみんな慣れてきて、最初だったから静かだったのかもしれないという感じはありますね。自分は(年齢的に)真ん中のあたりなので、僕がそういう(盛り上げる)役目もできればいいと思っています。年齢が上の選手とも下の選手とも仲良く、ピッチ外で関係をつくれていると思います。