【キャンプレポート】キャプテン&副キャプテン それぞれの決意は ※一部無料

第2次鹿児島キャンプ第4日の3日、午前練習が鹿児島県立サッカー・ラグビー場で行われた。この日は午後に今季のキャプテンと副キャプテンが発表。2024シーズンのチームキャプテンに任命された菊井悠介のほか、副キャプテンに就いた常田克人と馬渡和彰が取材に応じ、意気込みなどを語った。


MF 菊井 悠介

――キャプテンに就任して、率直な思いを聞かせてください。

今までと一緒ではいけないと思っています。目標にたどり着くためにも、キャプテンをやることで殻を破ったり何か変化につながるんじゃないかと思っていました。そういう部分で監督が判断したと思う。(監督から)言われた時は責任と自覚が芽生えたし、「昇格したときのキャプテン」と言われるようになりたいと思いました。自分の中で変えないといけないことはたくさんあって、その中でチームを勝つ集団にしていくために自分ができることを考えながら、一日一日山雅のために生活したいです。

――昨年もキャプテンマークを巻く試合は多かったですが、またそれとも違う感情でしょうか?

去年は自分の結果がチームの結果に直結すると思って開幕からスタートしました。「自分が点を取ってアシストをして勝たせる」という思いでした。今年もそこはもちろん変えてはいけないと思うけれど、それ以上にチームが勝つために犠牲になるプレーを先頭に立ってやりたいし、そういうチームにしていきたいという思いもあります。

皆さんが見てきた松本山雅がどういうクラブなのかを、この2年で少なからず理解したつもりです。強かった山雅のいいところは、もう一度自分たちで吸収したい。このクラブの象徴として、走ること、戦うことは今まで以上に出していきたい。自分がキャプテンになった以上は、自分がやらないと誰も付いてきてくれないと思います。

――サッカー人生でキャプテンの経験はありますか?

全く無縁のタイプでした。自分もやりたいと思ったことは一度もなかったですし、キャプテンマークを巻いたのも去年が初めてでした。でも特別なことなので「やってほしい」と言われたときは素直にうれしかったし、一人の人間としても変われるチャンスだと思いました。去年も副キャプテンをやらせてもらってだいぶ変わりました。自分はこのクラブに来て、サッカー選手としても一人の人間としても変えてもらいました。キャプテンとして松本山雅の現状を変えられるように努力したいです。

――思い描くリーダー像はありますか?

味方同士で意見を出し合って、意見があふれかえるチームになっていく中で、誰かがまとめないといけません。最後に「こういう意見が出ているからこうしよう」というのだけを言葉にするのがいいキャプテンというか、いいチームだと自分は思います。

全部が全部自分が言うのも変だし、今年は経験のある選手も入ってきました。そういう人たちの話を吸収して、意見があれば話し合いながら決めていけたらと思います。今は自分が前に出るよりも、みんなで合わせていく感じ。一番は試合でチームが本当に苦しいときに、一人の力で点を取ったりアシストすることが自分に課せられた最大の使命。チームとしての標準を低くしないように1年間やっていきます。


DF 常田 克人

――副キャプテンに就いた受け止めはいかがですか?

副キャプテンだからどうとかは特別には思っていないです。(2020年途中に)松本に来てから悔しい思いしかしていなくて、本当に「松本のために今年こそ」という思いがあるので、いままで悔しかった分を結果として出したい思いは強いです。僕の性格とかからするとそういう役職とは程遠いと思いますが、選んでもらったからには精いっぱいやります。それがいい方向につながればいいです。

――過去にキャプテンなどの経験はありますか?

中学生の時に副キャプテンでしたけど、中学生とプロは違います。当時はただ役職に就いていただけだったので、ほぼ初めてみたいなもの。自分で声掛けをするのももちろんですが、特に自分より下の選手に何かしら僕を見たり僕と話したりして、何かを気付いたり得てくれたらそれも絶対にチームの力になると思います。今年はいっそう意識して、常に自分が見られている立場であることを意識して全うしたいです。

――今年は就任前の当初からそうした言動が表れていましたね。

周りの人から「キャプテンなんじゃない?」とか言われたりもしていたけれど、もしキャプテンをやっていたとしてもそこまで気持ちとしては変わっていなかったと思います。このクラブのために。「J2に昇格できた年の副キャプテン」だと思ってもらえるように頑張りたいです。


DF 馬渡 和彰

――副キャプテンに指名されて、どう受け止めましたか?

自分自身は覚悟を持ってこのチームに移籍してきました。キャリアを考えても、ここで結果を残せなければ引退も見えてきます。本当に大事な一年だと思っている中で、副キャプテンという役職を任せていただきました。その期待も責任も感じていますし、昇格・優勝をつかみ取らないと行けないと思っています。いろんな選手とコミュニケーションを取ったりして、どんどん自分の良さを理解してもらいたいです。周りの選手の良さも理解して、一体感を持って戦うチームを作りたいです。

――もともと周囲と活発にコミュニケーションを取るタイプでしょうか?

意識的にやっているところはあります。知ってもらうことが大事だし、若い選手が多い中で萎縮されないような関係にならないといけません。いろんな経験をしてきた中で、若手からしたらキャリアのある選手は絡みづらいと思います。そういう壁をなくしていきたいので、積極的に声をかけています。

――キャプテンの菊井選手を支えていく役割もあると思います。

彼自身もまだまだ人間的に若いところがありますし、それは僕自身もそうです。キャプテンというのはチームの中心で、自分一人で頑張るのではなくて周りを引き連れる存在です。若い選手もいればベテランの選手もいる中で、一つにまとめていかないといけません。彼に全部押し付けるとか任せることは難しいし、その中で彼自身の成長を手助けできればと思います。たとえキャプテンとか副キャプテンという役職ではなくても、高橋選手、橋内選手、村山選手、山本(康裕)選手とベテランがいます。そういう選手たちと協力し合って、良いチームを作り上げていきたいです。

――このチームの成長の余地はどう感じていますか?

昨年から大きくサッカーのスタイルが変わってきたと思います。頑張るチームというのは普通で、どのチームも頑張れます。もっとがむしゃらに頑張れば勝てるのかと言われたら、それだけでもありません。柔軟に対応していかないといけないし、自分たちのスタイルを確立していかないといけない。その中で霜田さんが招へいされて、仕組みの中で意図的にゲームをコントロールしながら勝利を目指すスタイルにチャレンジしている段階。自分はその力になれると思うし、そういうチームを作り上げていきたいです。

あとは「うまい」だけでは勝てないので、「強い」チームになれるように頑張っていきたいです。

――大宮時代以外に、キャプテンや副キャプテンの経験はありましたか?

ないと思います。若いときはギラギラしていて、自分が上に行くためにやっていました。チームをまとめるという意味では、いろんな選手たちを見てきて成長してきた部分もあります。年齢も重ねてきて、そういう立場になってきたという実感はあります。


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