【試合後コメント】J2昇格プレーオフ決勝 富山戦 ※無料配信
常田 克人(DF)
――1-2の状況から途中出場しました。どのようなことを意識しましたか?
あのまま逃げ切るというところで入りましたけど、勝たせられなかった…という、それだけだと思います。みんなその時に置かれた状況で100%のプレーはしていたと思います。
2-2になってロングボールに対して前線に入って、終わってみればもう少し良い折り返しができたんじゃないかとか…そういうのは結果論なので、今何を言っても意味はないですけど、攻守においてもう少し自分の力を、今日の試合だけじゃなくて今シーズンを通じて出し切れた感じではなかったです。
今日の試合に関しても、モヤモヤした気持ちで終わってしまいました。
チームとしては終盤で連勝があったりしましたけど、自分はその試合に関わっていなかったので、「ここまで連れてきてもらった」という言い方が合っているのかなと思います。
菊井 悠介(MF)
――昇格にあと一歩届きませんでした。心境を聞かせてください。
これがサッカーだなと思いました。最後はなんとか自分が勝たせたいという気持ちでゲームに入りましたし、そこまで来ていたので本当に悔しいです。1年間一緒に戦ってきたチームメイト、スタッフ、監督、フロントの皆さん。みんなに申し訳ない気持ちでいっぱいです。
――1点を返された後には、チームとしてどんな共有をしていましたか?
「引くことはやめよう」と話をしました。3点目を狙いに行く中でも、そんなにリスクをかけて狙いに行くというよりは、1点を守り切るという共通認識もできていました。相手のほうが強くて、自分たちが弱かった。それだけだと思います。
――今日も多くのサポーターが声援を送っていました。
どんなときでも、自分がよくないときでも本当に力を貸してくれました。最後は自分の力で皆さんに喜んでもらいたいと思っていました。10番として、キャプテンとして、最後に仕事ができませんでした。
「来年も戦ってください」というのは、簡単に言えることではありません。たくさんの方に応援してもらって、このチームのキャプテンをやってよかったと思うし、最後は本当に勝たせてあげたかったという気持ちだけです。
たくさんの方に応援してもらったことは、本当に幸せでした。新体制で10番の発表があった時の歓声はすごく励みになったと同時に、とんでもない重圧に変わったのは今でも忘れられないです。
その重圧をモノにしてこそ山雅の10番だと、1年間奮い立たせてやってきました。
サポーターになんと言ったらいいかわからないですけど、キャプテンとして選手を代表して、1年間本当にありがとうございましたと伝えたいです。
橋内 優也(DF)
――試合をクローズする役割で入りました。どのような部分を意識していましたか?
やることをハッキリさせたいと思ったのと、もう少しラインをコンパクトにしたかったですけど、どうしても前線も疲れていてできなくなり、プレッシャーをかけられなくて下がってしまいました。
今は何を言っても仕方がないし、しかも(2失点目の)最後は自分の前でやられたので申し訳なかったです。(クロスの軌道が変わる)イレギュラーがあったといえ、そこは反応しないといけない場面でした。
――守備が安定してきた終盤戦の中で2失点するケースはありませんでした。
2-0からの次の1点がどちらに入るかでゲームは大きく変わると思っていました。どちらも入らずにそのまま10分、15分耐えていれば、また違った展開だったかもしれないですけど、それは本当に結果論。最終的に自分が出てしっかりクローズできませんでした。それが一番悔しいです。
――在籍が長い中で、今回J2に昇格するという思いは強かったと思います。届かなかったことに対する受け止めはいかがですか?
申し訳ない、しかないです。これだけ頑張ってくれた選手たちもそうだし、ここまで足を運んでくれている人もそう。自分たちに期待してくれている人たち、支えてくれている人たちも全て、結果を出せなかったことを申し訳ないと思っています。
最終的には(J2昇格)プレーオフ決勝まで駒を進められましたけど、スタートは優勝と自動昇格を目指していました。最終的にはプレーオフでも届かなかったので、何かが足りなかったんだと思います。
佐相 壱明(DF)
ーー後半は難しい展開になってしまいました。
前から(プレスに)行く意識で入りましたけど、やっぱり向こうも選手が代わってより圧力を持ってきた中で、相手のペースになってしまったのがいけなかったと思います。チームが負けたのももちろん本当に悔しいんですけど、自分が何もできなかったというのが悔しくて情けないです。
ーー終盤の5連勝でプレーオフに滑り込んだシーズンでした。
昇格プレーオフまで来られたのは自分の財産になりますけど、やっぱり最後の最後で力を発揮しきれない。わかっていた課題が出てしまったと思います。それがなぜなのか。メンタルなのか、シンプルに技術なのか。もっと見つめ直してやらなきゃいけないと改めて強く思いました。