【キャンプレポート】鹿児島での雪にも負けず シームレスな組織へ ※一部無料
第2次鹿児島キャンプ第2日は4日、鹿児島県立鴨池補助競技場で午後練習を行った。九州南部にもこの冬で一番の寒気が流れ込み、鹿児島市内も気温2.5℃の寒さ。横殴りの雪も舞う中でのトレーニングとなり、安全面などに配慮して練習時間を60分程度に短縮した。
午前はオフとし、午後からのリスタート。そのはずだったが、いきなり洗礼を浴びた。トレーニングの途中から雪が強くなり始め、ピッチはうっすらと雪化粧。スパイクの裏に水含みの雪がこびり付いたり、表面だけ雪に覆われたピッチに足を取られたり。ケガのリスクを考慮し、当初予定よりも時間を短くした。
それでも、予定していたセッションは全て消化。ペース走も含めたフィジカルメニューから始まり、ボール回しや6対6+フリーマン2人のメニューなどを行った。テーマは「シームレス」。攻撃、守備、また攻撃――と、頭も身体も休ませない連続した動作を意識付けた。
キャンプの当初から植え付けてきた切り替えの要素。早川監督は「まだまだ、習慣化できているまでではない。やはり休みたがる、楽をしたがる部分もあるので、そこはずっと言っていきたい」と評価の水準は厳しい。反射的に身体が動くよう習慣化させていきたい考えだ。
寒さの中でも短時間で集中したトレーニング。とはいえ終了後は一気に寒さに襲われ、口々に「キャンプに来た意味…?」「鹿児島でこんなに降ったのは初めて」「今年のどこよりも一番寒い」と身をすくめていた。
早川監督と選手2人(山本龍平、田中)のコメントをお届けする。
早川 知伸監督
――今日は雪の影響もあって、メニューの調整もしたのでしょうか?
メニューは変わらずやろうと思っていました。寒さと雪も想定している中で、どれくらいできるかというところでしたけど、時間とセット数を少し減らした形にはなりました。スパイクの裏が凍ってしまっていたので、滑ると嫌だなと思いながら、ちょうど1時間はできました。オフ明けなので、もう少しできると思ったんですけど…(笑)。
――メニューとしては、攻撃にフォーカスしていた印象を受けました。
プレーを止めないで動き続けようというのは、ずっと思っているところでもあります。そこは今日も意識しながらやってほしいところでした。昼にトレーニングマッチのフィードバックもして、そこでもそういう話をしました。