【試合後コメント】第1節 北九州戦 ※無料配信

菊井 悠介(MF)

――拮抗したゲームを制することができました。

自分たちもやりたいことをやれたかと言われればそうでもないですけど、相手にやりたいことをなかなかやらせなかった自分たちもいると思うので、お互いさまというところもありました。

こういうゲームで引き分けるのはよくある中で、自分たちが勝ちきれたのは去年、一昨年から成長できている部分じゃないかと感じました。

相手のセンターバック2人がかなり良いボールを前に配球していたので、そこでターンされたり、ドリブルで入ってこられたりするところはありました。

結局はゴール前で自分たちがどうシュートブロックに行けるかというところで、特にこっちのサイドの(松村)厳とかヒグ(樋口)には話していました。

最後まであの2人はよくやってくれましたし、枠内に行ったシュートもあまりなかったと思います。そういう面はチームとして成長している部分だと思います。

――先制点をアシストしたセットプレーは、どのような狙いがありましたか?

真ん中にサインを入れて、ノノ(野々村)と(二ノ宮)慈洋が入ってくるのは見えました。どちらか2人に合ってくれればと思って蹴りました。

セットプレーはボール次第なところはあるので、自分のキックの質を上げていければ、中に強い選手がいるので決めてくれると思います。もう少し自分の質を上げていきたいです。


山本 龍平(DF)

――勝ち越しのシーンではすごく喜んで前に行っていました。

行っちゃいました。うれしかったですね、内容が悪い試合だったので、最低引き分けでも…というメンタリティではありました。

劇的に勝ち越しできたのでめちゃくちゃよかったです。

――前半、自分が出ている中でのプレーやチームの流れはどう感じていましたか?

苦しい流れが続きましたし、クロスも何回かありましたがなかなか合いませんでした。

ビルドアップも若干うまくいっていなかったので、「耐えたかな」という感じです。

相手にクロスも何本か上げられましたが、ディフェンスラインでしっかり跳ね返して0-0で折り返せたのは評価できると思っています。

――元山雅の3人とプレーして感慨深いものもありましたか?

自分は(ルーキーイヤーの2019年に)1年目で一緒にできていなかったので、公式戦で同じピッチに立ててよかったと思っています。


村越 凱光(MF)

――得点シーンは良い形でボールを奪えました。

それまでにサイドバックにつられながら守備をすることが多かったので、あまりボランチに行くことはなかったですけど、あの時間帯で「蹴るかな」と思ったところで僕らも結構前から行っていました。

もし繋いできたらチャンスかなと思いながら、かけではありますけどパワーを持ってプレッシングをかけた結果、ああいう形で取れました。

――シュートも非常に落ち着いていたと思います。イメージはいかがでしたか?

1タッチしてから打とうと思いましたけど、入らない気がしたので2タッチ目をしました。また打とうと思ったんですけど、「これもまだ入らないな」という距離感でした。3タッチ目でしっかり顔が上がって、GK以外の相手の立ち位置とかも見えた中で、コースは狙い通りじゃないけど気持ちで押し込んだ感じです。

――4―4―2にシステムを変更してからゴールが生まれました。そこからうまく相手のミスを誘発できたところもあったのでしょうか?

4―4―2にする時点で、監督の「絶対に勝ちたい」という意思が伝わりました。だからこそ時間は少なかったですけど、もっと前からガンガン行って、相手のミスを誘って…。僕らがカウンターで出ていくチャンスも多かったと思うし、そういうところを狙っていけたらという意図はありました。

――最近は途中から試合を動かす役割を担っています。どんなイメージを持っていますか?

交代した選手がギアを上げないといけない中で、それができる選手が今はなかなか少ないと思います。

スタートで出られないとなったときの役割は、今日みたいに試合を決定づけるゴールだったり、(失点)ゼロで抑えるだったり。その役割に徹しているというか、僕が入ったことによってギアを一段階、二段階上げられるような選手になりたいです。

スタートで出られない悔しさはありますけど、違う形でチームに貢献できたらいいなと、常にポジティブなイメージを持ちながらやっています。

――難しい試合を自分のゴールでモノにできましたが、どのように受け止めていますか?

先に点を取りましたけどすぐに同点に追いつかれて、流れが良くない感じはありました。その後も結構押し込まれる時間帯が多かった中で、「マズいんじゃないか」と思いましたけど、実際にピッチに入ってみるとネガティブになるような要素はあまり感じなかったです。

だからこそセカンドボールだったり前を向いたときの仕掛けだったり、間で受けたりというプレーを増やしていけたと思います。

僕のゴールではありますけど、全員がラインを下げずに頑張って上げてショートカウンターというのが、最後のゴールに繋がったと感じます。

――試合後はゴール裏で腕立て伏せのパフォーマンスを披露しました。

踊る元気はないので、筋トレならまだ…(笑)。リズム感がなかったので、ちょっとやろうかなと思いました。


田中 想来(FW)

――今日の試合を振り返っていかがですか?

今日は全員が泥くさく球際のところで戦って、最後のところも身体を張って、全員で勝ち取った勝利だと思っています。

課題は多いですが今は素直にうれしいです。

――最後の得点シーンを振り返ってはいかがですか?

点がほしかったので、「とにかく前に前に」というイメ―ジがありました。僕が行った後ろをしっかりついてきてくれた結果、得点につながったと思っています。

(後ろは)見えてはいなかったですが、ついてきてくれると信じていました。しっかりついてきてくれましたし、ああやって最後決め切ってくれたので本当にうれしかったです。

――守備で頑張れることも自身の良さでもあると思います。それを出せた試合ではないでしょうか?

それはそうだし、多分監督もそれは分かってくれていることだと思います。僕に出されているタスクの一つでもありますし、守備の面でいったら今日は及第点は取れたのかな…と思います。

もっとよくなるところも変えなければいけないところもあるので、映像で振り返って改善できればと思います。

――90分間走るのキツくはなかったですか?

めっちゃキツかったですけど、やるしかなかったのは分かっていました。

来てくれたサポーターのみなさんの声援が足を動かしてくれたと思います。